漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』の「10巻」を購入しました。
読んだ感想などを書いています。
目次
ガンダムが好き
『ガンダム』が好きです。
ですがヘビーなファンではないですし、観た作品も主に初期か最近のものに偏っています。
ファーストは子どもの頃に再放送で、ΖとZZはリアルタイムで観ました。
映画の逆襲のシャアはテレビで放送されたときに観ました。
OVA作品は、後にTOKYO MXで再放送された0080 ポケットの中の戦争と0083 STARDUST MEMORYを観ました。
第08MS小隊も観た気はしますけど、内容をはっきりとは思い出せないです。
最近ではUCやGレコ、鉄血、ビルドファイターズ、THE ORIGINはテレビで観ました。
漫画は『THE ORIGIN』の1〜14巻までと、近藤和久さんの『機動戦士Ζガンダム』を所有しています。
子どもの頃に『コミックボンボン』を購入していて『プラモ狂四郎』が大好きでした。
ゲームはPS2の『ガンダム戦記』や、アーケードで『連邦vs.ジオン』をプレイしたくらい。
その程度のガンダム好きです。
『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』
カドカワコミックス・エースの単行本『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』は、初めに2巻を買ってそれから1,3,4,5巻と購入しました。
たまたま本作の2巻が108円で売られていて、興味を惹かれて購入したことがきっかけです。
しかし、これからは最新刊に近づくにつれ、100円で売られる可能性は下がってくると予想されます。
今後は購入ペースが遅くなるかなと。
『ジョニー・ライデンの帰還』10巻を購入
今回紹介するのは『ジョニー・ライデンの帰還』の第10巻です。
10巻の表紙。
10巻はノーマルスーツを着用している「ユーマ・ライトニング」です。
背景に描かれているモビルスーツは「アッガイ」。
ジャブローの三つ巴戦でユーマが乗っている機体がアッガイですね。
裏表紙も「アッガイ」。
ゲルググ3機。
ライデン機とユーマ機とジャコビアス機ですか。
カッコイイ。
『ブックオフ』で購入
購入した店はいつものとおり、中古本販売チェーンの『ブックオフ』です。
毎度のブッコフ。
価格
本品の購入価格は税込み110円でした。
ではなく、実は9巻も6,7,8,9巻と同じく2020年の年始に催された20%セール期間中に一緒に購入しました。
なので80円+税の88円ですか。
20%セールでたまたま、6〜10巻までが100円で売られていました。
誰かに買いなさいと言われている気がして、まとめ買いしました。
ジョニ帰10巻の感想
『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』第10巻を読んだ感想です。
三つ巴戦
9巻に引き続いて、ジャブローでの戦闘がメインに描かれています。
「サングレ・アスル」を巡る3つの勢力の戦闘ですね。
「ゴップ」地球連邦議会議長の手持ちの部隊「ヴァースキ隊」と、「オクスナー・クリフ」連邦政府首相補佐官の手持ちの部隊というか民間軍事会社「テミス」。
そこに主人公「レッド・ウェイライン」とヒロイン(?)「リミア・グリンウッド」の『FSS』と、元キマイラ隊の強化人間「ユーマ・ライトニング」のたち、ジオンの潜水艦隊が加わった名もない混成部隊が加わった三つ巴。
宇宙へ
物語の舞台は宇宙へと進んでいきそうな10話後半でした。
「ヴァースキ」や「イングリット0」に防衛ラインを突破された「ジャコビアス・ノード」等「テミス」陣営は、「サングレ・アスル」を発射させることにします。
奪われたり破壊されたりするくらいなら打ち上げてやれという判断。
サングレ・アスルへ到達したところで、サングレ・アスルが発射準備に入っていることを知ったリミア。
サングレ・アスル内部に単身乗り込み、発射を阻止しようと試みます。
リミアたちの元々の作戦目標はサングレ・アスルの場所をレッドに教えることでした。
イングリット0と会って「ジョニー・ライデン」のことを聞くため、でしたっけ。
しかし、いざサングレ・アスルを見つけると発射されようとしています。
「マズイもの(サングレ・アスル)」が「マズイところ(ミナレット)」へ飛んでしまうと「マズイこと(アスタロス散布)」が起きてしまう。
彼女は事の詳細をわかっていないものの、直感的にマズイと感じ取ったリミアと「ボブ」と「アイシュワリヤ」は、サングレ・アスルを止めることにした、ということです。
以前の情報ですと、サングレ・アスルはサイド3に飛ぶよう組み込まれていたはず。
現所有者の「オクスナー・クリフ」が、サイド3の信頼できる人物に一時的に預けるとか何とか言っていたように記憶しています。
しかし、オクスナーの思惑など他の陣営は知りません。
他陣営はサングレ・アスルが打ち上げられるということは、ミナレットが使われると考えているのかもしれません。
レッドは、リミアが発射準備中のサングレ・アスルに乗り込んでいることを、無線で知らされます。
すると、レッドは交戦中のヴァースキとイングリット0に協力を要請します。
サングレ・アスルを止めたい、目的は同じのはずだと。
ヴァースキからは断られました。
しかし、「ついて来るのはお前の勝手だ」と、暗に協力を受け入れられます。
ツンデレ。
イングリット0を含めた3機が協力し、サングレ・アスルの発射阻止に動きます。
がしかし発射を止められず、宇宙へと打ち上げられてしまいました……。
というのが10巻でした。
ライデンの記憶
