先日Eテレを見ていたら、画面に絵本作家「ヨシタケシンスケ」さんの絵柄ではないか思われるイラストが映っていました。
放送していた番組は『カガクノミカタ』というタイトルです。
目次
Eテレ『カガクノミカタ』
Eテレ『カガクノミカタ』はどのような番組でしょうか?
番組公式Webサイトの「番組について」のページには下記のように書かれていました。
ふしぎだと思うこと
これが科学の芽です
よく観察してたしかめ そして考えること
これが科学の茎です
そうして最後になぞがとける
これが科学の花です
1965年にノーベル賞を受賞した著名な物理学者、朝永振一郎博士の言葉です。
この番組は、この初めの部分「科学の芽」を育むことを目指す新しい理科教育番組です。
朝永振一郎さんの言葉、素敵ですね。
こんな言葉をかけられる大人になりたかったです。
放送時間は毎週火曜日09:50から10:00までの10分間です。
小中学校を対象とした理科教育番組。科学の「見方(ミカタ)」を持つことで、見慣れた事象の中にも実は潜んでいるたくさんの「ふしぎ」が見つかることを伝える。
録画データの番組説明にはこのように書かれています。
当ブログでは、3年近く前に『カガクノミカタ』に関する記事を書いていたようです。
すっかり忘れていましたが、記事内容を読んだところ思い出しました。
ペットボトルを入れた同じ重さの箱が2つあり、そのうち1つの箱の下にもう1つ箱を置いて、それぞれ持ち上げるとどちらが重く感じられるか、みたいな話でしたね。
確か、下に箱を置いた場合の方が軽く感じたのではなかったでしたか。
答えはわからないままでしたけど、おそらく重心の話をしているのでしょう。
コトバにしてみる
2019年1月15日火曜日に私が見た『カガクノミカタ』は、サブタイトルが「コトバにしてみる」でした。
今回のミカタは「コトバにしてみる」。身近なあるものを街角の人々に「コトバ」にしてもらった。「ゴツゴツしてて木みたい」「小さな粒がいっぱい。これっていったい何?」などコトバにすることで、たくさんのふしぎが見つかった。こうしたふしぎを扱っていく中で見えてくる意外な事実とは?
録画データにはこのように書かれています。
ちなみに、「ゴツゴツしてて木みたい」「小さな粒がいっぱい。これっていったい何?」はブロッコリーのことを言っていたはずです。
あたりまえって、なにかしら
この「コトバにしてみる」の中で「あたりまえって、なにかしら」という歌が挿入されていました。
それは「疑いは発明の父である」というガリレオ・ガリレイの言葉から始まります。
あたりまえ、あたりまえ。あたりまえって、なにかしら。わたし、あたりまえつこは知っている。
という、不思議な歌詞の歌が歌われていて、画面には歌詞にある「あたりまえつこ」という名前の女の子が踊り始めました。
アニメーションです。
画面の左下に、「作詞・作曲・うた やくしまるえつこ」とテロップが表示されていました。
なので、ヒロインの女の子「あたりまえつこ」の「えつこ」は、「やくしまるえつこ」さん御本人から取っているものと思われます。
「あたりまえって、なにかしら」では、甘さはハイカロリーなのは当たり前、乙女の敵の「ぜい肉さん」、イヤと思うのはどうしてかしら? とあたりまえつこは考えます。
キリンが首が長くなりたいと願ったら長くなったのかしら、誰かが生き物全部、どうなるかを決めているのかしら、などと考えます。
だけどね、「なりたいもの」と「したいこと」は別だよと言い始めます。
甘いものはハイカロリーで、乙女の敵の「ぜい肉さん」が体についても、甘くて美味しいケーキは食べたいのです。
甘いものは別腹。
当たり前、当たり前、当たり前って何だろう? と考えながらケーキを頬張る「あたりまえつこ」なのでした……という曲でした。
良いですね、これ。
人の業を現してもいて、思いの外深い内容かもしれません。
Webサイトからアニメーションは全て観られますので、興味を持った方、ぜひご覧になってください。
ヨシタケシンスケさん
この「あたりまえって、なにかしら」をテレビで観ながら、最近どこかで見た覚えのある絵柄だなぁ、と私は思ったのです。
そこで『カガクノミカタ』の公式Webサイトを拝見したところ、曲のイラストを担当しているのが、絵本作家の「ヨシタケシンスケ」さんとわかりました。
昨年末の当ブログの記事にもヨシタケシンスケさんのことを書いていました。
記事は『おしっこちょっぴりもれたろう』がパワーワードすぎるという内容です。気になった方はぜひご覧になってください。
Webサイトを見て、ようやく「もれたろう」の人だ! と私の中で両者がリンクしたのです。鈍いんです……。
もれたろうを描いたヨシタケさんが、「あたりまえって、なにかしら」の原案と原画を担当されています。
アニメーションはヨシタケさんではなく「森下裕介」さんです。
ヨシタケさんのイラストを可愛らしくアニメーションさせていらっしゃいます。
おわりに
ということで、Eテレの『カガクノミカタ』を観ていたらヨシタケシンスケさんの絵に出会ったことについての記事でした。
『おしっこちょっぴりもれたろう』は買っていないのですよねぇ。
でも年末から2週間以上経った今でもなお、欲しいなと思っているので、近々購入してしまうかもしれません。
いや、図書館に行って読んでみましょうかね……置いてありますよね。
いやいや、おっさんが児童書のスペースに行ったら怪しまれそうですね……う〜ん。