NHK連続テレビ小説『まんぷく』、2018年11月5日放送の第31話は、萬平が引越し先で新しい商売を思いついたようです。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
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『まんぷく』6週「お塩を作るんですか!?」
朝ドラ『まんぷく』は、2018年11月5日月曜日から第6週「お塩を作るんですか!?」が放送されています。
物語の舞台は昭和21年(1946年)5月の大阪です。
ヒロインは「立花福子(たちばな・ふくこ、演:安藤サクラ)」です。
福子は今井家の末娘です。貧しいながらも愛情をたくさん受けておおらかに育った楽天家で、食べることが大好きな人です。
「大阪東洋ホテル」のフロント係として働いていましたが、第3週のラストに萬平と結婚をし、同時にホテルを退職しました。
結婚したことで名字が今井から立花に変わりました。
第5週では太平洋戦争が終わって疎開先の上郡から大阪に戻って、後述する克子の家に家族で居候していました。
福子の母は「今井鈴(いまい・すず、演:松坂慶子)」、福子の長姉は「咲(さき、演:内田有紀)」、次姉「克子(かつこ、演:松下奈緒)」です。
咲は年齢30歳前にして「小野塚真一(おのづか・しんいち、演:大谷亮平)」と結婚をし、名前も小野塚咲となりましたが、昭和17年春、結核を患い亡くなりました。
真一は戦争時に軍から召集を受け中国へと出征していましたが、30話で日本に無事戻ってきました。
克子は名字が「香田」です。夫がいます。
夫は売れない芸術家・画家「香田忠彦(こうだ・ただひこ、演:要潤)」で、長女「タカ(演:岸井ゆきの)」、次女「吉乃(よしの、演:濱田優音)」、長男「重之(しげゆき、演:栗田倫太郎)」、次男「学(まなぶ、演:西村竜直)」の4人の子どもがいます。
家計は苦しく香田の実家から援助をしてもらっている様子。
忠彦は真一と同様、戦争中に軍から召集を受け、彼はフィリピンへと出征していましたが、こちらも帰国しています。しかし照明弾の光を受けて色の判別ができなくなっているようです。特に赤と緑の。
色の判別がつかないことは画家としては致命的ではありました。一度は諦めようとしていた忠彦でしたが、結局止められずに「ならでは」の絵を模索することになりそうです。
福子の父は1話時点で既に他界しています。色々な物に手を出した挙げ句に亡くなったのだそう。鈴が言うには山師だったと。
福子の女学校時代からの友だちには、専門学校に通う「鹿野敏子(かの・としこ、演:松井玲奈)」とタイピストの学校に通う「池上ハナ(呉城久美)」がいて、大阪東洋ホテルの先輩でフロント係の「保科恵(ほしな・めぐみ、演:橋本マナミ)」とも仲がよくなっています。
2人とも戦時中に結婚をして、敏子が鹿野から「桑原」姓に、ハナが池上から「水島」姓に変わっています。
福子と結婚したのは発明家「立花萬平(たちばな・まんぺい、演:長谷川博己)」です。
「理創工作社(りそう・こうさくしゃ)」は戦争の空襲によって完全に破壊され、同時に会社も解体されたようです。
戦中は憲兵隊に捕まり拷問を受けてからなかなか体調が戻らず、疎開先でも療養に努め、戦後は大阪の香田の家でハンコ屋を始め生計は立っていました。
第6週からは家族で大阪の泉大津へと向かっています。
萬平の周りは、萬平を裏切った元共同経営者「加地谷圭介(かじたに・けいすけ、演:片岡愛之助)」、萬平を評価したり捨てたりする世良商事の社長「世良勝夫(せら・かつお、演:桐谷健太)」がいます。
加地谷は戦後、闇市でハーモニカを吹いて金を集めて何とか暮らしているようです。世良は闇市の業者をしており、萬平に泉大津の物件を紹介しています。
「たちばな工房」から萬平たちの下で働いていた「竹ノ原大作(演:宮田佳典)」は、戦争で出征した後の生死は不明のままです。
咲に惚れていた歯科医「牧善之介(まき・ぜんのすけ、演:浜野謙太)」は、恵と結婚をしています。
