ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

ディスディスブログ

Eテレ『にほんごであそぼ』の「椰子の実」を聴くと泣きそうになります

スポンサーリンク

Eテレ『にほんごであそぼ』では今、「椰子の実」が流れています。椰子の実は子供の頃から大好きな曲です。小学校の音楽の教科書に載っていたかと思います。

 

 

www.nhk.or.jp

 

『にほんごであそぼ』の「椰子の実」は、番組ではお馴染みの“おおたかしずる”さんが歌っています。おおたかさんは「でんでらりゅうば」などを歌っていらっしゃいますね。

“おおたかしずる”さんは全て平仮名の芸名(?)で活動をされているとばかり思っていましたが、どうやら「おおたか静流」さんが本来の芸名(?)のようです。確認のために今、ネットで調べたところ判明しました。私はこの『にほんごであそぼ』でしか彼女を知らなかったため、てっきり全て平仮名が正しいのだと……。静流をSizzleと表記していらっしゃいますが、静流が先で英語のSizzleに充てたのでしょうか?

 

おおたか静流・Sizzle Ohtaka Official Website

 

Sizzleはよく広告の業界などで使う言葉ですよね。元は物を焼いたり揚げたりするときのジュージューとする様、を意味すると思います。他にも、例えば本のページをめくるペラっとする様や、清涼飲料水などをゴクゴクッと美味しそうに飲んでいる様などにも使われる言葉かと思います。

 

話を戻して『椰子の実』です。作詞: 島崎藤村、作曲: 大中寅二。

 

この詩は1898年(明治31年)の夏、1ヶ月半ほど伊良湖岬に滞在した柳田國男が浜に流れ着いた椰子の実の話を藤村に語り、藤村がその話を元に創作したものである。 - 椰子の実 - Wikipedia

 

だそうです。ここに柳田國男が登場するだなんて思いもしませんでした。伊良湖岬というと愛知県ですか。

柳田(あるいは島崎)が伊良湖岬に漂着したヤシの実を見て、この実が遠い南の地から何ヶ月もかけ海を漂い、ようやく日本にまで辿り着いたのだと、ヤシの実の漂流を伊良湖岬の地に来るまでの自らの人生の旅路に置き換えている様子が窺え、詩を噛み締めているとこちらまで涙しそうになります。

実が元々あった場所には木が生い茂っているだろうか、と言っているところも、柳田(島崎)が生まれ故郷に残した家族は今どうしているだろうか、と猛烈な郷愁にかられ涙する柳田(島崎)の姿が想像されて……泣けます。

小学校当時は歌詞の意味など全く分からず聴いていました。ですが、どことなく寂しげな歌詞とメロディに惹かれていました。

 

 

椰子の実 … 大中 寅二 【弦楽四重奏】

椰子の実 … 大中 寅二 【弦楽四重奏】