ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

ディスディスブログ

メルセデスが大幅な空力アップデート!2019年のF1第2回バルセロナテスト1日目はマクラーレンのノリスがトップタイムでした

スポンサーリンク

F1 (Formula 1、エフワン) 」の2019年プレシーズン・テストが、2019年2月21日から始まっています。

2019年2月26日からは第2回のバルセロナテストが始まり、26日はその1日目が行われました。

 

目次

 

スポンサーリンク

2019年ウィンターテストの日程

2019年のプレシーズンに行われるF1合同ウィンターテストの日程についてです。

プレシーズンテストは第1回と第2回の2回が、各4日間予定されています。

 

  • 第1回:2月18日から2月21日までの4日間
  • 第2回:2月26日から3月1日までの4日間

 

以上です。

毎日の開始時間は日本時間の17:00からだったと思います。

 

プレシーズンテストが行われる場所は?

プレシーズンテストが開催される場所についてです。

 

www.circuitcat.com

 

合同テストが開催されるサーキットはスペインはバルセロナにある「カタロニア・サーキット(カタルーニャ・サーキット)」です。

 

2019年F1プレシーズンテストを見る方法

2019年のF1のプレシーズン・テストを見る私の方法は以前記事にしています。

 

dysdis.hatenablog.com

 

あわせてご覧になってください。

 

2019年F1のエントリーリスト

2019年シーズンのF1のエントリーリストです。

 

www.fia.com

 

正確な情報はFIAのページをご覧になってください。

 

  • カーナンバー、ドライバー名、チーム名 (PU) の順
  • 44:ルイス・ハミルトン「メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ」(メルセデス)
  • 77:バルテリ・ボッタス「メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ」(メルセデス)
  • 5:セバスチャン・ベッテル「スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ 」(フェラーリ)
  • 16:シャルル・ルクレール「スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ」(フェラーリ)
  • 33:マックス・フェルスタッペン「アストンマーチン・レッドブル・レーシング」(ホンダ)
  • 10:ピエール・ガスリー「アストンマーチン・レッドブル・レーシング」(ホンダ)
  • 3:ダニエル・リカルド「ルノーF1チーム」(ルノー)
  • 27:ニコラス・ヒュルケンベルグ「ルノーF1チーム」(ルノー)
  • 8:ロマン・グロージャン「リッチ・エナジー・ハースF1チーム」(フェラーリ)
  • 20:ケビン・マグヌッセン「リッチ・エナジー・ハースF1チーム」(フェラーリ)
  • 55:カルロス・サインツJr.「マクラーレンF1チーム」(ルノー)
  • 4:ランド・ノリス「マクラーレンF1チーム」(ルノー)
  • 11:セルジオ・ペレス・メンドーザ「レーシング・ポイントF1チーム」(メルセデス)
  • 18:ランス・ストロール「レーシング・ポイントF1チーム」(メルセデス)
  • 7:キミ・ライコネン「アルファロメオ・ザウバーF1チーム」(フェラーリ)
  • 99:アントニオ・ジョビナッツィ「アルファロメオ・ザウバーF1チーム」(フェラーリ)
  • 26:ダニール・クビアト「レッドブル・トロロッソ・ホンダ 」(ホンダ)
  • 23:アレクサンダー・アルボン「レッドブル・トロロッソ・ホンダ」(ホンダ)
  • 63:ジョージ・ラッセル「ウイリアムズ・レーシング」(メルセデス)
  • 88:ロバート・クビサ「ウイリアムズ・レーシング」(メルセデス)

 

以上です。

レーシングポイントは2018年まで「フォース・インディア」だったチーム。

 

第2回バルセロナテスト1日目結果

2019年2月26日行われた第2回バルセロナテスト1日目の結果です。

 

 

  1. Norris (McLaren) C4 1m17.709s (80laps)
  2. Gasly (Red Bull) C3 1m17.715s (136)
  3. Stroll (Racing Point) C4 1m17.824s (82)
  4. Vettel (Ferrari) C3 1m17.925s (81)
  5. Giovinazzi (Alfa Romeo) C4 1m18.589s (99)
  6. Albon (Toro Rosso) C4 1m18.649s (103)
  7. Leclerc (Ferrari) C3 1m18.651s (29)
  8. Magnussen (Haas) C4 1m18.769s (131)
  9. Russell (Williams) C5 1m19.662s (119)
  10. Ricciardo (Renault) C2 1m20.107s (77)
  11. Bottas (Mercedes) C2 1m20.167s (7)
  12. Hamilton (Mercedes) C2 1m20.332s (83)
  13. Hulkenberg (Renault) C3 1m20.348s (80)

