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ファイアボールの魔法を使うなんて、オーガは古代巨人族の末裔か何かでしょうか? - アニメ『ゴブリンスレイヤー』4話の感想

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毎週日曜日01:30(土曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『ゴブリンスレイヤー』が放送されています。

2018年10月28日放送は第4話「強き者ども」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

 

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アニメ『ゴブリンスレイヤー』

goblinslayer.jp

 

twitter.com

 

アニメ『ゴブリンスレイヤー』、2018年10月28日の放送は第4話「強き者ども」でした。

 

主な登場人物

アニメ『ゴブリンスレイヤー』の主な登場人物です。

 

本作の主人公は「ゴブリンスレイヤー」。

「銀」等級の冒険者。

ゴブリン退治を専門に扱う冒険者です。

フルフェイスの兜に比較的軽めの鎧、ショートソード、小さな円盾を身に着けていました。

職業は戦士やレンジャーになるでしょうか。

 

ヒロインは「女神官」でしょうか。

地母神の神殿を出たばかりの15歳、駆け出し冒険者で、「白磁」等級。

1話でゴブリンスレイヤーに助けられ、また一緒にゴブリンを退治したことをきっかけに、以後も共に行動しているようです。

2話で「プロテクション」の魔法(加護?)を得ています。

ゴブリンスレイヤーに惚れているっぽい。

 

受付嬢」。

冒険者ギルドの受付嬢で、ゴブリンスレイヤーや女神官に仕事を斡旋しています。ゴブリンスレイヤーに惚れているかは不明ですが、彼の味方です。

 

牛飼娘」。

ゴブリンスレイヤーと同じ牧場に住んでいる娘で、ゴブリンスレイヤーとなる前からの幼馴染みでもあります。惚れているっぽい。

 

3話からゴブスレたちに仲間が3人増えました。今のところ冒険者仲間というより仕事仲間です。

 

妖精弓手」。

種族「上森人(ハイエルフ)」、女、年齢約2,000歳。

職業「レンジャー」、冒険者ランク「銀等級」。

 

鉱人道士」。

種族「鉱人(ドワーフ)」、男、107歳。

職業「術士(シャーマン)」、冒険者ランク「銀等級」。

 

蜥蜴僧侶」。

種族「蜥蜴(リザードマン)」、男、年齢不詳。

職業「僧侶(神官?)」、冒険者ランク「銀等級」。

チーズが好き。

 

レンジャーとは何か?

妖精弓手の職業「レンジャー」とは何か? 少し調べてみました。

 

ファンタジー系のゲームにおけるジョブないしクラスとしてのレンジャーは弓・剣の扱いに優れ、隠身や罠解除といった盗賊系の技能、また薬草等で傷を治せることから錬金術を習得できることもある。

 

- レンジャー (れんじゃー)とは【ピクシブ百科事典】

レンジャー (れんじゃー)とは【ピクシブ百科事典】にはこのように書かれています。

「ファンタジー職業としてのレンジャーは、指輪物語のRangers(日本語では野伏と訳されている)がモデルとなっている 」とも書かれていました。

確かに子どもの頃に読んだ『指輪物語』など古いファンタジー系の本には「野伏」と書かれていた記憶がします。あれがレンジャーなのですか。

 

・日本中世において、山野で落ち武者狩りなどを行う武装した民衆の呼び名。「野武士、のぶせり」とも。参考:山賊、匪賊、ゲリラ
・山伏

 

野伏 - Wikipedia

野伏のWikipediaにはこのように書かれています。

落ち武者狩りをしていた民衆の呼び名だったのですか。へぇ。山伏もそれに当たると。

 

4話「強き者ども」

前回出会った妖精弓手たちが持ってきたゴブリン退治の案件を引き受けたゴブスレ、女神官と共に5人パーティで出発することに。

目的地は古代の遺跡で、そこは魔神王の軍勢であるゴブリンたちの根城となっていました。

 

多くのゴブリンが潜んでいると思われる遺跡ですが、1話で見られたような入り口などに「トーテム」が設置されていなかったため、ゴブリンシャーマンはいないと判断。

それならゴブリンだけがいるのかと安心する妖精弓手ですが、蜥蜴僧侶が言うにはゴブリンたちはゴブリンシャーマンがいないにもかかわらず、何者かに統率されていることを意味します。

場合によってはゴブリンシャーマンが率いた群れより不味い状況かもしれないと……。

 

オーガの意外すぎる能力

その指摘は的中し、ゴブリンたちを率いていたのは「オーガ」でした。人喰い鬼。

 

