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結界の霧の前に霧を発生させたのは誰? 砦の兵士ローレンとグルになっているのは誰? - アニメ『六花の勇者』9話「疑惑の蕾」の感想

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毎週水曜日23:30より、TOKYO MXにてアニメ『六花の勇者』が放送されています。

 

 

rokka-anime.jp

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

2015年9月2日の放送は第9話「疑惑の蕾」でした。

 

 

イントロダクション 

昔、魔神が大陸に生まれ、凶魔と呼ばれる手下を多く生み出して、当時大陸を支配していた帝国に攻め入ってこれを滅ぼしました。

人々が絶望していたところに現れたのが「一輪の聖者」と呼ばれる女性で、彼女の率いる勢力が魔神の勢力を徐々に討ち倒し、最終的に魔神を大陸の西の地に封じ込めることに成功しました。

しかし、一輪の聖者でも魔神を完全に倒すまでには至らず、魔神はいつかまた復活すると聖者は予言をします。そして、魔神が復活したとき、自分の力を受け継ぐ勇者が6人現れ魔神を追い返すであろう、とも予言しました。

その6人の勇者に選ばれる者は、一輪の聖者が建造した運命神を祀る神殿で自らの力を示します。その中から選ばれた勇者の身体には、6枚の花弁を持つ花の紋章が浮かびます。そのため人々は彼らを「六花の勇者(ろっかのゆうしゃ)」と呼びます。

実際に、今から700年前と300年前の計2回、魔神が復活し、その度に六花の勇者も現れ、魔神を封印することに成功しています。そして、今から10年前から魔神の手下の凶魔が増えていること、予言の宝珠にヒビが入り、魔を告げる水晶が曇ったことによって、1年と経たずに魔神が復活するのではないか、と言われています。

 

というイントロダクションというか、1話の台詞をまとめたものです。

 

 

 

9話「疑惑の蕾」

“地上最強の男”で主人公のアドレットと数し屋ハンスが和解したかと思ったら、2人と“沼の聖者”チャモとのバトルになりました。チャモは自らの腹に水棲の凶魔を何体も飼いならしていて、それらを口から吐き出して戦わせています。

しかし、チャモ本体は強くないみたいで、アドレットとハンスの連携からあっさり捕らえられていました。ずっとチャモが最強と言われていたので本体も強いのかと思っていたのに、肩透かしを食らった感があります。てか飼っている凶魔しか強くないなら、凶魔を統べる魔神なんて倒せないんじゃ……凶魔が魔神を倒せるとは思えないですし、そもそも凶魔に魔神を襲えるのでしょうか。

今回、アドレットは結界の霧に関する謎解きをしていました。結界発動時、アドレットが一人、神殿の扉を開けたのを見計らって、7人目が何らかの方法で霧を発生させました。アドレット達が結界の霧と勘違いをして神殿内に入ったときには、まだ結界の霧は発動していません。祭壇の剣は元々台座に突き立ててあり、アドレットたちは結界がかかっていると勘違いをしていますから、解除の方法を探すために祭壇をいじくっていました。その隙を狙って7人目が本当に結界を作動させてしまった。そして、アドレットが扉を開けるまで神殿内が密室だったことを皆に明かして、アドレットに罪をなすりつけて罠が完成した、というのがアドレットによる謎解きでした。

結界の作動方法は、剣を台座に突き立て石版に手をおいて命令する、というものでしたが、それをアドレットたちに教えたのは砦にいた兵士ローレンです。しかし、ローレンが7人目と共謀して、嘘の結界作動方法を教えたとしたら……と考えを補完しています。なるほど、これは穴がなさそうな意見で、正解な気がします。

ではどうやって森全体に霧を発生させたのか。フレミーが言うには、“霧の聖者”ウスパ、彼女の能力なら霧を発生させること自体は可能ですが、霧が森全体を覆うのに最低でも15分はかかるそうです。結界の霧は、長い時間を賭けて結界を張り、何年も賭けて森に霧の神の力を蓄積させたことで初めて可能になる、と。

フレミーがアドレットに見せていましたが、霧幻結界の力が込められた杭が、地下に森の無数に埋まっていました。それが霧幻結界を発生させる装置で、だから霧は一斉に発生させられたようです。そして、結界は一つの場所に一つしか張れない、二つ結界があると一つは無効化させるそうです。

となると、アドレットが推理した結界の霧の前に7人目(か7人目の仲間)が発生させたは霧は、どうやって発生させたのでしょう。結界は一つの場所に一つしか張れない、というフレミーの言葉が正しければ、の条件付きですが。

 

今回も物語はあまり進んでいないようでしたが、推理的にはかなり進んだように感じられます。アドレットの推理はおそらく正しい方向に向かっているでしょう。個人的には聞いていておかしな部分は感じられませんでした。霧の発生の部分が解明されれば決定的になりそう。あと一歩のところまで来ている感じです。

一方で、やはり“山の聖者”モーラと“刃の聖者”のナッシェタニアは今回も怪しかったです。モーラはハンスの“アドレットは7人目じゃない”という直感を主観に依るもので信じがたいとしていますが、彼女の意見はどうもアドレットが犯人である、という結論ありきで考えを巡らせ、主観まみれで意見を言っているようにしか聞こえません。

ナッシェタニアは今回、ゴルドフに対してハンスがいかに怪しいかを熱弁していました。神殿の中にハンスとモーラが入ってきたとき、ハンスさんは一度だけ自分を“姫さん”と呼んだ、と言っていました。ナッシェタニアが自己紹介をする前からハンスはナッシェタニアを王女であることを知っていた。でもその後知らないふりをしていたのが怪しい、という主張です。私は、その回の録画データは既に削除してしまっているため、確認を取れないですけど、そういったことを言っていた記憶はないんですよね。

怪しいのはモーラとナッシェタニアであることは、もはや明白だと思います。彼女らのどちらかではなく、どちらも怪しいです。以前から裏切り者が1人とは限らない、と私は考えているので。例えそれが7人目であろうとなかろうと。六花の中に裏切り者がいないとも限りませんし。

それと、他にも気になる点があります。それは、アドレットがフレミーを、ナッシェタニアがアドレットを、特別な理由もなさそうなのに強く気にかけている点です。特にアドレットは盲目なまでにフレミーを信頼していますが、それほどまでに強く信頼するほどのエピソードはこれまでなかったように感じられるので。明かされていないだけで、何らかの理由や事情がありそうな気がしてなりません。

 

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