講談社『コミックボンボン』が約8年ぶりに復活! というニュースがありました。
子ども時代に「ボンボン派」だった私が、復活記念に当時読んでいた漫画を何作品か紹介します。
目次
コミックボンボンの復活
『ボンボンTV』としてYouTubeでチャンネルを開設して、インターネット番組を配信することになるそうです。
このチャンネルがそれみたいです。
復活といってもやはり紙の雑誌として復活してもらって初めて復活となるような、今回の復活はコレジャナイ感があるような気がしないでもないです。
コミックボンボンとは?
「コミックボンボン」とは何か? から説明します。
「コミックボンボン」は、小学館の「コロコロコミック」と人気を二分した子供向けのマンガ誌で、1981年11月に創刊。「機動戦士ガンダム」シリーズのコミカライズやプラモデルをテーマとした「プラモ狂四郎」などが人気を集めた。90年代に「コロコロ」との競争に敗れる形で07年12月に休刊したが、講談社のマンガ誌の中で知名度の高い雑誌の一つだった。
と、記事に説明があります。
私はモロ世代で、第一世代と言っていいでしょう。
コロコロ派とボンボン派がしのぎを削っていたあの時代、私はボンボン派でした。
当時から、藤子不二雄さんの「ドラえもん」が連載されていましたし、ファミコン絡みの情報が豊富だったコロコロの方が、少なくとも私の周りでは優勢でした。
ボンボンはガンダムやガンプラを好きな子が好んで購入していたように思います。
ボンボンにとって、コロコロのドラえもんポジションにあった作品は、水木しげるさんの『ゲゲゲの鬼太郎』でしょうか。
鬼太郎も大好きでした。
ボンボン派と書きましたけど、コロコロにも好きな漫画はあったので、友だちからコロコロを借りて読んでいましたね。
漫画は「ゲームセンターあらし」と「ゼロヨンQ太」と「ラジコンボーイ」が好きでした。
特にQ太が大好きで、毎月のようにボンボンの購読を止めてコロコロに移ろうか迷っていた記憶があります。
私のお小遣いではどちらか一冊しか買えなかったので。
『週刊少年ジャンプ』も、単行本の「キン肉マン」も、キン消しも、ビックリマンチョコも買わないといけなかったので……ていうか当時よくそれだけ買えていましたね、私。
好きなボンボン漫画3作品
ボンボン復活記念(?)として、当時私が大好きだったボンボンの作品をあげてみましょう。
おれのサーキット
まずは「おれのサーキット」です。ポケバイ(ポケットバイク)の漫画です。
内容は、いじめられっ子の風巻翔太くんが、偶然ポケバイに出会います。
そのとき知り合った「ノッポ」さんというお兄さんに、ポケバイに乗せてもらいます。
そこで、翔太はポケバイの速さに驚きつつも、いきなりハングオンをしてみせます。
翔太に才能を感じ取ったノッポさんは、後日行われるレースに誘ってみることに。
レースの前に練習をしていたところ、翔太たちの前に現れたのが、後に翔太の最大のライバルとなる氷室でした。
実は氷室はフリークラスのチャンピオン、つまり日本一のライダーです。
翔太はポケバイの、レースの世界を知れば知るほど氷室の背中が遠く感じるようになります。
氷室から言われた「お前はチーター、俺はライオンだ」の言葉が、物語上とても重要になっていきます。
翔太がチーターである原因は何か、チーターからライオンになるためにはどうすればいいのか……という。
最後のレースは2人のドッグファイトをもっと描いて欲しかったなぁ、というところだけが若干残念なところですけど、不満な点はそこくらいです。
他は、少年誌ならではの必殺技も出てきますし、ポケバイのスプロケットやクラッチ、エンジンなどの技術的なこと、ポケバイ本体や部品などレースをする上での金銭的なこと、そして何より家族の理解が必要なことなど、色々な角度からポケバイについて触れられていて、とても丁寧に描かれています。
ライバルの1人に荘という子が出てきて、これがまた嫌な奴なんです。
でも最後、ある必殺技を使って翔太が勝つところのカタルシスがたまりません。
その必殺技をそう使うのか、荘に! という。
必殺技といっても突拍子のないものではないですよ。