牧と恵は戦後2ヶ月ほどで福子たちと無事に再会しています。
福子に惚れていたホテルの調理室係「野呂幸吉(のろ・こうちき、演:藤山扇治郎)」は、後に恵に鞍替えしていましたが、戦争で軍に入隊をして以降の消息は不明です。
5週では「神部茂(かんべ・しげる、演:瀬戸康史)」が登場しています。神部は香田の家に忍び込んだ泥棒でしたが、萬平たちに許されるとそのまま香田の家に住み着きました。大阪帝大卒の秀才。
倉庫
福子と萬平、鈴、神部の4人が香田の家から引っ越すことになりました。
萬平が世良から紹介された「泉大津」の物件は、青い海が目の前に広がる立地で、軍の施設として使われていた場所でした。
建物は、1階が倉庫だったり作業だったり会議だったりをするスペースのようで、2階が住居スペースです。2階は部屋が3つあり、萬平と福子と鈴の3人がそれぞれ暮らせます。神部は1階で寝るそう。
鉄板
寸法は170cm*100cm、厚さ5mm。
何の寸法かと言うと、新居の倉庫にそのままにされた鉄板です。それが80枚以上ありました。
何尺何寸という尺貫法で長さを表現しない理由は、視聴者にわかりやすくするためでしょうか。
何のために軍はこのような鉄板を持っていたのか? 神部は防弾板か何かだったのではないかと言っていましたがわかりません。
水島ハナ
福子と鈴が埃だらけとなっている家を掃除していると、玄関というか入り口から「ごめんください」と挨拶する声が聞こえてきました。
福子が出てみると、そこに立っていたのは福子の親友の「ハナ」でした。
敏子と闇市で再会したときに、ハナは結婚をして泉大津に引っ越したと言っていました。ハナも敏子から福子の話を聞いて、そして駆けつけたのです。
再会を喜び合う2人。
ハナは大きな籠を背負っていて、中にはニンジンやらたまねぎやらの大量の野菜が入っており、それらを福子に贈っていました。うちの畑で採れた野菜だと。お米も。
ハナは泉大津の地主に嫁入りし、今は駅の向こう側に住んでいるとのこと。海からは少し離れているという認識で良いでしょうか。
2歳になる子どもがいます。
「清香軒」の三原夫妻
鉄板をどうにかして商売に繋げられないかと考えている萬平、ところが一向にアイデアは湧いてきません。
ある日、「清香軒」という中華料理屋でしょうか、そこに訪れた萬平たち4人は、ラーメンを食べています。
清香軒は「三原竹春」と「三原まさの」の夫婦で経営しているお店です。竹春は「阿南健治」さんが、まさのは「久保田磨希」さんがそれぞれ演じています。
名のある俳優さんが演じていることから、福子たちが泉大津にいる間、三原夫妻は劇中に何度か登場する人たちのようです。
思いついた
清香軒で、注文したラーメンを早速頬張る4人、鈴も萬平も遠慮がない人ですから、薄味だとハッキリと感想を述べます。
すると、まさのは「本来のうちの味じゃないんです」と弁明しました。
何でも「塩」が手に入らないのだそうです。戦後間もない頃ですから、配給があってもまだまだ物資不足が続いていて、大阪の闇市に行っても業者には足元を見られるし……で、間に合っていないようです。
それを聞いた萬平にアイデアが降ってきました。
塩が足りないなら塩を作れば良いと。
幸運なことに家の前には海があります。大量の鉄板もあるから、海水と鉄板とで塩を作れないかと考え始めました。
塩と言えば「赤穂(あこう)」、赤穂と言えば以前疎開していた上郡の近く。だからさっそく明日にでも赤穂に行って、塩作りを教えてもらおうと萬平は決めています。神部も連れて。
地図を見たところ、確かに赤穂は上郡の南、赤穂の南は瀬戸内海に面していました。
おわりに
鉄板を太陽熱で熱して、その上から海水をかけていくと海水の濃度がどんどん高まり、濃度が高くなった海水を釜で煮ることで水分を飛ばすと塩ができる、ということですか。
でもそういう作業は人手が必要と思いますが、人件費はどうするのでしょうね。
そういえば先週土曜日の第6週の予告映像では、福子がある人物に借金のお願いをしている様子が映っていたように記憶していますが……。