毎週月曜日(日曜深夜)より、NHK総合にてアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』が放送されています。
2019年6月17日の放送は第8話「ジオン公国独立」でした。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』
2019年4月29日(28日深夜)より、NHK総合にてアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の放送が開始されています。
2019年6月17日の放送は第8話「ジオン公国独立」でした。
あらすじ
アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』のあらすじです。
“赤い彗星”と呼ばれるジオン公国軍のエースパイロット『シャア・アズナブル』と、彼の妹『セイラ・マス』の運命を決定づけた悲劇の始まりと過去〜2人の兄妹の流転の物語〜を背景に、サイド3の実権を掌握しジオン公国を統率するザビ家、ランバ・ラルや黒い三連星など「一年戦争」で活躍した数々のジオン軍の名高きエースパイロットたちの若き日の勇姿、戦況を劇的に変えることとなった人型機動兵器「モビルスーツ」の開発秘話、地球連邦軍との軋轢や開戦への道程など、「一年戦争」以前の過去の物語が、映像として初めて描かれていきます。
公式webサイトの「INTRODUCTION 作品概要」のページにはこのように書かれています。
登場人物
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の主な登場人物です。
しかし、ファーストガンダムこと『機動戦士ガンダム』の登場人物など皆さんの方がよくご存知と思いますから、改めて紹介する必要を感じません。
- メインキャスト
- シャア・アズナブル:池田秀一
- アムロ・レイ:古谷徹
- セイラ・マス:潘めぐみ
- デギン・ソド・ザビ:浦山迅
- ギレン・ザビ:銀河万丈
- ドズル・ザビ:三宅健太
- キシリア・ザビ:渡辺明乃
- ガルマ・ザビ:柿原徹也
公式サイトの「MAINSTAFF & CAST メインスタッフ・キャスト」のページにはこのように書かれています。
1,2話ではキャスバル・レム・ダイクンが「 田中真弓」さん、アルテイシア・ソム・ダイクンが「潘めぐみ」さんが声を演じていました。
上記で紹介していない登場人物も多数存在します。
1話で登場したサスロ・ザビが「藤真秀」さん、ランバ・ラルが「喜山茂雄」さん、クラウレ・ハモンが「沢城みゆき」さん、ジオン・ズム・ダイクンが「津田英三」さん、アストライア・トア・ダイクンが「恒松あゆみ」さん、ジンバ・ラルが「茶風林」さん、クランプが「近藤浩徳」さん、タチが「北沢力」さん、ドノバン・マトグロスが「小形満」さんでした。
2話で登場したローゼルシアが「一城みゆ希」さん。
3話で登場したテアボロ・マスが「巻島康一」さん、ミライ・ヤシマが「藤村歩」さん、シュウ・ヤシマが「牛山茂」さん、ガイアが 「一条和矢」さん、オルテガが「松田健一郎」さん。
4話で登場したマッシュが「土屋トシヒデ」さん、シャア・アズナブルが「関俊彦」さん、ロジェ・アズナブルが「宗矢樹頼」さん、ミシェル・アズナブルが「進藤尚美」さん、リノ・フェルナンデスが「前野智昭」さん、ゼナ・ミアが「茅野愛衣」さん。
5話で登場したトレノフ・Y・ミノフスキーが「坂東尚樹」さん。
6話で登場したテム・レイが「坂口候一」さん、ヨハン・イブラヒム・レビルが「中博史」さん。
7話で登場したゴップが「楠見尚己」さん。
8話で登場したカイ・シデンが「古川登志夫」さん、ハヤト・コバヤシが「中西英樹」さん、フラウ・ボゥが「福圓美里」さん、ハロが「新井里美」さんです。
8話「ジオン公国独立」
『前夜 赤い彗星』の8話は「ジオン公国独立」でした。
6月17日放送予定の第8話の次回予告を公開!また公式サイトでは、第7話『ララァとの出会い』の場面カットとあらすじも掲載していますので、ぜひチェックしてください。
