Eテレの人気番組『0655(ゼロロクゴーゴー)』では、2020年4月2日から新コーナーが始まっています。
新コーナータイトルは「小さなぎもんを みすごすな! 仮説小学生」です。
目次
Eテレ『0655』
まずは『0655』がどのような番組なのかを説明しましょう。
0655は、1日のはじまりをつくる5分番組。
「日めくりアニメ」「おはようソング」などの楽しいコーナーで、あなたを送り出します。
『0655』の公式Webサイトには上記引用部のように書かれています。
平日06:55-07:00に『Eテレ』にて放送されている5分のミニ番組です。
新コーナー「仮説小学生」
2020年3月30日から2020年度の放送が始まりました。
『0655』も同様で、2020年度最初の週の木曜日には「新コーナー」が立ち上がっています。
以前にも、当ブログで新コーナーの告知が番組内であったことをご紹介しました。
そのとき紹介したコーナーがいよいよ始まったということになります。
「小さなぎもんを みすごすな! 仮説小学生(かせつ・しょうがくせい)」
コーナーのタイトルは冒頭からお伝えしているとおりです。
内容
「仮説小学生」の内容についてです。
朝、学校に登校中の小学生が2人並んで通学路を歩いています。
2人のどちらかが、身近な物や出来事のちょっとした疑問を持ち出します。
1人が疑問について「○○○事件」と名前をつけ、疑問に対する仮説を立てて、自分たちなりに答えを導き出そうとします。
2人の討論(?)がある程度のところまで行くと、さらにもう1人の小学生が登場し、2人に答えを教えてあげようとします。
説明が核心へ迫ろうかというタイミングで、学校のチャイムが鳴ってしまい、3人は仮説のことなどすっかり忘れたかのように慌てて校舎へと駆けていきます。
そういうコーナーです。
- シャボン玉のストローのほっそい穴、どうしてあいとんのか? 事件
- 肉まんの紙 はがしたとき、どうして皮が少し残ってまうんか? 事件
記事作成現在、2つの事件が2人の間では勃発しています。
映像は、登場人物や町中についてはアニメーションで描かれていて、仮説の内容部分は実写であることが多いです。
疑問を提示して仮説を立てあれこれ討論をする小学生2人の声を担当するのは、お笑いコンビ「ロッチ」の「中岡創一」さんと「コカドケンタロウ」さんです。
アニメの外見もお二人によく似ています。
小学生のうち中岡さんが担当するキャラクターは「ナカっち」というあだ名でした。
コカドさんのキャラ名は何でしたっけ? コカっち?
仮説の解答を教える小学生「マス田」くんの声担当は、元NHKアナウンサーで現在はフリーアナウンサーでしょうか、「石澤典夫」さんと思います。
アニメの外見も石澤さんによく似ています。
「マス田」は「マスター」から来ているネーミングと思われます。
どうしてマスターなのかは、次の項目を読んでいただくとおわかりいただけるかと。
「BAR仮説」の派生版
新コーナー「仮説小学生」の内容は、2018年度からでしたか、主に姉妹番組『2355(にーさんごーごー)』で放送されているコーナー「BAR仮説」とほとんど同じです。
派生版と言って良いでしょう。
BAR仮説
「BAR仮説」の説明をします。
仕事帰りと思われるサラリーマンが2人、夜のバーで呑んでいます。
2人のどちらかが、身近な物や出来事のちょっとした疑問を持ち出し、疑問に対する仮説を立て、自分たちなりに答えを導き出そうとします。
毎度、バーのマスターは2人の疑問の答えを知っていて、2人の討論(?)がある程度のところまで行くと、2人に答えを教えてあげようとします。
しかし、2人はマスターの言葉を制して、「まだまだ仮説を楽しませて〜」と言ってコーナーが終わります。
毎回、疑問に対する明確な答えは出ないまま、視聴者は仮説の解答を得られないまま、コーナーが終わっていくのですね。
映像は、登場人物やバー内部についてはアニメーションで描かれていて、仮説の内容部分は実写です。
サラリーマン2人の声を担当するのは、先ほどと同じく「ロッチ」の「中岡」さんと「コカド」さんです。
アニメの外見もお二人によく似ています。
バーのマスターの声担当は「石澤典夫」さんでしょう。
やはりアニメの外見も石澤さんによく似ています。
仮説小学生とBAR仮説の違い
ここまで「仮説小学生」と「BAR仮説」の説明をしました。
小学生かサラリーマンか、物語の舞台が町中かバーかの違いがあるだけで、両者の芯の部分は同じです。
しかし「異なる点」が1点あります。
それは「解説編」があるかないか。
仮説小学生。
明日は解説編をお送りします。
それまで皆さんもレッツ仮説!
「仮説小学生」の終わりには上記引用部のようなナレーションが入ります。
「仮説小学生」は毎週木曜日、仮説の解説編は毎週金曜日に放送されます。
24時間、視聴者のみんなも考えたり調べたりしてね、ということです。
「BAR仮説」は基本的には解答を示してくれません。
海の家でしたっけ、そこでの仮説「アイスの氷菓のカップはどうして凸凹なのか? 」みたいなお題目の回には答えを教えてくれましたが。
全ては教えてくれない
「仮説小学生」に解説編があると言いましても、答えの全ては教えてくれません。
「ここから先は自分で考えみてくださいね」
とマス田くんが言って解説編は終わりです。
シャボン玉のストローのほっそい穴も肉まんの紙も、調べればわかる内容なのでしょう。
考えることや調べることは答えそのものより尊い。
おわりに
ということで、Eテレ『0655』の2020年度の新コーナー「仮説小学生」について書いた記事でした。