NHK連続テレビ小説『エール』が3月30日月曜日から始まりました。
ところが2020年4月4日土曜日にはドラマの放送はありませんでした。
目次
朝ドラ『エール』
朝の連続テレビ小説は2019年3月30日から『エール』が始まっています。
昭和を代表する作曲家となる古山裕一(窪田正孝)と、その妻・音(二階堂ふみ)。音楽とともに生きた夫婦の物語「エール」
録画データの番組内容には上記引用部のように書かれています。
第1週「初めてのエール」
2020年3月30日月曜日からの『エール』は第1週「初めてのエール」が放送されていました。
大正時代。福島の老舗呉服屋の長男・古山裕一(石田星空)は不器用で内気な少年で、いじめられがち。しかし担任の藤堂先生(森山直太朗)の勧めで作曲を始めると、秘めた才能を発揮する。一方、父の三郎(唐沢寿明)と母のまさ(菊池桃子)は店の経営に行き詰まっていた。そこに裕一の伯父・権藤茂兵衛(風間杜夫)からある申し出があり…。ある日、音楽家を夢見る裕一は、ガキ大将の村野鉄男(込江大牙)の秘密を知ってしまい!?
webサイトの「あらすじ」ページにあった第1週「初めてのエール」の説明は上記引用部のように書かれています。
モデルは誰?
朝ドラ『エール』の主人公は「窪田正孝」さんが演じる「古山裕一」です。
「二階堂ふみ」さんが演じる妻の「音」がヒロインです。
裕一のモデルは誰でしょうか?
裕一のモデルは「古関裕而(こせき・ゆうじ)」さんだそうです。
昭和を代表する作曲家ですね。
音のモデルは古関の妻「金子」さんだそう。
金子さんは声楽家で詩人でもあるのですか。
古関裕而さんは、プロ野球・阪神タイガースの「大阪タイガースの歌(六甲おろし)」や同じく読売ジャイアンツの「巨人軍の歌(闘魂こめて)」、夏の甲子園の「栄冠は君に輝く」、「モスラの歌」などを作曲した方です。
古関裕而さんのお名前を知らなくとも、氏が手掛けた楽曲を聴いたことがない人はいないのではないか、というくらいの方でしょう。
土曜日の放送がない!
毎週土曜日は、通常なら朝ドラの週の最終回が放送されます。
ところが2020年4月4日土曜日の放送は「総集編」でした。
実は朝ドラは今回の『エール』から、それまでの週6回の放送から週5回の放送に大きく変更されています。
よって、『エール』の毎週土曜日の放送はその週を振り返る「総集編」になったようです。
朝ドラ週5放送の理由
週6回の放送から週5回の放送へ短縮された理由は何でしょう?
働き方改革?
ネットで調べると、週5に短縮された理由はどうやら「働き方改革」の一環のようです。
1回15分を週6回放送するのですから、毎週90分放送される計算になります。
当然ながら収録は90分よりもずっと多くの時間を費やすでしょう。
収録して終わりではなく、そこから放送時間内に収まるよう編集するのですから、スタッフさんの労力は大変なものでしょうね。
『あさイチ』との流れ
個人的には『あさイチ』の存在も、朝ドラが週5放送になった理由の一つにあるのかなと思っています。
直接的な理由ではないでしょうけど。
NHKの朝の情報番組『あさイチ』が始まって以来、朝ドラと『あさイチ』はセットのような存在になりました。
『あさイチ』のオープニングトークで、出演者たちが直前に放送された朝ドラの感想を話す流れがあるからです。
なので『あさイチ』の視聴者は、オープニングトークの内容について行けるように朝ドラを観る。
朝ドラを観た視聴者も、『あさイチ』の出演者がオープニングトークでどのようなドラマの感想を話すのだろうと『あさイチ』を観る。
結果として双方の視聴率をアップさせる=視聴者をNHKから他局へ流出させない、そういう効果を生んでいると思います。
ところが前作『スカーレット』まで、朝ドラは週6回の放送でした。
週の最終回が土曜日に放送されるため、平日しか放送されない『あさイチ』は週の最終回の感想を直接に受けることができませんでした。
翌週月曜日になって、月曜日と先週土曜日の分もまとめて受けることになって、「情報の鮮度」を保てていなかったのですね。
それが今回『エール』からは週5回の放送となりました。
週の最終回が金曜日となったおかげで、朝ドラの週最終回も放送の流れのまま『あさイチ』で鮮度の高い受けをすることができるようになりました。
良い効果が生まれるのではないかと個人的には期待しています。
朝ドラおじさんは誰?
今作『エール』から週5回となり、毎週土曜日の放送は総集編になったと書きました。
その総集編では「朝ドラおじさん」なるナビゲーターが登場しています。
視聴者と一緒に物語を観つつ、解説や感想を話してくれる「朝ドラおじさん」は誰か?
朝ドラおじさんの正体はお笑いコンビ「バナナマン」の「日村勇紀(ひむら・ゆうき)」さんでした。
「ナビゲーターはですね、朝ドラが元気の源、『朝ドラおじさん』ことバナナマン・日村勇紀です。よろしくおねがいしま〜す」
そのように自己紹介していました。
おわりに
ということで、朝ドラ『エール』が始まったことと、放送が週6回から週5回へと短縮された理由などを書いた記事でした。
第1週は楽しかったです。
結構好みでした。