— 機動戦士ガンダム THE ORIGIN (@G_THE_ORIGIN) June 10, 2019
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8話の内容は、原作漫画でいうと12巻の139ページから13巻の36ページまでになりそうです。
アニメは原作のままではなく、シーンが端折られているか入れ替えられているかオリジナル要素を入れているかしているようですから、正確なものかはわかりません。
8話の内容を簡単に書きます。
前回7話で行われた月面での「スミス海の戦い」において、連邦軍のガンキャノン12機がわずか5機のザクによって全滅しました。
連邦政府に亡命をしようとしていたミノフスキー博士も戦闘に巻き込まれ死亡します。
0-12の惨敗を受けて、地球連邦軍では独自のモビルスーツ開発計画である「RX計画」を、テム・レイ主導のまま推し進めることが決定されます(決定されたのでしたっけ?)。
サイド7に父のテム・レイと住むアムロ・レイは、父が開発している計画の中身を知ろうと、カイ・シデンやハヤト・コバヤシらと共に建設中の軍事区画に侵入を図りましたが……。
宇宙世紀0079年1月3日、サイド3のムンゾ共和国は「ジオン公国」を名乗り、さらにジオンの総帥となったギレン・ザビが地球連邦政府に対して宣戦布告をしました。
後に言うところの「1年戦争」の勃発です。
1年戦争とはアニメ『機動戦士ガンダム』(以降ファーストと表現)で描かれていた戦争のこと。
ジオン軍は月のグラナダとフォン・ブラウンの2年を制圧、連邦寄りの立場を取るサイド2にも宣戦布告してこれを制圧せんとしています。
地球連邦軍に対して圧倒的な数的劣勢を負っているジオン軍は、サイド2のバンチ(島)コロニーの一つ「アイランド・イフィッシュ」に毒ガスを仕掛けて住民を死亡させ、コロニーに外部エンジンを取り付け軌道から外し、地球圏へ落下させる「ブリティッシュ作戦」を進めます。
ドズル・ザビに作戦を任されたランバ・ラル中佐(原作では大尉)でしたが、命令を拒否して作戦を降り、軍をも辞めたようです。
理解や認識に誤りがあったら申し訳ありません。
ブリティッシュ作戦
8話は個人的にはあまり得意ではない内容でした。
しかし、1年戦争が始まったこと、「コロニー落とし」が遂行されつつあること、これらは本作のみならず、ファーストやその後に続くガンダムシリーズを語る上でも重要な出来事です。
※ジ・オリジンの内容はファーストと完全に一致するものではないと思えるので、私の中ではパラレルとして分けて考えています。
作戦の目的
コロニー落としこと「ブリティッシュ作戦」は何を目的に行われるのか? 行われようとしているのか?
この点については8話でドズル・ザビがランバ・ラルに語っていました。
「厚さ1,000メートルの岩盤で護られ、核攻撃にも耐えられるジャブローもこれなら保たん」
「一撃で崩壊!」
「連邦軍の指揮中枢は即死して」
「戦争は 終る!」
ブリティッシュ作戦の目的はこのセリフで説明されているでしょう。
書いたセリフは原作漫画から引っ張ってきたもので、アニメとは細部が異なるかもしれません。
7話にも登場したジャブローは、地球連邦軍の総司令部が設置されている場所です。
ここにアイランド・イフィッシュのコロニー1機を丸ごと落とせば、さすがのジャブローも一発でぺしゃんこだということですね。
ジ・オリジンの視聴者はファーストを観た経験のある方がほとんどと思いますのでご存知のことと想定してバレを書きます。
結果、コロニーはジャブローには落ちませんでした。
ジャブローを潰すという意味においては作戦は失敗します。
しかし、コロニーは途中で分解しながらもオーストラリアのシドニーでしたっけ、そこを中心に落ちて、結果地球人類は全人口の約半数を失うそうですから、地球連邦が大打撃を被ったことは確かです。
数や資源に劣るジオン軍が連邦軍との戦争を、早期に、且つ決定的に終わらせる手段として、ギレン総帥が考案した作戦になります。
だったと私は認識しています。
サイド2「アイランド・イフィッシュ」
アイランド・イフィッシュとは何でしょう?
