毎週土曜日00:30（金曜深夜24:30）より、TOKYO MXにてアニメ『ヘヴィーオブジェクト』が放送されています。
以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
このあとTOKYO MXにて24:30からヘヴィーオブジェクト第2話の放送です！いよいよクウェンサーたちの戦いが始まります…！ http://t.co/tMiTfAALnb (くろこ) #heavyobject pic.twitter.com/rQyjAwxq4W
— ヘヴィーオブジェクト公式 (@ho_anime) 2015, 10月 9
2015年10月10日の放送は第2話「ガリバーを縛る雑兵たち アラスカ極寒環境雪上戦Ⅱ」でした。
イントロダクション
「結局、戦争はなくならなかった」
「地球という惑星の隅々まで開発の手が伸び、高出力のレーザーが気軽にシャトルを打ち上げ、一部の権力者が月面に別荘を建てるような時代になっても、人は人と争う機構を、自分の精神から取り除くことが出来ずにいた」
「そう――ただ、変化はあった」
「超大型兵器――オブジェクト。本体だけで全長50ｍを越えるこの新兵器は、登場と共にこれまであった戦争の常識を全て塗り替えてしまった」
「とある島国によって初め提示されたその兵器は、14カ国からなる連合軍の攻撃をうけ、しかしその全てを退けた。最後には太平洋上で核兵器の洗礼を受けるが、その攻撃にも耐え、半身をアイスのように溶かしながら、残った兵装だけで連合艦隊を殲滅した」
「以来、オブジェクトは戦争の代名詞になった」
「21世紀前半の国際連合の崩壊以来、それまで存在したあらゆる国家が破綻、あるいは変貌し、大きく4つの連合体に色分けされるようになった世界。各国による地球の支配権の奪い合いは、 オブジェクト同士の『クリーンな戦争』で決まるようになった」
そんなオブジェクトの設計士を目指す学生クウェンサーと腐れ縁の相棒の兵士ヘイヴィアは、戦場で自軍のオブジェクトのパイロットである少女ミリンダに出会う。ある戦いで彼女の乗るオブジェクトが敵のオブジェクトに破壊された時、二人は生身でオブジェクトと戦うことになるのだった……
公式WebサイトのIntroductionから抜粋しました。
2話「ガリバーを縛る雑兵たち アラスカ極寒環境雪上戦Ⅱ」
主人公のクウェンサー＝バーボタージュたちのいる「正統王国」のアラスカ前線基地に、「信心組織」のオブジェクトが襲いかかりました。アラスカ前線基地に配備されているオブジェクト「ベイビーマグナム」は、信心組織のオブジェクト「ウォーターストライダー」に破壊されてしまいました。ベイビーマグナムに搭乗していたミリンダ＝ブランティーニは脱出していてセーフ……でもないです。
ミリンダ、通称「お姫様」は敵の注意を引きつけるために救難信号をあげ、信心組織の兵に捕らえられてしまいました。ミリンダのようなオブジェクトの乗り手はエリートと呼ばれていて軍の機密の存在らしいです。そんなエリートが敵国に捕まると……。それを知っているクウェンサーと彼のパートナーのヘイヴィア＝ウィンチェルがミリンダを救出し、3人で逃げることになりました、という感じです。
信心組織のウォーターストライダーは第2世代のオブジェクトで、『機動戦士ガンダム』に出てくるモビルアーマー、アッザムのような外観です。ウォーターストライダーはアメンボの意味。脚部のデザインや、雪の上をフロートして滑るように移動する様子はまさにアメンボです。プラズマ砲がメインの武装になるのでしょうか。雪や起伏に富んだフィールドに特化させたオブジェクトと言っていたような言っていなかったような。第2世代のオブジェクトはある環境の攻撃に特化された機体で、ベイビーマグナムら第1世代のそれはあらゆる地域あらゆる天候に対応するマルチロール機と言っていましたか。
疑問なのは、どうしてオブジェクトにパイロットが乗らなければならないのだろう、ということです。計器類もたくさんあったように見えたので、こういう兵器こそ多人数による遠隔操作の方が良いと思います。計器を何人かで見て、誰かが操縦、誰かが射撃みたいな。ミリンダのようなエリートを1人だけ乗せる意味みたいなものが今後明らかにされると良いです。私が納得したいだけですけど。
2話は1話から話そのものは動きました。しかし説明が多いというか、セリフが多いというか、あまり切羽詰まった緊張感は薄く、いまいち観ていて乗れないものがあります。オブジェクトのガンダムのボールのようなアッザムのようなデザインも惹きつけられるものがないので、私の中で本作の見どころ的なものを見いだせていません。3話までは観ようと思いますが、4話以降は怪しいですね。
