ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

ディスディスブログ

星新一の『きまぐれ博物誌』を購入。「思考の麻痺」の冒頭の文章が素敵です。SF観もわかって面白かったです

スポンサーリンク

星新一」さんの『きまぐれ博物誌』をブックオフで購入しました。

 

目次

 

 

スポンサーリンク

星新一

星新一さん(以降敬称略)についてです。

 

星 新一(ほし しんいち、本名:星 親一、1926年(大正15年)9月6日 - 1997年(平成9年)12月30日)は、日本の小説家、SF作家。

父は星薬科大学の創立者で星製薬の創業者・星一。森鴎外は母方の大伯父にあたる。

 

- 星新一 - Wikipedia

 

星新一のWikipediaには上記引用部のように書かれています。

 

戦後に翻訳中心だった日本のSFを変化させた星新一、小松左京、筒井康隆は日本SFの御三家と呼ばれ、古典とされる名作を残している。

 

SF作家 - Wikipedia

 

SF作家のWikipediaには上記引用部のように書かれています。

言わずもがなな感もありますが。

 

私にとっては星新一の作品を読んだことがある程度で、人物も作品も特に詳しい訳ではありません。

しかも、読んだといっても読んだ時期は主に学生時代ですから遠い昔のことで、内容はほぼ覚えていないですね。

 

学生時代は通学時間に電車の中でよく小説を読んでいました。

漱石や芥川、太宰など近現代の文豪の方々を始め、星新一や安部公房、松本清張、池波正太郎、アーサー・コナン・ドイル、エドガー・アラン・ポーなどを読んでいた記憶です。

一時期は宮部みゆきさんにもハマっていました。

 

ボッコちゃん (新潮文庫)

先ほど星新一作品の内容は覚えていないと書きましたが、『ボッコちゃん』だけは異様に覚えていますね。

強く印象に残っています。

同名タイトルの書籍は、今でも家にあったと思います。

 

星新一の著作権保護はいつ切れるか

星新一は著作権の保護が切れていないと思います。

切れているなら、ネットで無料で読むことができるでしょうけど。

 

www.aozora.gr.jp

 

『青空文庫』で調べても星新一作品は掲載されていないですから、おそらく著作権保護期間内にあると思われます。

 

著作権等の保護期間の延長

著作権の保護期間はつい最近、保護期間が延長されると聞いた気がします。

 

www.bunka.go.jp

 

文化庁の「著作物等の保護期間の延長に関するQ&A」のページがわかりやすいです。

2019年現在は、著作者の死後70年まで著作物等が保護されるとのこと。

 

星新一は1997年(平成9年)12月30日に亡くなったようですから、著作権保護期間が終了するのは2067年になるでしょうか。

 

『青空文庫』などで星新一作品を無料で読むことができるのは、まだ当分先のことになります。

ブックオフの108円コーナーにあれば108円で読めますので、興味のある方はぜひ星新一作品に触れてみてください。

夏休みの読書感想文の題材にするのも良いでしょう。

 

星新一『きまぐれ博物誌』

先日、ブックオフに立ち寄ったところ、たまたま星新一の箇所が目に入って、そのうち1冊を購入しました。

 

きまぐれ博物誌

画像が『きまぐれ博物誌』です。

 

きまぐれ博物誌

108円でした。

 

きまぐれ博物誌

購入した本は昭和51年6月10日発行の初版ものでした。

ただこれはあくまでも文庫版の初版という意味と思います。

Wikipediaには1971年(昭和46年)とありますので。

 

きまぐれ博物誌

昭和51年というと1976年ですか。

2019年現在から見れば43年も前に発行された本ですから、状態はさすがに良くないですね。

黄ばみがすごいです。

 

Eテレ『100分de名著』

Eテレの『100分de名著』という番組があります。

 

www.nhk.or.jp

 

一度は読みたいと思いながらも、手に取ることをためらってしまったり、途中で挫折してしまった古今東西の“名著”。
この番組では難解な1冊の名著を、25分×4回、つまり100分で読み解いていきます。

 

公式Webサイトの「番組について」ページの一部を抜粋しました。

 

番組で2019年7月度に取り上げていた作家さんが「小松左京」でした。

サブタイトルは「小松左京スペシャル」。

先ほど紹介したように、小松左京は星新一や筒井康隆と並んで日本の3大SF作家と云われている人ですね。

この「小松左京スペシャル」を見てSF作品を読みたいという思いがベースにあって、今回の星新一『きまぐれ博物誌』の購入に至ったのだろうと自己分析しています。

  

『きまぐれ博物誌』はエッセイ集

星新一というとショートショートの達人的な認識を持ちます。

多くの方が同じ認識を持っていらっしゃると思います。

ところが本作『きまぐれ博物誌』はショートショートのSF小説ではありません。

エッセイ集です。

 

ショートショートとは?

ショートショートとは短編よりもっと短い小説のことです。

 

エッセイとは?散文とは?

エッセイとは自分の意見などを書いている散文のことですね。

散文とは定形を持たない文章、いわゆる普通の文章のこと。

 

舞台は1970年前後

閑話休題。

星新一ご本人が書いた「あとがき」によると、本書は昭和43年(1968年)から昭和45年(1970年)までの3年間に書かれたエッセイをまとめたものだそう。

 

エッセイは主に1970年前後に書かれたということで、内容は「三億円事件」だったり「公害」だったり「公団住宅」だったり、当時の世相が反映されたものになっていて、味わいがあります。

古いと言えば古い。

2019年から見れば半世紀も前の話ですから古くて当然ですけどね。

 

購入の理由「思考の麻痺」

本書の1つ目の項目に「思考の麻痺」があります。 

さらにこの「思考の麻痺」の冒頭に書かれている内容が、私が『きまぐれ博物誌』を購入した大きな理由です。

 

著作権のあれのあれで具体的には書かないですけど、思考の麻痺の冒頭には「星新一が友人たちに出した年賀状の文面」が書かれています。

 

文章を一言で表すならば「宇宙船地球号」です。

地球を1隻(機?)の宇宙船に例えて、1年という時間をかけて地球が太陽の周りを回ることを書いています。

公転一周の距離、スピードなどを具体的な数値で表しつつ。

私たちは同じ船の乗員なのだから仲良くいきましょうと挨拶をしているのです。

 

それがとても夢のある、SF的な文章で個人的に大好きなのですね。

有名な文章なのでご存じの方も多いでしょう。

ネットで検索をかければヒットするはずです。

私は手元に置いてきたかったので買いました。

 

SFの視点

本書は普段の物語ではなかなか知ることがない、エッセイならではの「星新一のSF観」をうかがうこともできます。

例えば「SFの視点」という項目です。

 

こちらも具体的に書くことは憚られますが、彼にとってのSFとは「根源的な問いかけ」であると触れています。

それが作家の使命で、作家がその意志をなくしたらSFは実質的な意味を失くしてしまう、と警鐘を鳴らしてもいました。

2019年現在のSF作品は大丈夫でしょうか? 実質的な意味を失くしてはいないですか?

 

おわりに

ということで「星新一」の『きまぐれ博物誌』を購入したことについての記事でした。 

 

本文にも書いているように50年近くも前の書籍ですから、価値観など時代錯誤を感じる箇所も少なからずあります。

その時代錯誤感を楽しむ意味でも購入して良かったです。

 

きまぐれ博物誌 (角川文庫)

きまぐれ博物誌 (角川文庫)

 

 

スポンサーリンク