2015年7月4日土曜日放送の『土曜スタジオパーク』にジュモクさんが出演していました。
正確にはジュモクさんの中の人、ラーメンズの片桐仁さんが出演していました。
ジュモクさんとはEテレで平日の朝07:00から放送している『シャキーン!』に登場するテレビの妖精です。
むかしむかしこどもたちを楽しませていた壊れたテレビの妖精。物知りでウンチク好きなのは、壊れる前に色々な番組から学んだ知識らしい。みんなのまとめ役として頑張っている。
公式Webサイトの主な出演者・キャラクターのページのジュモクさんの紹介テキストです。木の妖精ではなくテレビの妖精です。
街でシャキーン!を知っているお母さん方が片桐さんを見かけ、ジュモクさんだと気がつき「ほら、ジュモクさんよ」と子どもに言ったときの 、子どもたちの無の反応、「(片桐さんを見てジュモクさんとは)違う。頬がこんな(痩けている?)になっていない。(顔が)縦長だし、(髪型が)モジャモジャしているし……全然納得してもらえないですね」と仰っていました。
まぁ確かにCGのジュモクさんとは違うと思われても仕方がないですね。ジュモクさんの目とか眉毛とか口とか、メガネもそうですけど、顔のパーツは片桐さんそのままなんですけど、子どもたちにとってジュモクさんは木に覆われているテレビですから、片桐さんイコール……とはなかなか行かないのかも知れません。
ちなみに、シャキーン!における片桐さんのお気に入りのコーナーは「フレ! フレ! フラッグ」だそう。これは子どもたちが自分の大好きな物・事を書いた(描いた)大きな旗を振りながら、フレ!フレ!○○○!とそれを大声で応援するんです。
片桐さんも言っていましたけど、これがなかなか面白くて、子どもたちはとても細かいところを突いてくるんですよね、よく見ているんだなぁと感心します。
例えば、お父さんのちょっと伸びたヒゲとか、ジッパーのじ〜って上げるときの音とか、サッカーのゴールキーパーのグローブのブツブツだとか、短くなった鉛筆とかです。ジッパーを上げるときの音なんて渋いです、私もジッパー好きなのでこのとき「分かる〜」と思いました。
片桐さんは「好きなものを好きだって言えるって大事だなと思って……」と仰っていましたけど、本当にそうですね。大人は子どもの好きを遮らないようにしてあげたいものです。子どもいないですけど。
片桐さんは多摩美術大学を卒業していて、学生の頃から粘土アートを制作していたそうです。今回もスタジオに幾つか持ってきていましたし、もう一人のゲスト藤原紀香さんと司会のビビる大木さんと粘土アートを作って楽しんでいました。
スタジオに持ってきていた粘土アートは「マヨの塔」「鯛Phone5」「カエルちゃん2011」という3作品で、マヨの塔は岡本太郎さんの太陽の塔をキューピーマヨネーズ版にしたようなもの、鯛PhoneはiPhoneのケースが鯛の形になっている、カエルちゃんもiPhoneケースでした。iPhoneケースが鯛というのは街なかで使っていたら驚く、ということで藤原さんはウケていました。個人的にはマヨの塔が凄く好きです。キュート。
そんなこんなで楽しい時間でした。実は私はラーメンズはあまり知らないんです。片桐さんはシャキーン!やピタゴラスイッチなどで知る前、ドラマ『SP』で岡田准一さんたちに警護される側の役をしていたことで初めて知ったと思います。あと『ゲゲゲの女房』の貧乏神の役。