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15代目ヘンゼルくんが泥棒だった!瀬戸康史さん演じる「神部茂」が登場して居座りそうです - NHK朝ドラ『まんぷく』28話の感想

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NHK連続テレビ小説『まんぷく』、2018年11月1日放送の第28話は泥棒はヘンゼルくんでした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

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『まんぷく』5週「信じるんです!」

www.nhk.or.jp

 

朝ドラ『まんぷく』は、2018年10月29日月曜日から第5週「信じるんです!」が放送されています。

物語の舞台は昭和20年夏の大阪です。

 

ヒロインは「立花福子(たちばな・ふくこ、演:安藤サクラ)」です。

福子は今井家の末娘です。貧しいながらも愛情をたくさん受けておおらかに育った楽天家で、食べることが大好きな人です。

「大阪東洋ホテル」のフロント係として働いていましたが、第3週のラストに萬平と結婚をし、同時にホテルを退職しました。

結婚したことで名字が今井から立花に変わりました。

第4週では太平洋戦争に入って、夫と母の3人で兵庫の上郡に疎開しています。

 

福子の母は「今井鈴(いまい・すず、演:松坂慶子)」、福子の長姉は「咲(さき、演:内田有紀)」、次姉「克子(かつこ、演:松下奈緒)」です。

 

咲は年齢30歳前にして「小野塚真一(おのづか・しんいち、演:大谷亮平)」と結婚をし、名前も小野塚咲となりましたが、昭和17年春、結核を患い亡くなりました。

真一は戦争時に軍から召集を受け、その後消息はわかりません。

 

克子は名字が「香田」です。夫がいます。

夫は売れない芸術家・画家「香田忠彦(こうだ・ただひこ、演:要潤)」で、長女「タカ(演:岸井ゆきの)」、次女「吉乃(よしの、演:濱田優音)」、長男「重之(しげゆき、演:栗田倫太郎)」、次男「学(まなぶ、演:西村竜直)」の4人の子どもがいます。

家計は苦しく香田の実家から援助をしてもらっている様子。

 

太平洋戦争では真一と忠彦が召集されています。戦争後も消息不明。

 

福子の父は1話時点で既に他界しています。色々な物に手を出した挙げ句に亡くなったのだそう。鈴が言うには山師だったと。

 

福子の女学校時代からの友だちには、専門学校に通う「鹿野敏子(かの・としこ、演:松井玲奈)」とタイピストの学校に通う「池上ハナ(呉城久美)」がいて、大阪東洋ホテルの先輩でフロント係の「保科恵(ほしな・めぐみ、演:橋本マナミ)」とも仲がよくなっています。

太平洋戦争では疎開をして大阪を離れています。

 

福子と結婚したのは発明家「立花萬平(たちばな・まんぺい、演:長谷川博己)」です。

「たちばな工房」という店を経営していましたが、後述する加地谷が共同経営者となったことをきっかけに会社が大きくなり社名も「理創工作社(りそう・こうさくしゃ)」が変わっています。

しかし加地谷に騙され、憲兵に捕まり拷問を受けていました。その拷問の影響か、身体の不調がなかなか治らず、太平洋戦争時に二度、軍から召集を受けましたがいずれも適性検査に引っかかり家に帰されています。

 

萬平の周りは、萬平を裏切った会社の共同経営者「加地谷圭介(かじたに・けいすけ、演:片岡愛之助)」、萬平を評価したり捨てたりする世良商事の社長「世良勝夫(せら・かつお、演:桐谷健太)」がいます。

「たちばな工房」から萬平たちの下で働いている「竹ノ原大作(演:宮田佳典)」も。

 

加地谷は萬平を騙した際に憲兵の一人と結託をしていたことがバレて逃亡生活をしていて、世良と大作は太平洋戦争時に軍から召集を受け入隊していました。戦後の消息は不明。

 

咲に惚れていた歯科医「牧善之介(まき・ぜんのすけ、演:浜野謙太)」は、恵と結婚をしています。

牧と恵は戦後2ヶ月ほどで福子たちと再会を果たしました。生存。

牧と同じく福子に惚れていたホテルの調理室係「野呂幸吉(のろ・こうちき、演:藤山扇治郎)」は、牧と同様に恵に鞍替えしていましたが、軍に入隊をしている間に牧に恵を奪われてしまっています。戦後の消息は不明。

 

泥棒

前回27話で、萬平のアイデアからハンコ屋を始めた福子たち、ハンコ屋のアイデアは大いに受けたようでいきなり当たって繁盛していました。

生活の目処も立ち、生活の安定も図ることができると安堵したのも束の間、ある夜、福子たちの住む香田の家に泥棒が忍び込みました。

入った部屋は福子の母・鈴が一人で寝ている、克子の夫・忠彦の仕事部屋であるアトリエです。外から窓と窓の隙間に板状の物を挿し、フックで引っ掛けただけの鍵を外し、そこから侵入してきました。

 

