2011年春アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の実写ドラマ版が、昨日2015年9月21日月曜日21:00から放送されました。
目次
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
2011年春に放送されていたアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の実写ドラマ版が、2015年9月21日月曜日21:00から放送されました。
アニメを実写化した作品に良い思い出が一つもないので、観るかどうか非常に迷いました。でも駄目なら駄目でもいいか、と録画しつつ拝見しました。
アニメ1話のあらすじ
アニメ版『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』1話のあらすじです。
引き篭もり気味の主人公「じんたん」の前に、幼馴染みの少女「めんま」が突然現れる。自分の願いを叶えて欲しいと頼む「めんま」に途惑う「じんたん」は…。
というのがアニメ1話のあらすじです。
1話を観たときに、主人公の「じんたん」 の引きこもりや世間を避けて行動をする様子が、とても他人事には感じられずに胸をえぐられました。
ドラマはアニメほどじんたんのそういう部分を描写していなかったことと、心の準備ができていたこともあって、アニメ初見時ほどのショックはなかったです。
主要キャラクター
本作の主要キャラクターについてです。
主人公は「じんたん(宿海仁太、CV入野自由)」。
小学生の頃は「超平和バスターズ」の中心にいて皆を引っ張る存在でしたが、現在は高校へほとんど行かず家に引きこもっている男の子です。
ヒロインは「めんま(本間芽衣子、CV茅野愛衣)」。
アニメではロシア人のクォーターで銀髪碧眼の少女でした。
男の子のアイドル的な存在。
「ぽっぽ(久川鉄道、CV近藤孝行)」。
小学生の頃は背の小さな子分肌の男の子でしたが、今は背が高くなり高校へ行かず世界を放浪中。
「あなる(安城鳴子、CV戸松遥)」。
じんたんの高校の同級生で、高校デビューのギャル、周りに流されやすい性格。
「ゆきあつ(松雪集、CV櫻井孝宏)」。
顔・頭・育ちが良い男の子、進学校に通っている。
「つるこ(鶴見知利子、CV早見沙織)」。
ゆきあつと同じ高校に通う、真面目で大人しい女の子。
上記のメンバーです。
ドラマ版の配役
ドラマ版ではじんたん役が「村上虹郎(むらかみ・にじろう)」さんです。
村上さんは村上淳さんとUAさんの子だそうで、もうそんな年齢になっているんですねぇ……目がとてもお父さん(ムラジュンさん)に似ています。
めんま役が「浜辺美波(はまべ・みなみ)」さん。
朝ドラ『まれ』にも出演していたはずです。
ぽっぽ役が「高畑裕太(たかはた・ゆうた)」さん。
高畑さんも『まれ』に出演していますね。
俳優・高畑淳子さんの息子さん。
あなる役が「松井愛莉(まつい・あいり)」さん。
ゆきあつ役が「志尊淳(しそん・じゅん)」さん。
つるこ役が「飯豊まりえ(いいとよ・まりえ)」さん。
飯豊さんも『まれ』に出演しています。希の弟子。
ドラマ版の内容
ドラマ版『あの花』の内容です。
アニメとほぼ同じでした。
「超平和バスターズ」の6人は、毎日のように秘密基地に集まっては皆で遊ぶ仲でした.
しかし、めんまの突然の死をきっかけに関係が疎遠になってしまい、それぞれにめんまやメンバーに対する想いを胸に秘めたまま高校生(ぽっぽ除く)になっています。
高校受験で志望校に落ち、滑り止めの学校へもほとんど通わず引きこもりになっているじんたんの前に、少し成長しためんまが突如現れて、「願いを叶えて欲しい」と頼んできます。
めんまの願いとは何なのか?
実はめんま本人も忘れてしまっています。
最初はめんまの存在を信じられなかったじんたんでしたが、他ならぬめんまの願いを叶えてやろうと、かつての仲間たちに働きかけていく……という話です。
ゆきあつの女装の理由
私はアニメを本放送当時に一度通して観ただけですから、内容は忘れてしまっている部分も多くありました。
覚えている部分ももちろんありまして、例えば1話で私の胸をえぐられたことと、ゆきあつの女装と、あなるのデレ辺りは印象として強く残っています。
最終回の終わり方は正直あまり感情移入できなかったです。
ネットでは、ゆきあつの女装が一番盛り上がっていたと記憶しています。
ゆきあつの女装をした理由について、ドラマ内でもセリフでの説明は少しありましたけど、ドラマが初見の方には特に分かりにくいと思います。
あれは「めんまを好きだという気持ちから出た行動」なのだと思います。
めんまを好きすぎるから、女装をすることで自分がめんまと一体になるような感覚になっていたのでしょう。
それと、じんたんが「めんまの幽霊を見た」と発言した後に女装をしていることから、じんたんへの対抗心もあったでしょう。
じんたんだけが特別にめんまが見えるんじゃない、めんまの幽霊は超平和バスターズの皆にも見える存在なのだと、自らめんまに女装することで示したかったのだと思います。
でも、つるこにはすぐバレていましたし、皆にもバレれてしまったことで失敗に終わりました。
ゆきあつにとって(周りにも?)は黒歴史的な女装事件でしたが、あれをきっかけに思いの丈を素直に吐き出せましたから、結果オーライではあります。
ドラマあの花の感想
ドラマ版の感想です。
アニメに忠実に描かれていましたし、キャスティングも原作に近いものになっていましたし、演技も良かった(というか悪くなかったというか)ように感じられました。
前述したようにアニメの実写化に良い印象がなかったのですが、今回は成功している方なのではないでしょうか。
見始めはやはりアニメの印象が強かったために、特にめんまが原作のような銀髪碧眼ではなく日本人の黒髪黒眼になっているところに違和感がありました。
でも見終わった今は逆に実写で銀髪碧眼の方が違和感があっただろうなと感じられます。
じんたんの村上虹郎さんは憂いのある眼がとても印象的で、じんたんに合っていました。
ぽっぽはカツラをするくらいなら短髪のままで良いんじゃないかとは思いましたけど、思いの外合っていました。あなるがイメージと少し……。
ドラマはアニメに沿った内容ではありました。
ただ少々早足だったので、初見の方は付いてこられなかった人がいたかもなぁと思います。
2時間15分ほどの放送時間で1クールのアニメを描くのですから、展開が早足にならざるを得なかったのでしょう。
でもむしろよく2時間ほどでまとめられたなぁと感心しています。
私は、アニメの最終回もそうでしたけど、物語のラストにかくれんぼを持ってくる理由がいまいち分かっていません。
めんまが亡くなる日やその前日に皆でかくれんぼをしていたから、もう一度皆でしようとなるなら分かるのですが、確かそういうことはなかったと思います。
私の記憶が欠落しているだけかも知れないですが。
あのかくれんぼの関連付けができていれば感動できたかもなぁと。
あと何気にぽっぽのトラウマもほっぽらかしているような気もしますし。
実は一番きつい体験をしているんですよね、彼。
個人的に一番感動するところは、じんたんが花火の資金を貯めるために工事現場でバイトをするところです。かっけーんすよ。
おわりに
ということでドラマ版『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の放送があったので、観た感想を書いた記事でした。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 1 (ジャンプコミックス)
- 作者: 超平和バスターズ,泉光
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/09/04
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