絵柄は初期こそあまり上手ではないのですが、途中からどんどん上手くなって行きます。
今はKindleでも売られているんですね。
正規のものではないのかな? よく分かりません。
こちらは中身も少し見られるみたいなので、気になった方はご覧になってください。
「おれのサーキット」の単行本は7巻出版されました。
私は実は5巻だけ持っていません。1-4, 6,7巻は持っているのですが。
プラモ狂四郎
続いて「プラモ狂四郎」です。
主人公の京田四郎たちが、自分たちの手で作ったガンプラ(ガンダムのプラモデル)を使って、シミュレーションマシンでバーチャル・バトルをする漫画です。
自分で作ったガンプラで友だち同士バトルをするなんて、当時の子供には夢のような物語でした。
アニメ『ガンダムビルドファイターズ』はこちらを参考にしているのではないか、と個人的には思っています。
本当のところは分かりません。
先ほどガンプラでシミュレーションと書きましたけど、実際にはボトムズやダグラム、ザブングル、エルガイム、ダンバイン、バイファムといったガンダム以外のアニメのロボットも多く登場しました。
かつて私が運営していたFC2ブログでも以前書いた記憶があるのですが、このプラモ狂四郎の中では、四郎が天満兄弟と彼らが作ったジオラマで戦った回が一番好きでした。
天満兄弟の小郎太と五郎太がザクの、ザクキャノンとデザートタイプのザクを使ってきたので(ザク好き)。
しかも市街地戦、やばい。
天満兄弟は三兄弟で、三男の太郎は最初、足つきジオングで四郎と戦っていたと思います。
それと、その天満三兄弟と牛若三兄弟のバトルも好きです。
確か、天満兄弟がザクⅡ(Rの高機動型でしたっけ?)2機とサイコミュ試験型ザク、牛若が高機動型ゲルググとリックドム、ネオファムを使っていましたか。
間違えているかもしれません。
「おれのサーキット」とは異なり、「プラモ狂四郎」は途中からグダる作品でして、正直、最後の方はあまり面白くありません。
個人的にはワールドシミュレーション編までは大いに楽しめました。
機動戦士ガンダム MS戦記
最後は「機動戦士ガンダム MS戦記」、ジオン軍の少年兵が主人公の作品です。
テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の外伝作品。作品の舞台である一年戦争を、テレビシリーズの敵側であるジオン公国の一少年兵士の視点から描いており、児童向け雑誌連載ながら、戦争の過酷さ、悲惨さをアニメ版以上に表現している。また、アニメ版の登場人物は黒い三連星程度しか登場しない。
Wikipediaがあるんですね……凄い。
正直言うと物語はあまり覚えていません。
Wikipediaを読んで思い出してきました。
物語よりも作者・近藤和久さんの描くザクなどのモビルスーツが格好良すぎて、その印象が異常に強いです。
あのザクなどのディテールは「近藤ディテール」というみたいですね。今知りました。
主人公のフレデリック・ブラウンは、ア・バオア・クーであれするみたいです……Wikipediaを読むまで忘れていました。
でも、記事を書いていて、ラストシーンのゲルググの残骸が宇宙をさまよっているコマが頭に浮かんできたので、それかも知れないです。
私にとって連邦軍が敵になる作品は『Ζガンダム』が初めてと思っていましたが、こちらが初でしたね。
Ζは連邦が敵というかティターンズが敵、ですか。
その他
ボンボン作品で思い出に残っている作品は他にもまだまだあります。
「ラジコンキッド」や「ファミコン風雲児」、ダグラムやボトムズ、ゴーグなどロボットアニメ作品のコミカライズもの、「ニンジャじゃ阿仁丸」という忍者ものも好きでした。
阿仁丸は『週刊少年チャンピオン』で連載され、アニメ化もされた「プラレス3四郎」の作者である神矢みのるさんが作画を担当していた作品です。
プラレス3四郎もめっちゃ好き。
おわりに
ということで、『コミックボンボン』が約8年ぶりに『ボンボンTV』として復活したそうで、ボンボン派だった私が好きな漫画3作品を紹介した記事でした。