家の物を物色している泥棒、ハンコ屋の売上金に気が付きそれを盗ろうとします。

泥棒に気づいたのは鈴で、泥棒の背後から「すりこぎ」を手に構え、「何をしているの?!!」「泥棒や!! 皆のものであえであえ!!」と大声を張り上げ、泥棒を驚かせます。

寝ていた萬平も鈴の声に反応して飛び起き、また克子も起きましたが……福子は熟睡です。克子の子どもたちも寝ていますから、福子は子どもたちと同じですね。

福子は以前から一度寝るとなかなか起きない描写があり、その点徹底されているキャラ設定のようです。

 

泥棒はヘンゼルくん

泥棒はヘンゼルくんでした。

Eテレの料理番組『グレーテルのかまど』にて「15代目ヘンゼル」を演じている「瀬戸康史(せと・こうじ)」さんが演じる「神部茂(かんべ・しげる)」という復員兵です。

 

神部はすぐに堪忍し、後ろ手を布ひもで縛られ、居間にて鈴たちから尋問を受けています。その頃にはさすがに福子とタカも起きていました。

 

ハンコ屋の売上金は改めて数えて、全て無事であることを確認。

 

神部の事情

神部は終戦後、復員して家に向かいましたが、家は焼けていて母も亡くなってり、天涯孤独の身となってしまいました。仕事もなく金も尽きて追い詰められ、自棄になって泥棒に入ったそうです。それが香田の家だったと。

ハンコ屋が繁盛しているところを闇市で見て目をつけ、福子やタカを尾けて家の場所を知り、深夜皆が寝静まる頃合いまで待って……実行したと。計画的な犯行ですね。

 

尋問を受けている最中に、神部は突然前のめりになって倒れ、声をかけても動かなくなりました。

どうやら空腹がピークに達し意識をなくしたようです。萬平たちが「すいとん」を出してやると貪るように食べていました。

 

翌朝、福子たちが起きると神部の姿がありません。

逃げたのかと思われましたがそうではなく、家の廊下を雑巾がけしていました。泥棒に入ったことへの謝罪と、泥棒の身の自分にすいとんを食べさせてくれた感謝の気持ちで、せめて掃除でもとのこと。

 

鈴は今すぐ出ていきなさいと怒鳴り、神部はそれに大人しく従い、改めて感謝を述べ玄関から香田家を去っていきました。もう泥棒はしないと誓ってもいました。

行く宛もないのにどこへ行くのでしょうか。

福子たちは神部を警察に突き出すことはしない選択をしています。

 

引け目

神部を見送った後、萬平は神部に引け目を感じると福子に話しました。

国のために軍隊に入って敵国と戦ってきた神部のような人に引け目を感じると。自分は軍に入れなかったから、お国のために貢献していないと感じているからですね。

 

神部のような復員兵はたくさんいたとナレーションがありました。何とかならなかったのですかね……物乞いをしている、腕や脚を失った復員兵がよく居た、という話は私も親などから聞いことがあります。う〜ん。

 

帰ってきた!

神部が去った日の夜でしょうか。再び鈴が寝ている忠彦のアトリエの窓鍵が破られ、侵入されました。

また神部が泥棒に入ったのかと、鈴は再びすりこぎを持って泥棒(?)と対峙しましたが、今度は神部ではありませんでした。

 

泥棒(?)は「お母さん!」と鈴を呼びます。

「誰?」と鈴が聞くと、泥棒(?)は帽子を脱いで「僕です、忠彦です!」と言うのです。

 

前回、克子は忠彦がなかなか帰ってこないどころか手紙すら届かないことに対して、戦争で死んでしまったのではないか、もう戻ってこないのではないかと不安になって泣いていましたが、忠彦は生きていました。

鈴は今度もまたた大声を張り上げて家族を呼びます。

そして、起きてきた克子が忠彦を認めると、2人は抱き合って無事と再会を喜んでいました。そんな2人を見て、嬉し涙を流す福子たちでした。良かった……。

 

万歳

忠彦は戦争ではフィリピンに行っていたようです。終戦後も日本への復員船になかなか乗れずに遅れてしまったと。

忠彦が帰ってきたのは夜中だったので、子どもたちは起こさずにいました。4人の寝顔を見て、子どもたちの成長を感じ、母一人で4人を守り育ててくれた克子に感謝をしています。

翌朝、子どもたちが起きてきて、忠彦の姿にすぐ気が付き、駆け寄って抱きついていました。タカだけは床に膝をついて両手を前に揃えて頭を下げ「ご無事でお戻りになられて、おめでとうございます」と丁寧に挨拶をしています。

そんなタカに忠彦は大人になったと感じていました。

 

皆で一緒に万歳三唱をして忠彦の帰りを喜んでいると、いつの間にか神部が庭に入ってきて、一緒に万歳をしていました……。

 

おわりに

軍に召集され、まだ戻っていない登場人物というと、大阪東洋ホテルの野呂と理創工作社の大作、そして咲の夫・真一、この3人ですか。

真一は亡くなっている気がしていますが……予想が外れて欲しいです。

 

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