 

以上の結果となりました。

 

タイヤコンパウンド

タイヤのコンパウンドについて、2019年は2018年までとは仕様が異なっています。

 

 

2019年はC1からC5までのコンパウンドが用意され、C1へ行くほど硬く、C5へ行くほど柔らかいタイヤと認識すれば良いようです。

 

 

カラーは3つ用意されています。

 

  • C1:白・リングなし
  • C2:白・リングあり
  • C3:黄・リングあり
  • C4:赤・リングあり
  • C5:赤・リングなし

 

白色には2タイプあって、白色にリングが付いていないタイプがC1で最も硬く、白色にリングが付いているタイプがC2で2番目に硬いタイヤです。

赤いにも2タイプあって、赤色のリングが付いていないタイプがC5で最も柔らかく、赤色にリングが付いているタイプがC4で2番めに柔らかいタイヤです。

 

テスト5日目の感想

第2回バルセロナテスト1日目の結果を受けての感想を書きます。

以降「5日目」と表現します。

王者メルセデスにトラブル発生です。

 

 

ハイライト動画がアップされています。

ご覧になってください。

 

マクラーレンがトップ

5日目のトップタイムはマクラーレンの「ランド・ノリス」が記録しました。

 

 

1日目と2日目も速いタイムを出していて、5日目もそれらに近いものを感じさせます。

 

しかし、5日目のタイムがアピールのためであったとしても、1位を取れるスピードがあることは事実です。

2018年より強力なパッケージであることは間違いないかな、と個人的には感じています。

ネガティブな要素としては、油圧系のトラブルでストップし赤旗の原因を作っていたことでしょう。

 

レッドブルが速い

2番手タイムはレッドブル・ホンダの「ピエール・ガスリー」が記録しました。

 

 

レッドブルは4日目までタイム争いに顔を出しませんでした。

全チームで唯一PUを交換して臨むシーズンということで、基本的なセッティングやシステムチェックに集中していたのでしょう。

それらのことがクリアされたのでしょうか、5日目になっていよいよショートランのテストを始めた印象です。

 

先述したマクラーレンが柔らかめのC4で出したタイム、対するレッドブルはC4より一段硬いC3でのタイム、それで両者が0.006秒差しかないのですから、レッドブルの速さが際立ちます。

 

5日目も大きなトラブルはなく、136周で最多周回も記録していたことから、ホンダPUを含めたトータルパッケージのまとまりの良さを感じます。

Autosportの記者さんが言うにはコーナーでの挙動も安定しているみたいです。

 

レーシング.も

3番手タイムはレーシング.の「ランス・ストロール」が入りました。

「.」はポイントと読んでください。

 

 

レーシング.は比較的大人しい4日間を過ごしていましたが、こちらも5日目になって動き始めています。

C4のタイムではあるものの17秒台に入れてきましたから、中団のトップ争いをするくらいの速さを持っていることは持っているのでしょう。

ただ、あまり情報が伝わってこないチームで、正直実力の程が他チーム以上に見えません。

 

フェラーリは冷却系にトラブル?

4位にフェラーリの「セバスチャン・ベッテル」が入りました。

 

 

フェラーリは第2回から1日でベッテルと「シャルル・ルクレール」の2人ともを走らせています。

ルクレールは午前を走って7番手タイム。

 

ベッテルは安定した周回を重ねていて、ベストタイムを出したときも燃料を積んでいたのか、重そうなコーナリングだったそうです。

それでも4位のタイムを出せるのですから、やはり頭一つ抜け出ているように感じます。

 

しかし、午前中に冷却系のチェックのために長い時間をガレージで過ごしていたことで、冷却系に難がある可能性はあります。

冬の今の時期に冷却系で困っていたら、開幕戦で走る南半球オーストラリアや夏のヨーロッパでどうなるの、という。

あくまでも「チェック」であって、「トラブル」と呼べるレベルのものかは不明です。

 

ジョヴィナッツィは午前トップ

5位はアルファロメオの「アントニオ・ジョヴィナッツィ」が入りました。

 

 

ジョヴィナッツィは午前中のトップタイムを出しています。

ただC4で18秒台中盤は……速くはないかも?

