ハンドドリップでコーヒーを淹れるために「急須スキッター」を買いました。
コーヒーポットがないときのアイデアの一つとして持っておこうと考えての購入です。
急須スキッターとは何か? についてから、使い方、使った感想などを書いています。
目次
コーヒーを始めた
2018年8月30日の当ブログの記事にドリップコーヒーを始めたことを書いています。
上に貼った記事リンクがそれです。
このとき使っていたコーヒー豆は『業務スーパー』さんで購入した「ラグジュアリッチ」というコーヒー豆です。
急須スキッター
「急須スキッター」なる道具があることをご存知でしょうか?
「急須」の読みは「きゅうす」です。
急須とはお茶を入れて注ぎ入れる際に用いる道具のことですね。
スキッターとは「素早く軽快に進む(飛ぶ)」とか「すれすれを進む(飛ぶ)」みたいな意味になるでしょうか。
画像の、私の掌に置いたものが「急須スキッター」です。
薄く細い板状の金属が2本伸びているものになります。
この細い板状のアイテムを、急須やケトル(ヤカン)、ポットの注ぎ口に差し込みます。
そのままお茶やお湯を注ぐと、線が細くなってより近いところから優しく注ぎ入れることができる。
そういうアイテムになります。
急須スキッター購入
このたび「急須スキッター」を購入しました。
『Amazon』で『パール金属』さんから出ている商品を購入しました。
価格はスキッターが2個入って「340円」(+税)でした。
そそぎ口に差し込むだけでスッキリ水を切ります
商品画像を見ると上記テキストが書かれています。
急須スキッターの本来の目的はお湯を細くすることではないみたいです。
注いだ後の水切りを良くするための道具なのですね。
急須スキッターのメリット
急須スキッターを使うメリットは何があるかを考えてみましょう。
すぐに思いつくことは、お湯の線を細くできるということ。
これが一番のメリットでしょう。
ハンドドリップはゆっくり淹れることが重要と言われます。
私もハンドドリップを始める際に、ネットで検索をして情報を見たり、本を読んだり様々な情報を得ました。
情報のほとんどで、ゆっくり&やさしく淹れること、そのためにお湯を細くする必要があることが書かれています。
お湯を細くする理由は、お湯がコーヒー粉と接触している時間(抽出時間)をより長くするためとか、静かにお湯を淹れないと穴が開いてしまい穴が開くと空気が入ってしまう(蒸す効果が減る)から低い位置から優しく注ぐとかです。
別のメリットもあります。
急須やヤカンに取り付けてコーヒーを淹れられますから、コーヒーポット(コーヒーケトル)を別途購入する必要がなくなることがあります。
こちらも大きいでしょうね。
皆が皆しっかり淹れたいとは思わないでしょう。
生豆を買って、自ら焙煎して、豆を量って、ミルで挽いて、ヤカンでお湯を沸かし、沸かしたお湯をポットに入れ替え、粉をペーパーなどにセットして、スケールで重さを量りながらゆっくり優しく注ぎ入れる。
これを毎日繰り返すことを面倒に感じる方も少なからずいらっしゃるかと思います。
家や部屋のスペースの問題もあるかもしれません。
なので、手持ちの道具でまかなえられるものならまかないたい、ポットは買わずケトルにスキッターをつけて淹れたい、と考える方もいらっしゃるかなと感じます。
急須スキッターのデメリット
今度は急須スキッターを使った時のデメリットを考えてみます。
スキッターは着脱が簡単です。
取り付け方は、急須やケトル、ポットなどのそそぎ口の直径よりも、スキッターの2本の幅を「やや大きめ」に広げて、差し込むだけです。
広げないと、そそぎ口より奥へ行き過ぎてしまう危険がありますから、そそぎ口より若干広げてから差し込むことで、そそぎ口で止まってくれます。
ところが、スキッターを付けるのはコーヒーを淹れるときだけで良いとお考えの方にとっては、その簡単な取り付けたり取り外したりする作業も面倒に思われる可能性があるでしょう。
一日に何度も飲む方もいらっしゃいますし、それが毎日となると負担が増しますから。
また、ヤカンがホーロー製の場合に、スキッターを着脱するときに内部の塗装を傷つけてしまう危険があると思われます。
これらはデメリットとしてあるように感じました。
急須スキッターが必要な人はどんな人?
