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最終回。レビル将軍の「ジオンに兵なし」演説により宇宙世紀は一年戦争へと突入しました - アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』13話の感想

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毎週月曜日(日曜深夜)より、NHK総合にてアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』が放送されています。

2019年8月12日の放送は第13話「一年戦争」でした。

最終回です。

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

 

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アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』

2019年4月29日(28日深夜)より、NHK総合にてアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の放送が開始されています。

 

www.gundam-the-origin.net

 

twitter.com

 

2019年8月12日の放送は第13話「一年戦争」でした。

最終回になります。

 

あらすじ

アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』のあらすじです。

 

“赤い彗星”と呼ばれるジオン公国軍のエースパイロット『シャア・アズナブル』と、彼の妹『セイラ・マス』の運命を決定づけた悲劇の始まりと過去〜2人の兄妹の流転の物語〜を背景に、サイド3の実権を掌握しジオン公国を統率するザビ家、ランバ・ラルや黒い三連星など「一年戦争」で活躍した数々のジオン軍の名高きエースパイロットたちの若き日の勇姿、戦況を劇的に変えることとなった人型機動兵器「モビルスーツ」の開発秘話、地球連邦軍との軋轢や開戦への道程など、「一年戦争」以前の過去の物語が、映像として初めて描かれていきます。

 

公式webサイトの「INTRODUCTION 作品概要」のページにはこのように書かれています。

 

登場人物

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の主な登場人物です。

しかし、ファーストガンダムこと『機動戦士ガンダム』の登場人物など皆さんの方がよくご存知と思いますから、改めて紹介する必要を感じません。

 

    メインキャスト
  • シャア・アズナブル:池田秀一
  • アムロ・レイ:古谷徹
  • セイラ・マス:潘めぐみ
  • デギン・ソド・ザビ:浦山迅
  • ギレン・ザビ:銀河万丈
  • ドズル・ザビ:三宅健太
  • キシリア・ザビ:渡辺明乃
  • ガルマ・ザビ:柿原徹也

 

公式サイトの「MAINSTAFF & CAST メインスタッフ・キャスト」のページにはこのように書かれています。

1,2話ではキャスバル・レム・ダイクンが「 田中真弓」さん、アルテイシア・ソム・ダイクンが「潘めぐみ」さんが声を演じていました。

 

上記で紹介していない登場人物も多数存在します。

1話で登場したサスロ・ザビが「藤真秀」さん、ランバ・ラルが「喜山茂雄」さん、クラウレ・ハモンが「沢城みゆき」さん、ジオン・ズム・ダイクンが「津田英三」さん、アストライア・トア・ダイクンが「恒松あゆみ」さん、ジンバ・ラルが「茶風林」さん、クランプが「近藤浩徳」さん、タチが「北沢力」さん、ドノバン・マトグロスが「小形満」さんでした。

2話で登場したローゼルシアが「一城みゆ希」さん。

3話で登場したテアボロ・マスが「巻島康一」さん、ミライ・ヤシマが「藤村歩」さん、シュウ・ヤシマが「牛山茂」さん、ガイアが 「一条和矢」さん、オルテガが「松田健一郎」さん。

4話で登場したマッシュが「土屋トシヒデ」さん、シャア・アズナブルが「関俊彦」さん、ロジェ・アズナブルが「宗矢樹頼」さん、ミシェル・アズナブルが「進藤尚美」さん、リノ・フェルナンデスが「前野智昭」さん、ゼナ・ミアが「茅野愛衣」さん。

5話で登場したトレノフ・Y・ミノフスキーが「坂東尚樹」さん。

6話で登場したテム・レイが「坂口候一」さん、ヨハン・イブラヒム・レビルが「中博史」さん。

7話で登場したゴップが「楠見尚己」さん。

8話で登場したカイ・シデンが「古川登志夫」さん、ハヤト・コバヤシが「中西英樹」さん、フラウ・ボゥが「福圓美里」さん、ハロが「新井里美」さん。

9話で登場したゼナ・ザビが「茅野愛衣」さん、コンスコンが「竹田雅則」さん、ガルシア・ロメオが「家中宏」さん、クランプが「近藤浩徳」さん、コズン・グラハムが「丹沢晃之」さん。

10話で登場したドレンが「白熊寛嗣」さん、デニムが「大畑伸太郎」さん、ティアンムが「大川透」さん。

11話で登場したリュウ・ホセイが「田中美央」さん、メガネが「鈴木晴久」さん。

12話で登場したマ・クベが「山崎たくみ」さん。

13話で登場したがブライト・ノアが「成田剣」さん、ワッケインが「森川智之」さん、ジュダックが「志賀克也」さん、ウィリアム・ケンプが「小松史法」さんでした。

 

13話(最終話)「一年戦争」

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の13話は「一年戦争」でした。

 

 

13話の内容は、原作漫画でいうと14巻の152ページから始めから同じく14巻の終わりまでになりそうです。

アニメは原作のままではなく、シーンが端折られているか入れ替えられているかオリジナル要素を入れているかしているようですから、正確なものかはわかりません。

 

13話の内容を簡単に書きます。

宇宙世紀0079年1月15日でしたか、「ルウム戦役」が勃発し、戦闘は地球連邦軍の4分の1の戦力しか持たないジオン公国の圧勝に終わっています。

 

地球連邦の大将であるレベル将軍は、黒い三連星に捕らえられ捕虜となりましたが、キシリア・ザビや彼女の機関、ジオン軍と通じている連邦軍の兵たちによってレビルは救出されました。