 

フェラーリと同様、無理にタイムを出しに行っていない様子をうかがえ、余裕のある感じが怖いです。

余力がある気がします。

 

アルボンは安定走行

6番手にはトロロッソの「アレクサンダー・アルボン」が入りました。

 

 

トロロッソはアルファロメオと同じコンパウンドのタイヤで同じようなラップタイムを出しています。

ライバルになりそうな感じ。

 

トロロッソは無理にタイムを出そうとせず、周回を重ねていました。

5日目だけで100周を超えていましたね。

 

午前中に車体にマイナートラブルが出ていたようです。

PU側ではなさそう。

 

ハースは安定

8番手はハースの「ケビン・マグヌッセン」が入っています。

 

 

こちらもアルファロメオとトロロッソに近い立ち位置にいるように思います。

ハースとしては、フェラーリのBチームとなったアルファロメオに勝ちたいでしょうね。

 

ラッセルの充実

9番手はウィリアムズの「ジョージ・ラッセル」でした。

 

 

2日遅れで参加しているウィリアムズに新人のラッセルという組み合わせで、119周を走れていますから、充実の1日と表現して良いと思います。

遅れを取り戻すことは大変でしょうけど、名門チームの撤退という最悪な事態だけは避けてもらいたいです。

ただ居るだけというのもあれですけどね。

 

ルノーが大人しい

ルノーは、「ダニエル・リカルド」が10位、「ニコ・ヒュルケンベルグ」13位でした。

 

 

4日目に比べると大人しい5日目でした。

これは、4日目にアタックした後に2人ともマシンを止めていたこと、それが原因としてあると考えられます。

速さよりPUの信頼性が気になるのでしょう。

 

新しい「MGU-K」でしたっけ、それを投入するとかしないとかの報道があったと思いますので、その辺のチェックをしていたのかもしれませんね。

 

メルセデスは迷走中?

メルセデスは「バルテリ・ボッタス」が11位、「ルイス・ハミルトン」が12位と下位に沈みました。

 

 

またボッタスが走った午後に、油圧系のトラブルでストップしていて、午後のほとんどの時間をガレージで過ごしていました。

信頼性の高さが売りの一つという印象があるだけに、意外なタイミングでのトラブル派生です。

 

 

メルセデスは大幅なエアロのアップデートを持ち込みました。

 

dysdis.hatenablog.com

 

先日ブログでも書いているのですが、今年のメルセデスは失敗なのではないか、という疑惑が浮上しています。

 

今回の空力アップデートはそれを裏付けているようにも思えます。

4日目までの結果を受けて、5日目までの間にこれらを準備したということですね。

といいますのも、いくつか付けたフラップが剥き出しのカーボンの状態に私には見えたのです(見間違いかも)。

アップデートは予定されていたものもあるでしょうけど、全て予定されていた訳ではなく、一部あるいは大部分は4日目までの結果を受けてのものであるような。

王者が慌てている?

 

アップデートはノーズコーンやフロントウィングの翼端板の後端、バージボード周り、サイドポッド、リアウィングのTウィングなどのデザインの変更や追加があったようです。

総じてエアフローの処理を変えてきたと言えるでしょうか。

 

外観的に最も目立つエアロの変更はノーズコーンで、ノーズ先端の「PIRELLI」ロゴ辺りの両端が絞られています。

これは絞られた場所からフロア下の低圧ゾーンへ、流す空気を加速させようとしているのではないかと英国のAutosportなどでは言われていました(誤訳御免)。

翼端板の後端部分は、空気をタイヤの外側へ逃がそうとする意図がありそうです。

 

タイヤコンパウンド的にタイムを出しに行っていなかったとは思いますが、マシンのトラブルもあったことで、今のところ明確な効果が出ているようには見えません。

悪い循環に陥っているような。

 

おわりに

ということで、2019年F1の第2回バルセロナテスト1日目(5日目)の結果と、その感想記事でした。

 

メルセデスの位置も気になりますけど、中団トップ争いも気になります。

トップ3とウィリアムズの他はほとんど差がないのではないかと思います。

 

F1速報 2019年 2/22号 オフシーズン情報号

F1速報 2019年 2/22号 オフシーズン情報号

 

 

スポンサーリンク