オーガ(英: ogre)、あるいはオグル(仏: ogre)、オーグルとは、伝承や神話に登場する人型の怪物の種族である。

 

北ヨーロッパでは凶暴で残忍な性格であり、人の生肉を食べるとされる。

 

知性や賢さといったものはほとんどなく、人間が彼らを倒すことは難しくない。

 

絵画などでは豊かな髪の毛とぼうぼうのあごひげをはやした大きな頭とふくらんだ腹と強靭な肉体をもつ者として描かれている。

 

オーガ - Wikipedia

オーガのWikipediaにはこのように書かれています。

 

『ゴブリンスレイヤー』世界におけるオーガは、ビジュアルこそ引用部にあるような人型の怪物から離れたものではありませんでしたが、その知能はイメージから遠くかけ離れ、高いようです。

例えば、人語を話していましたし、言葉遣いも『北斗の拳』の「ラオウ」や『ベルセルク』の「ゾッド」のような難しい言葉を流暢に操っていました。

人語を話せるということはゴブスレたちの言葉を理解できるということ。

そして何よりオーガに驚いたことは「魔法」を使っていたことです。使った呪文は「ファイアボール(火球)」。

 

オーガなのに……魔神王によって知能などが強化されているということでしょうか? いやそれにしたってオーガですからね……子どもの頃からのオーガへの固定観念が染み付いていた私には意外すぎる設定でした。

 

もしかしたら、『ゴブリンスレイヤー』世界のオーガは、高度な文明を築き上げた古代の巨人族(ジャイアント)の末裔とか何とかいう設定があるのでしょうか?

それならオーガが魔法を使えることも、銀等級が4人がかりで苦戦することもしっくりきますね。

だとすれば種族はオーガではなくジャイアントの方が良さそうですけれども。

 

止めはスクロール

そんなオーガ1体に対して、ゴブスレたち5人が協力して戦いました。しかし銀等級の冒険者が4人もパーティにいても尚、苦戦を強いられるくらいの強さです。

最後は前回登場していた「スクロール(巻物)」を使って倒しています。自分たちの力そのものでは倒せていません。

スクロールには「転移」の魔法を封じ込めており、転移先を「海の底」につなげることで、強い圧力で押しつぶされていた海水が転移により解放され、刃のようになってオーガに襲いかかり、その身体を切り刻んだというカラクリでした。

移動手段を攻撃に転用したと。

 

仲間たちの能力

3話で仲間になった妖精弓手と鉱山道士と蜥蜴僧侶の能力です。

 

妖精弓手の能力

4話で判明した妖精弓手の能力です。

レンジャーということで、遺跡内の罠の探索などは主に彼女が行っていました。

それと弓使いでもありますから、戦闘時には弓が生きるシーンが多かったです。精霊魔法や召喚魔法といった術は使っていません。

 

ただのエルフではなくハイエルフが魔法を使えないのでしょうか? だとすれば意外な設定です。『ロードス島戦記』の「ディードリット」の印象が強いのでどうしてもそこから抜け出せない……。

 

鉱山道士の能力

4話で判明した鉱山道士の能力です。

ドランク」という召喚魔法を使っていました。ドランクは口に酒を含み、吹いて霧状にし、(スピリットの精霊を召喚して?)辺りに巻き散らすことで、それを吸い込んだ範囲内の対象者を酩酊させる魔法のようでした。

それと、「ストーンブラスト」という、ノームを召喚して大量の石礫を対象に飛ばして攻撃する召喚魔法も使っています。

 

ドワーフが魔法を使う印象も、私のファンタジー世界の常識では見られなかったことで、意外な設定です。

戦士、職人気質のイメージが強い。ゲーム『ウィザードリィ』ではドワーフを初期からクレリックなどに設定出来たと思います。

 

蜥蜴僧侶の能力

4話で判明した蜥蜴僧侶の能力です。

竜牙兵(りゅうがへい)」という奇跡を操ります。これは(竜の?)牙を依り代にして竜の骸骨戦士=竜牙兵を呼び出し戦わせます。

僧侶というより召喚師的な術。

また、同じく牙を依り代にして武器、今回はシミターのような曲刀(剣)を生み出し、それを使って自ら近接戦闘をしていました。状況により異なる武器も生み出せるはず。

 

僧侶なのに刃物を扱って良いのですか? リザードマン種族の宗教では問題ないということでしょうか。何度も言いますがこちらも意外な設定ですね。まとめ役的な存在である点も。

 

魔法は「奇跡」

『ゴブリンスレイヤー』世界では魔法や術のことを「奇跡」と呼称するようです。

キャラクターそれぞれに奇跡の使用回数が限られています。女神官は奇跡を3回唱えられ、鉱山道士は4,5回、蜥蜴僧侶は4回です。

MP設定がありそう。

 

妖精弓手は冒険初心者?