ムンゾを脱出したレビルたちでしたが、脱出中にシャアの乗る「ファルメル」に遭遇してしまいます。

シャアは居てならない宙域に連邦軍の船があることで、単身船に乗り込み、乗員に意図を問います。

しかし、艦にレビルがいることを知ると、シャアは何かを察した様子で彼らを見逃すのでした。

 

こうして小惑星基地「ルナツー」に戻ったレビルは、ジオンを含む全世界に向けて声明を発します。

地球の南極では、今まさに連邦とジオンによる早期和平協定が結ばれようとしているところに、です。

 

ここで連邦がジオンと休戦協定を締結すれば、それは実質の連邦の降伏を意味する、今休戦してはならない、ジオンに反撃をするべきだとレビルは主張します。

一言で言うなら「戦争継続」の主張です。

 

南極にはジオン側の全権特使であるマ・クベ中将が来ており、彼もまた戦争継続を望んでいることから両者の思惑が重なり、これにて戦争は継続されることとなりました。

後に言うところの「一年戦争」の始まりです。

 

その頃、「サイド7」にはアムロ・レイやフラウ・ボウ、カイ・シデン、ハヤト・コバヤシ、ミライ・ヤシマ、セイラ・マスが偶然(!)、集まっていました。

そしてホワイトベースも「ガンダム」を受領するためにサイド7へ入港。

『機動戦士ガンダム』の1話「ガンダム大地に立つ!!」へと続きます。

 

理解や認識に誤りがあったら申し訳ありません。

 

レビルの演説の是非

レビル将軍の「ジオンに兵なし」の演説により、戦争の継続が決定的となりました。

一年戦争」の始まりです。

 

一年戦争とは『機動戦士ガンダム』の内容がそのままなので、ジ・オリジンをご覧の皆さんならご存知のこととと思います。

観たことがない方はぜひ一度ご覧になってください。

 

レビルの主張は正しい?

13話、最終話の一番の見どころはやはりレビルの演説ですね。

彼の継戦の主張により休戦協定はなくなり、戦争が継続されることとなりました。

 

『機動戦士ガンダム』の内容を知っている私たちからすれば、レビルの継戦の主張は結果的には正しかったと言えるかもしれません。

 

ジオンがコロニー落としを実行したことも、奴らの余裕のなさから来るもので、ルウムでのことを過大に評価するべきではない。

レビルは原作でこのようなことも言っていたかと思います。

アニメで言っていたかは観ている限り言っていなかったように思います(見逃しかも)。

レビルのこの主張もおそらく正しいでしょう。

 

「ルウム戦役」はジオンの奇襲とモビルスーツの実戦投入により連邦軍が敗れました。

しかしそれ以上に、レビルを始めとする連邦側の見込みの甘さと油断が敗因としてあるでしょう。

戦力では未だ連邦の方が圧倒的な優位にあると思われますし、以降はレビルたちも油断なく指揮を執るはずですし、モビルスーツやモビルスーツ戦への再評価も行われるでしょう。

戦争を継続すればジオンは間違いなくジリ貧になる、戦力差を考慮すればレビルの判断は正しいと思います。

 

重大な戦犯者

ですが、どうなのでしょうね。

結果的に勝ったから良かったようなものの、レビルは重大な戦犯者でもありますよね。

 

彼の声明は、ガンダム世界の人たちにとっての大きな「運命の分かれ道」になりました。

休戦されていれば一年戦争がなくなります。

リュウ・ホセイもマチルダ・アジャンも、ウッディ・マルデンも、スレッガー・ロウも、その他多くの連邦の兵士も死ななかった。

ジオン軍の兵士にしても、巻き込まれた一般人にしてもそうです。

彼らの死はレビルによってもたらされたと言えなくもない。

 

かと言って、ジオンの支配によって彼らの運命がどう変わっていたかはわからないですが。

 

内ゲバ

『機動戦士ガンダム』のストーリーをよくよく思い返しますと、ザビ家の人間たちはそのほとんどが一年戦争中に「内ゲバ」で死んでいるのですよね。

 

内ゲバ(うちゲバ)とは、内部ゲバルト(ないぶゲバルト)の略。ゲバルトは「ドイツ語: Gewalt、威力・暴力」の事で、同一党派または同一陣営などの内部での暴力を使用した抗争のこと。

 

内ゲバ - Wikipedia

 

内ゲバのWikipediaには上記引用部のように書かれています。

 

デギンは「ソーラ・レイ」に巻き込まれて死亡。

というか、ギレンがソーラ・レイの照準先にデギンがいると知っていた上でソーラ・レイを発射して殺害。

ギレンはア・バオア・クー攻防戦中に、「父殺し」をしたと妹のキシリアに背後から撃たれて死亡。

キシリアはア・バオア・クー攻防戦で、自軍の敗色濃厚となりア・バオア・クーからの脱出を図った際に、目の前に現れたシャア・アズナブルによってバズーカ砲を撃たれ死亡。

ドズルはソロモン攻略戦で戦死。

ガルマはシャアにはめられて戦死。

 

ジ・オリジンにおいては、サスロがそうですね。

 

なので仮にここで休戦していても、ジオンによる独裁は長続きしないかもしれません。

内部抗争が激化するでしょうし、シャアも彼らの命を虎視眈々と狙っていますからね。

ラル家も黙っていないかもしれない。

 

おわりに

ということでアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』第13話の感想記事でした。

 

ジ・オリジンのうち『前夜 赤い彗星』の物語はこれで終わりです。

原作をご存じない方には中途半端な終わり方に思われるかもしれません。

原作漫画では一年戦争の始めから終わりまで描かれているので、読んでいない方はこの機会に読んでみてはいかがでしょう。

 

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