毎週水曜日23:30より、TOKYO MXにてアニメ『六花の勇者』が放送されています。
以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
TVアニメ「六花の勇者」第7話『二人の理由』はこの後TOKYO MXにて23:30から放送! ニコ生では24:00から⇒http://t.co/8ZY6Etg7yk 誰が偽者なんだ!? (宣伝担当まっつん)#rokka_anime pic.twitter.com/VHXJs7k6df
— TVアニメ「六花の勇者」公式 (@rokka_anime) 2015, 8月 19
2015年8月20日の放送は第7話「二人の理由」でした。
イントロダクション
昔、魔神が大陸に生まれ、凶魔と呼ばれる手下を多く生み出して、当時大陸を支配していた帝国に攻め入ってこれを滅ぼしました。
人々が絶望していたところに現れたのが「一輪の聖者」と呼ばれる女性で、彼女の率いる勢力が魔神の勢力を徐々に討ち倒し、最終的に魔神を大陸の西の地に封じ込めることに成功しました。
しかし、一輪の聖者でも魔神を完全に倒すまでには至らず、魔神はいつかまた復活すると聖者は予言をします。そして、魔神が復活したとき、自分の力を受け継ぐ勇者が6人現れ魔神を追い返すであろう、とも予言しました。
その6人の勇者に選ばれる者は、一輪の聖者が建造した運命神を祀る神殿で自らの力を示します。その中から選ばれた勇者の身体には、6枚の花弁を持つ花の紋章が浮かびます。そのため人々は彼らを「六花の勇者(ろっかのゆうしゃ)」と呼びます。
実際に、今から700年前と300年前の計2回、魔神が復活し、その度に六花の勇者も現れ、魔神を封印することに成功しています。そして、今から10年前から魔神の手下の凶魔が増えていること、予言の宝珠にヒビが入り、魔を告げる水晶が曇ったことによって、1年と経たずに魔神が復活するのではないか、と言われています。
というイントロダクションというか、1話の台詞をまとめたものです。
7話「二人の理由」
“地上最強の男”で主人公のアドレットと、“火薬の聖者”フレミー・スピッドロウ、ピエナ王国第一王女で“刃の聖者”ナッシェタニア、ピエナ王国軍黒角騎士団の騎士ゴルドフ、聖者を統率する万天神殿の長で“山の聖者”のモーラ、腹の中の沼で水棲の凶魔を飼いならしている14歳の“沼の聖者”チャモ、そして猫のようなしゃべり方と猫のような俊敏な動きの剣術を操る数し屋ハンスの7人の勇者が4話で揃いました。
裏切り者の嫌疑をかけられたアドレットは、フレミーを人質に神殿から逃げていて、今回はアドレットとフレミーによる身の上話がメインとなりました。
中でも興味を引いたのは、子供の頃にアドレットが出会ったという凶魔です。ドラゴン……というとまた少し違うかもしれませんが、爬虫類系の顔をして、翼が3枚生えている、二足歩行の凶魔です。アドレットがいうには、ゴルドフくらいの背の高さで、人型で、緑色の肌色のまだら模様、という姿形です。フレミーが補足した情報では、カラスのような翼が3枚。映像では、大きな黒い翼が2枚、それに挟まれるように少し小さめの白い翼が1枚、の3枚の羽が生えていました。
フレミーは、それが凶魔の統率者の3体のうちの1体と言っていました。名前は言っていなかったと思います。統率者が3体もいるんですね……魔神→統率者→ザコ凶魔という構図ですか。統率者3体はいがみ合っているのでしょうか? こういう物語にありがちな設定ですよね、敵には幹部が何人かいるけど、派閥ができてお互いいがみ合っているという。1人は脳筋で、1人は切れ者、みたいな。あと何を考えているか分からない、ミストバーン的な奴もいるものです。ダイ大的な意味で。
一方、神殿に残ったモーラたちは、夜が明け、犯人=アドレット探しを再開することにしました。ハンスとチャモはお留守番、ですが我慢できないチャモはその辺を散歩し、神殿にはハンス1人だけいます。
7人目?のアドレットはその様子を見、彼らが2人1組で行動するとなると、誰か1人は裏切り者と二人っきりになっているため、その人の身が危険に晒されていると危惧し、自身の秘密道具が置いてある神殿へ戻ることに。当然ハンスとのバトルになりましたが……見る限り、アドレットは六花の聖者の中でも最弱なのでしょうねぇ。「地上最強」さんは「六花最弱」さんっぽい。
モーラは、ハンスとチャモで神殿を守ることを指示していましたけど、チャモに駄々をこねられ、単独行動を許可していました。その直前に2人以上で行動するように言っていたばかりなのに。チャモが最強だと分かっていて、ハンスの強さも認識しているから、この2人ならそれぞれ単独でもアドレットに負けることはない、と判断してのことなのかも知れないです。でも、早々にこの判断を下したモーラは怪しいですね。どうもモーラはアドレットを7人目にしたがっているように感じられます。確かに、アドレットの置かれている立場は圧倒的に不利です。でもそれはあくまで情況証拠でしかなく、決定的な証拠にはなり得ていないように感じられ、今、安易に彼を7人目と決めつけることは危険な段階と思います。それこそ7人目の思う壺。なだけに、モーラが7人目なのか? と疑わせます。
そしてハンスも言っていましたが、アドレットに捕らえられたフレミーがハンスを数すことも傷を負わせることもなく、自身も何も傷つかずに1人で神殿に戻ってきたことも、神殿に残っていた六花たち的には、かなり怪しく映っているでしょう。
アドレットを捜索するために、ナッシェタニアはゴルドフと2人で森へ行きました。ナッシェタニアはアドレットは7人目ではないといい、ハンスを7人目と疑っています。アドレットが7人目ではない、罠にかけられていることを証明したがっているみたいですが……以前から書いているとおり、私はナッシェタニアが7人目だと考えていて、今回の発言でもその考えをより強固なものにしています。ナッシェの7人目臭がバンバン漂ってきています。あんたがアドレットをはめておいて、いけしゃあしゃあとよくもまぁ言えたものだと、という。
なので現状怪しいのはモーラとナッシェタニアです。特に後者。ずっと言っていますが、7人目が2人以上いる(=本物が5人以下の)可能性もありそうなので、モーラとナッシェがそれぞれ別の思惑で動いている、ということも十分考えられます。何せ凶魔の統率者が3体いるのですから、モーラやナッシェがそれぞれ別の統率者と繋がっている、という危険もあるのではないでしょうか。