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中尾明慶さん演じる「岡幸助」登場。茶色い塩で製塩業は上手くいくのでしょうか - NHK朝ドラ『まんぷく』33話の感想

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NHK連続テレビ小説『まんぷく』、2018年11月7日放送の第33話は、製塩業の本格的なスタートのための準備です。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

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『まんぷく』6週「お塩を作るんですか!?」

www.nhk.or.jp

 

朝ドラ『まんぷく』は、2018年11月5日月曜日から第6週「お塩を作るんですか!?」が放送されています。

物語の舞台は昭和21年(1946年)5月の大阪です。

 

ヒロインは「立花福子(たちばな・ふくこ、演:安藤サクラ)」です。

福子は今井家の末娘です。貧しいながらも愛情をたくさん受けておおらかに育った楽天家で、食べることが大好きな人です。

「大阪東洋ホテル」のフロント係として働いていましたが、第3週のラストに萬平と結婚をし、同時にホテルを退職しました。

結婚したことで名字が今井から立花に変わりました。

第5週では太平洋戦争が終わって疎開先の上郡から大阪に戻って、後述する克子の家に家族で居候していました。

 

福子の母は「今井鈴(いまい・すず、演:松坂慶子)」、福子の長姉は「咲(さき、演:内田有紀)」、次姉「克子(かつこ、演:松下奈緒)」です。

 

咲は年齢30歳前にして「小野塚真一(おのづか・しんいち、演:大谷亮平)」と結婚をし、名前も小野塚咲となりましたが、昭和17年春、結核を患い亡くなりました。

真一は戦争時に軍から召集を受け中国へと出征していましたが、30話で日本に無事戻ってきました。

 

克子は名字が「香田」です。夫がいます。

夫は売れない芸術家・画家「香田忠彦(こうだ・ただひこ、演:要潤)」で、長女「タカ(演:岸井ゆきの)」、次女「吉乃(よしの、演:濱田優音)」、長男「重之(しげゆき、演:栗田倫太郎)」、次男「学(まなぶ、演:西村竜直)」の4人の子どもがいます。

家計は苦しく香田の実家から援助をしてもらっている様子。

忠彦は真一と同様、戦争中に軍から召集を受け、彼はフィリピンへと出征していましたが、こちらも帰国しています。しかし照明弾の光を受けて色の判別ができなくなっているようです。特に赤と緑の。

色の判別がつかないことは画家としては致命的ではありました。一度は諦めようとしていた忠彦でしたが、結局止められずに「ならでは」の絵を模索することになりそうです。

 

福子の父は1話時点で既に他界しています。色々な物に手を出した挙げ句に亡くなったのだそう。鈴が言うには山師だったと。

 

福子の女学校時代からの友だちには、専門学校に通う「鹿野敏子(かの・としこ、演:松井玲奈)」とタイピストの学校に通う「池上ハナ(呉城久美)」がいて、大阪東洋ホテルの先輩でフロント係の「保科恵(ほしな・めぐみ、演:橋本マナミ)」とも仲がよくなっています。

2人とも戦時中に結婚をして、敏子が鹿野から「桑原」姓に、ハナが池上から「水島」姓に変わっています。

 

福子と結婚したのは発明家「立花萬平(たちばな・まんぺい、演:長谷川博己)」です。

「理創工作社(りそう・こうさくしゃ)」は戦争の空襲によって完全に破壊され、同時に会社も解体されたようです。

戦中は憲兵隊に捕まり拷問を受けてからなかなか体調が戻らず、疎開先でも療養に努め、戦後は大阪の香田の家でハンコ屋を始め生計は立っていました。

第6週からは家族で大阪の泉大津へと向かっています。

 

萬平の周りは、萬平を裏切った元共同経営者「加地谷圭介(かじたに・けいすけ、演:片岡愛之助)」、萬平を評価したり捨てたりする世良商事の社長「世良勝夫(せら・かつお、演:桐谷健太)」がいます。

加地谷は戦後、闇市でハーモニカを吹いて金を集めて何とか暮らしているようです。世良は闇市の業者をしており、萬平に泉大津の物件を紹介しています。

「たちばな工房」から萬平たちの下で働いていた「竹ノ原大作(演:宮田佳典)」は、戦争で出征した後の生死は不明のままです。

 

咲に惚れていた歯科医「牧善之介(まき・ぜんのすけ、演:浜野謙太)」は、恵と結婚をしています。

牧と恵は戦後2ヶ月ほどで福子たちと無事に再会しています。

福子に惚れていたホテルの調理室係「野呂幸吉(のろ・こうちき、演:藤山扇治郎)」は、後に恵に鞍替えしていましたが、戦争で軍に入隊をして以降の消息は不明です。

 