急須スキッターが必要な人ってどのような人でしょう。
コーヒーポットやコーヒーケトルを持っていない人。
まず一番に思い浮かぶ対象です。
逆に考えると、私のように既にコーヒーポットを持っている方には、スキッターは特に必要ない道具かもしれません。
しかし、コーヒーポットを持っている人であっても、スキッターが必要な方は居る可能性はあります。
例えば、ハンドドリップを初めたばかりの人です。
初心者は、ケトルやポットから出すお湯の線を安定して細くすることができないこともあるでしょう。
ですから、ポットを持っている人でももう一つの手段・アイデアとして、スキッターを持っておくと良いでしょう。
また、怪我や病気の方、加齢によって筋力(握力)が低下している方にも良いですね。
細かいお湯の調節をするためには、手持ちのケトルやポットでは重く・難しく感じられる方もいらっしゃるでしょう。
座りながらでないと淹れられない方もいらっしゃるかと思いますし。
そういう方々にとってはより軽い急須でコーヒーを淹れることができることは大きいですね。
急須スキッターで淹れてみた
急須スキッターでコーヒーを淹れてみました。
画像のように急須スキッターを急須のそそぎ口に差し込みます。
画像よりもう少し広げないとうまくハマらない気がしますが……。
私がこの後どうしたのかは覚えていません。
ちなみに画像の急須はステンレス製で、やはり『パール金属』さんです。
そそぎ口の形状が画像とは異なるみたいですが。
私はリサイクルショップで未使用品が売られていたのでそれを購入しています。
価格600円でした。
差し込むと画像のような感じです。
沸騰したお湯を急須に入れ替えてからしばし放置します。
お湯の温度を少し下げるため。
温度が少し落ち着いた頃合いで、コーヒー粉が入ったドリッパーに注ぎます。
画像では豆があまり膨らんでいない手が気になります。
豆の影響です。たぶん。
ドリッパーは『HARIO(ハリオ)』さんの金属フィルター「カフェオール」を使用しています。
コーヒー豆は『業務スーパー』で購入した「ラグジュアリッチ」というコーヒー豆です。
「グアテマラブレンド」。
安い豆。
きゅうすスキッターで淹れたコーヒーが出来あがりました。
味はコーヒーポットで淹れたコーヒーと変わりないものに仕上がっています。
お湯を細くすればするほど良いか?
急須スキッターでお湯を投入する際は、先ほど貼った画像よりもお湯を細くすることが可能です。
上の画像より細いですよね。
実はもっともっと、点滴レベルにまで細くコントロールすることもできます。
しかし、点滴レベルにまでお湯を細くすることは個人的には必要ないのではないか、と思っています。
ハンドドリップは一定時間、お湯とコーヒー粉が接触する時間が必要です。
必要ですけど、必要以上に接触時間が増えてしまうと、エグみのような不必要な成分まで抽出されてしまうこともあるみたいです。
調べると、お湯を注ぐときにかける時間は、3〜4分とか、2分半ほどとか、幾つか主張があるみたいですけど、5分以上という主張はまず見られません。
ですから全てのコーヒーを抽出するまで、最大でも4分台までに抑えることが良いのでしょう。
点滴レベルまでお湯を細くしてしまうと、5分以上抽出時間がかかる場合もあり得そうで、そこまではしなくて良いのではないかと私個人は考えます。
全てを点滴にすると5分をオーバーしてしまう。
それなら蒸らしのときだけ注ぐお湯は点滴にすることもアリでしょうか?
1投目だけ点滴で、2投目以降はもう少し太い線のお湯を注げば良いのかもしれないです。
まぁでも、趣味でコーヒーを楽しむ限りにおいては、自分が美味しく飲めればそれで良いですからね。
つまるところ「お好みで」ということになりそうです。
使った感想
買って使ってみた感じだと、今の私には必要ないアイテムに感じられました。
コーヒーポットで十分です。
でも、実際に使ってみなければわからないことも多かったですし、試したからこそ必要ないと感じられたのですから買って良かったです。
おわりに
ということで、急須スキッターを買ってコーヒーを淹れてみた記事でした。