毎週火曜日21:30~ NHK Eテレで放送されている『趣味Do楽 レンズで見つける!わたしの京都 ~女子のカメラ&ライフ・レッスン~』 (http://www.nhk.or.jp/kurashi/doraku-tue/) の、2015年3月10日放送分「第6回 ドラマチックな夜景 〜いつもの風景の別の顔〜」で、夜景撮影のポイントが紹介されていたので個人的メモ。
こちらの番組はモデルであり女優、タレントである北川弘美さんをメインに据えて、彼女が京都を舞台に先生からカメラの撮影術を教わるという番組です。先生は2回ずつで交替します。全8回。
夜景撮影のポイント
- マニュアルモード
- シャッタースピード: 1/60秒
- 絞り: 開放
- ISOで明るさを調整
ということをフォトグラファーの水野歌夕さんが仰っていました。
夜間撮影はマニュアルが基本。シャッタースピードを1/60秒にすると初心者でもブレが少ない。絞りは最も明るい開放で、ISO感度は数値を上げるほど明るく撮れるが画面がざらつきやすくなる、と。
マジックアワー
暮れる前は空の色がポイントだそうです。特にマジックアワーと呼ばれる、日没後数十分だけの空の色がきれいな時間帯があるから、その時間帯を狙って撮る、と。
マジックアワーで効率よく撮影するためには、明るいうちに撮影ポイントを下見をしておくことが重要です。
マジックアワーは空がきれいだから空を多めに入れると良いそうです。
フラッシュとISOの活用
建物のディテールなどを入れたい場合はフラッシュを使う。手ブレなどで失敗している可能性を考慮して何枚か撮っておくと良いでしょう。
撮った画像が暗いと感じたらISO感度を上げて撮影する。迷った場合は異なる数値で何パターンか撮っておき、後で好みの写真を選ぶようにします。
ピントを合わせるポイント
(お寺で撮影していました)ピントは灯籠か、光の当たっているところか、屋根と空の境い目でピントを合わせます。
流し撮り
流し撮りも教えてくれていました。夜に流し撮りをすると光が帯のように伸びた不思議な写真になります。
- シャッタースピード: 1.3秒
- ISO: 400
設定はこのようにします。撮影のポイントはシャッターを押したら最初はしっかりと止め、一呼吸を置いた後にカメラをスッと動かすことだそう。動かす速さで光の帯の長さが決まります。
カメラを動かす方向は縦か横の一方だけです。縦と横をを両方動かすとブレて何を撮ったのか分からなくなります。
長時間露光
長時間露光撮影とは、シャッタースピードを遅くし、光をたくさん取り込む撮り方のことです。
こちらは三脚を使って行います。三脚を使って良い場所かどうか、撮影前に確認しましょう。
- シャッタースピード: 30秒
- 絞り: F16
- ISO感度: 100
設定は以上です。シャッタースピードが遅いため、三脚を使わないと写真がブレてしまいます。
感想
夜間撮影は面白そうなのでいずれトライしてみたいのですが、私の持っているNIKON D3000は暗い場所に弱く、私も夜に弱いため、これまでなかなか試す機会がありません。いつか他のカメラを購入する機会があったらトライしようかな。
D3000はISO 1600まで(3200まで?)設定可能で、800にすると既にノイズが走りますし、見る人によっては400から厳しいという方もいらっしゃるみたいです。そのくらい厳しい。なので屋内も難しいです。たぶん最新のコンデジの方が優秀でしょう。
その代わりと言ってはなんですが、D3000は青が綺麗に撮れるそうです。私は他にカメラを持っていないので比較をすることができません。
こちらにはD3000で撮影された画像一覧があります。皆さんお上手です。
私が撮影した画像です。下手ですし、センサーかレンズにシミなどが出てしまっていますが、こちらも良かったらご覧になってください。
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D3000はもう作られていないと思います。Amazonにはまだ新品があるみたいです。5万円ほどですか、私が購入したときもそのくらいの値段だったような。バリアングルモニターどころかライブビューもなく、動画撮影モードもありません。でも余計なものを削ぎとって写真撮影に特化している潔さが私は好きです。