5週では「神部茂(かんべ・しげる、演:瀬戸康史)」が登場しています。神部は香田の家に忍び込んだ泥棒でしたが、萬平たちに許されるとそのまま香田の家に住み着きました。大阪帝大卒の秀才。

 

製塩業の開業へ

赤穂の入浜式塩田から製塩法を学んだ萬平と神部の2人は、軍の施設だった家に眠っていた鉄板を使って塩を作っていました。

実験は1回目で見事に成功、鉄板の鉄分が含まれているため塩の色が茶色くなっている点は気になるものの、鉄板を使って塩が作れることがわかったことから、萬平は早速製塩を事業化することに決めます。

いつものように鈴は反対しますが萬平は華麗にスルー。

 

人集め

倉庫には鉄板は81枚ありました。

81枚の鉄板を浜に碁盤の目のように並べて一気に作れば、相当な量の塩を作ることができます。

その後何枚かつなげて使った方が効率的だと言っていました。

 

しかし、それだけ大量の塩を同時に作るとなると、萬平と神部の2人では到底無理な作業で、人手が必要です。

そこで萬平は外から人を雇い入れることを決めました。幸い家が大きな建物であることから、住み込みで働ける男性を複数人数集めることに。

昭和21年はまだ戦後間もない頃で、家も仕事もない人は大勢いたのです。神部が大阪まで出向いて勧誘することに。

 

届け出と資金集め

勝手に塩を作って売って良いの? と福子が疑問をぶつけると、萬平は以前は許可を得た業者しか作ってはいけなかったのだけれど、今は届け出さえしていれば誰が作っても良い、と答えています。

作るのは自由、しかし商売となると勝手は異なり、やはり専売局に認可をもらわねばなりません。作っている塩の品質や設備が整っているか、その審査があるようです。

 

専売局への届け出は福子が買って出ました。

翌日、大阪日本橋(にっぽんばし)にある大蔵省大阪地方専売局へ行き、書類を提出していました。が、その日は書類提出と相談のみで、許可は得られず帰っています。

専売局の担当員は「波多野茂吉」という人物で、「西川忠志」さんが演じています。

 

福子の仕事はそれだけではなく、資金を集めることもそうです。

住み込みの従業員を雇うのですから、給与だけでなく日々の食事など生活面でも費用がかかることになります。

福子は、前々回再会した福子の親友「ハナ」の嫁ぎ先である「水島家」へ赴き、ハナの夫「水島賢作(演:松木賢三)」に頭を下げてお金を借りていました。

 

また、鈴が福子に300円もの大金を差し出していました。ハンコ屋で稼いだお金を、いざというときのために貯めていたそう。そんなに儲けていたのですね。

 

色弱と「にちが展」

福子の姉・克子の夫である画家の忠彦は、医者から「色弱」と診断を受けていました。

そのために以前とは画風、特に色合いが大きく変わり、青や黒を使った絵ばかり描いているようです。

 

皮肉なことに、色弱になってからの絵の方が以前よりも評判が良いとのことで、克子やタカに言われ「にちが展」に1枚出展もしています。

「にちが展」は「日展(日本美術展覧会)」のことでしょうか。漢字は日画展?

 

新キャラ「岡幸助」登場

神部が大阪からスカウトしてきた男性は14名いたでしょうか。

まさかの大所帯で、萬平は喜び(?)、福子や鈴は驚いていました。

 

中でも気になる人物は俳優の「中尾明慶(なかお・あきよし)」さんです。

メタ的に考えれば、中尾さんが演じているのですから、この人物は物語上重要な立ち位置にいるでしょう。

中尾さんは「岡幸助(おか・こうすけ)」という名前の人物を演じていて、気難しそうな、いかにも喧嘩っ早そうな表情をしていました。喧嘩沙汰・警察沙汰を起こす予感しかしません。

 

おわりに

塩の専売局の波多野さんからの審査は、塩が茶色いことから許可が下りないか、品質の悪い塩だと判断される流れになるのでしょうか。

品質が悪いと判断されれば値段は低くなりますし、安ければその分量を売らなければなりませんし、より大量に作らなければいけないですし、売れなければ従業員への給与も払えませんし……で、あまり良い未来は見えません。

そこを萬平と福子がひらめきで何とかする……という話になると思っていますがどうでしょう。

 

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