月に近いラグランジュポイント、L4に位置するスペースコロニー群、サイド2。そのサイド名は「ハッテ」と呼ばれており、アイランド・イフィッシュはその首都バンチの名称である。
公式webサイトの「MECHANICAL」ページには上記引用部のように書かれていました。
原作だと「アイランド・イフッシュ」と表記されていた記憶です。
アイランド・イフィッシュはスペースコロニー群サイド2「ハッテ」のうちの首都バンチ(島)を指している言葉になります。
ハッテは政治的に連邦側についていたため、ジオンとは対立するコロニーでした。
月に近い場所に存在することもあって、ブリティッシュ作戦に利用されてしまったということです。
外壁で何をしていたか
8話内にアイランド・イフィッシュのコロニー外壁に、モビルワーカー的なものが何かをしている様子が観られました。
あれはどうやら「耐熱コーティング」が施されていたようです。
外部エンジンが取り付けられ、軌道から外して地球へ落とすのですから、移動や大気圏突入の際に大きな熱が発生するのでしょうね。
その対策をしていたということみたいです。
ザクⅡが登場
8話で初めて「ザクⅡ」が登場していました。
いわゆる普通の、ザクと言われて多くの方が想像するであろう機体です。
画像めっちゃ格好良いですね。
欲しい。
MS-05 ザクⅠを生産性、整備性、開戦後に変化する戦況に応じた機体の拡張性などを踏まえた改修案を取り入れて再設計し、新たな主力MSの開発が行われた。
(略)
改修が施されマスプロデュースドモビルスーツとして量産化された初期生産型のMS-06 ザクⅡは、型式番号の後ろに「C」が付けられ、「C型」と分類されることになる。
公式サイトの「MECHANICAL」ページには上記引用部のように書かれていました。
7話までにはザクといえばザクⅠ、言い換えると旧ザクしか登場していません。
それが1年戦争が始まったことでようやくザクⅡが登場しました。
8話ではザクⅡはまだ実戦配備されたばかりのようで、画面に映っていた機体は2,3機ほどだったでしょうか。
映っていた時間もごくわずかだったと思います。
私はザクⅡが大好きな機体です。
動いているザクⅡがアニメのジ・オリジンで観られて感無量でした。
シャア専用ザクⅠ
7話でも登場していた、シャア・アズナブル専用の赤いカラーリングが施されたザクⅠは8話にも登場していました。
画像はおそらく7話のシャアが搭乗したザクⅠです。
そして画像のザクⅠが8話のシャア搭乗機です。
いずれも同じザクⅠ基本は同じですけど、型式番号は7話が「MS-05 ザクⅠ」で、8話は「MS-05S ザクⅠ」と異なります。
7話のザクⅠはあくまでシャアが乗っていたオリジナルカラーというだけで中身は他のザクⅠと同じで、8話は専用機になるのでしょう。
見た目の細部は異なります。
わかるところですと、8話では左肩にスパイクが付いていますし、シールドも右肩から右腕の外側全体を覆うように変更されています。
いわゆる普通のザクのシールドになったということですね。
7話ではショルダースパイクはなく、シールドは左腕の前腕部にのみ付いていました。
武器は8話ではマシンガンがベルト給弾式に変更されていて、新たにヒートホークも見られます。
マーキングも異なります。
体当たり時にさらなるダメージを与えられるようスパイクが取り付けられた
同ページは左ショルダースパイクについて上記引用部のように書かれていましたけど、グフのショルダースパイクは、そういう意味では無意味ですねぇ。
グフのあれは権威を誇示するためとか威嚇のためとかですか?
MS-06 ザクⅡの本格的な量産が開始される直前にジオン独立戦争が開戦してしまったため、一部のMS-05 ザクⅠにはこれらのMS-06 ザクⅡ用の装備を取り付けた特別機が戦場に投入され、そのうちの1機をシャアが愛機として使用していた。
こういう事情があって8話のシャア専用ザクⅠが登場したということのようでした。
ガス欠
8話でシャアがザクⅠに乗って戦闘をしている最中、機体がガス欠を起こしている描写がありました。
原作にありましたっけ?
なかったと思います。
機体性能がシャアの技量について行けていないことを表していると思います。
こういうちょっとした描写は想像が膨らんで良いですね。
おわりに
ということでアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』第8話の感想記事でした。
ザクが宇宙空間を動いているときの映像が素晴らしく良かったです。
あれは3DCGを使っているのでしょうか?
だとすれば、3DCG特有の不自然さがなかったのでそういう意味でも驚きです。
ただやはりというか何というか、人物の心理描写は細かいなところまで描けていないかな、という印象を今回も相変わらず持ちました。
ドズルとラルのやり取りなどはもっと描き様があったと思うのですよね。
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