9巻終盤に、強化人間のイングリット0が駆る「ヘビーガンダム」から光が発せられました。
このヘビーガンダムにはバイオセンサー、つまりサイコミュが搭載されています。
イングリット0のニュータイプ能力(?)にサイコミュが呼応した光なのでしょう。
サイコミュの光に当てられたレッドの脳内でしょうか、その中にある「映像」が映し出されました。
おそらくそれは「ジョニー・ライデン」の記憶です。
記憶の中には幼いイングリット0やユーマ。
ミナレットの全てを知るとされる3人のうち1人で、ライデンの良い人(恋人?)である「エイシア」。
キマイラ隊の責任者、立案・創設者でもあるのでしょうか、「ヒュー・マルキン・ケルビン」と思われる男性(重要人物と思っています)。
それとキマイラ隊の管轄者である「キシリア・ザビ」。
「ジャコビアス・ノード」、「ジーメンス・ウィルヘッド」、「エメ」、「クリストバル」といったキマイラ隊のメンバーの姿も見られます。
「サイコミュの光」により、レッドの脳に施された封印が一瞬解かれて、奥底に眠らされた記憶が湧き上がってきた、ということなのでしょうか。
目が覚めたときにはレッドのままのようでしたから、完全覚醒には至らなかったようですけど。
しかし、今後覚醒するための大きなきっかけの1つにはなりそうですね。
ということは、やはりレッドはライデンなのでしょう。
もうそろそろ勿体ぶらず明かして良いタイミングではないかと思いますが。
ヴァースキもヘビーガンダムのサイコミュの光を当てられました。
ヴァースキはこの光を「Zの光(ゼータの光?)」を称しています。
「グリプス」で同じ光を見たのだそう。
『機動戦士Ζガンダム』の終盤のことを指しているでしょうか。
ラムズゴック
9巻の大きな特長は「MSV-R」です。
本巻は最近にないくらい力が入っていました。
12ページものスペースを割いています。
今回の「MSV-R」は「ラムズゴック」なる機体が扱われています。
画像がラムズゴック。
画像はノーマルの「ズゴック」です。
「MSV-R」によれば、ズゴックには幾つか問題があり、特に両碗の「アイアンクロー」についてが言及されています。
アイアンクローは、対象の装甲を貫く強度が必要なのに、腕部に設置されたメガ粒子砲を撃つときにはクローを開かなくてはいけません。
画像のズゴックの左腕の状態ですね。
そこに矛盾が生じていると。
事実、対艦攻撃時に装甲の厚い艦底部にクローを突き刺すと、クロー基部が衝撃で歪み、クローが抜けなくなる事態が発生していたそう。
本機の矛盾を解消すべく開発された機体が「ラムズゴック」であるということです。
具体的な対策は「ズゴックからアイアンクローを外す」ことを選択したようです。
クローを外し、腕部の強度を高め、ジョイントを付けて、新たにクローシールドを装着。
これなら仮に装甲に突き刺さりクローが外れなくなっても、ジョイントからシールドごと外してしまえば離脱できますね。
さらに頭頂部には、自ら打突するとき用にヒート式の「ラム」を設置しています。
「ラム (ram) 」とは「杭打ち機」とか「ピストン」とかの意味でしょうか。
ラムズゴック自体が杭でもあるし、杭打ち機でもあると。
私が認識を間違えているかもしれません。
また、ジオンが水陸両用MSを開発するに至った背景と、連邦軍に水陸両用MSが開発されなかった背景などが「MSV-R」に書かれていました。
個人的には面白い解説でした。
パーフェクトザク?
10巻はジャブローの水域内での水中戦が始まろうとしています。
本格的な水中戦は11巻になりそうです。
その水中戦で、ジオンの潜水艦から出撃したMSがとても気になりました。
画像がそれ。
ベースの機体は「ザク」と思われます。
頭部に強化装甲的な何かを被っていますが。
水中用のザクというと、「MSV」に「ザク・マリンタイプ」があったかと思います。
しかし画像はマリンタイプとは異なる機体に見えます。
どちらかと言うと、『コミックボンボン』で連載されていた『プラモ狂四郎』に登場した、「パーフェクトザク」に近い外観をしているようです。
と言っても、似ているのは頭部の装甲くらいですけど。
パーフェクトザクとは、単に強化装甲や多くのミサイルポッドなど武装を追加しただけのザクⅡの記憶です。
読んだのは大昔のことなので、記憶に誤りがあるかもしれません。
「プラモ狂四郎 パーフェクトザク」で画像検索をかけていただけば、検索結果に出てくるはずです。
興味をお持ちの方は検索してみてください。
当時から私はザク好きでしたから、パーフェクトザクも好きでした。
あり得そうな装備に感じられたのです。
あの頃の『プラモ狂四郎』は「パーフェクトガンダム」が出てきた、少し後の話になると思います。
作者や編集の間で「パーフェクト○○」を流行らせようとしていたのでしょうか。
作中では「パーフェクトガンダム2」も「パーフェクトガンダム3」も出てきたと思います。
2がフルアーマーで、3がレッドウォーリアだったかと。
おわりに
ということで、『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』の10巻が『ブックオフ』で110円の20%OFFで売られていたので、買って読んでみた記事でした。
水中戦がどのように描かれるのか楽しみです。
一年戦争後も地球に残ったままのジオン潜水艦隊の兵士たちによる、ジョニー・ライデンの退路を作るための戦いが。
機動戦士ガンダムMSV-R ジョニー・ライデンの帰還 (9) (カドカワコミックスAエース)
- 作者:Ark Performance
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/09/24
- メディア: コミック