今回、妖精弓手の言動が幾つか気になりました。

 

遺跡に入る前に、衛兵のゴブリンを倒したその血液を、ゴブスレが妖精弓手にかけていました。

ゴブリンは特にエルフの臭いには敏感だからという理由でしたが、これに対して妖精弓手が露骨に嫌がっていたのですね。

年齢が2000歳で銀等級の冒険者、しかもレンジャーである彼女が、そういう潔癖な様子を見せることに大きな違和感を覚えました。レンジャーは土や泥にまみれて何ぼなイメージがあるので。

 

また、遺跡内部にはエルフが囚われていて、同族が酷い目に遭わされていたことに対して激しく動揺したり、ゴブスレに大声で怒鳴ったりしている様子もありました。

敵の根城で怒鳴るなど、自分だけでなく仲間をも危険に晒す、絶対にしてはいけない行為でしょう。私が仲間ならそんな奴は即座にパーティから外すか、その場で○すかします。全滅するよりマシ。

これもやはり銀等級になるほどの経験がある冒険者にあるまじき言動と思いました。

 

今までの冒険で、今回のような体験が一度もないまま銀等級まで上り詰めることが可能なのかどうか……。はっきり、不可能だと思います。

なぜかと言うと、最下級のモンスターであるゴブリンの退治ですら、下手をすれば1話のような目に遭うのですから、上級のモンスターを相手にすればするほどより凶悪、残忍かつ狡猾になることは目に見えているからです。

 

そもそも3人は魔神王の軍勢との戦いのために依頼されてゴブスレの元へとやって来たのですよね? 前回3話でそう言っていたと思います。

そのような立場にいる彼らが手を血で汚す行為を経験したことがないはずがない。冒険者仲間がそういう目に遭う場面を目にしたことがないはずがないのではないかと。

 

オーガ退治後には、ゴブスレの冒険スタンスに対して「だって冒険は楽しいものだもの。未知を体験したり新たな物を発見したりする喜び、高揚感や達成感、それが私の冒険。こんなの冒険じゃない」と言っていました。

今、魔神王が世界を滅ぼそうとしている中で冒険は楽しいなどと悠長なことは言っていられないのでは、とも感じました。魔神王の軍勢と戦おうとしている人(エルフ)の口から発せられるセリフじゃない。

 

ゴブスレは世からゴブリンを根絶するために冒険者になっています。

妖精弓手とは根本的に冒険に対する考え方が異なるのは当然です。彼は冒険が楽しいかどうかなど考えたことすらないはず。

妖精弓手はゴブスレの過去をまだ知らないはずですから、この辺りの認識のズレは仕方ない部分もありますか。

 

妖精弓手は生まれてからの2000年のうち何年ほどエルフの森にいたのか、何歳頃に森から出てきて今のように冒険者となったのか。

それによっても上に挙げたことは認識が変わってくることに感じられます。あの様子だと人間たちの時間間隔でもごく最近のことかもしれません。

でも冒険者ギルドは彼女に銀等級を認定していますし……う〜ん。

 

……などと今回観ていて思ってしまいました。設定が少々ぬるいかなと。

 

ゲームの世界なのか?

ゴブリンスレイヤーTRPG 限定版 (GA文庫)

この『ゴブリンスレイヤー』の世界はやはりゲームみたいでしたね。4話冒頭でナレーションが入っていて、内容がゲームの世界を思わせるものでした。

 

「昔むかし、今よりも星の灯がずっと少なかった頃、サイコロ勝負に飽きた神々は、様々な者たちと彼らの住む世界を創りました」

「ヒューム(人間?)やエルフ、ドワーフやリザードマン、彼らは冒険をし、ときに勝ち、ときに負け、死んでいきます」

 

という内容です。ということはゴブスレたちキャラクターを戦わせている存在=ゲームのプレイヤーは「」ですか?

 

おわりに

4話は1話以来にしっかりと戦闘が描かれた回になりました。上記のような設定への違和感を抱きつつも戦闘回はやっぱり盛り上がるなぁと思って観ました。

ただここから物語を盛り上げることはなかなか難しそうですけど……どういう展開に持っていくのでしょう。

 

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