ディスディスブログ

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萬平が逮捕されたのに加地谷が逮捕されないのはおかしい。憲兵とグルかもしれません - NHK朝ドラ『まんぷく』13話の感想

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NHK連続テレビ小説『まんぷく』、2018年10月16日放送の第14話は福子が憲兵に! でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

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『まんぷく』2週「そんなん絶対ウソ!」

www.nhk.or.jp

 

朝ドラ『まんぷく』は、2018年10月15日月曜日から第3週「そんなん絶対ウソ!」が放送されています。

物語の舞台は昭和17年夏の大阪です。

 

ヒロインは「今井福子(いまい・ふくこ、演:安藤サクラ)」です。

福子は今井家の末娘です。貧しいながらも愛情をたくさん受けておおらかに育った楽天家で、食べることが大好きな人です。

福子は女学校を卒業したばかり、「大阪東洋ホテル」で電話交換手として働き始めましたが、1ヶ月後には後述する恵の推薦でフロント係へと転属されています。

 

福子の母は「今井鈴(いまい・すず、演:松坂慶子)」、福子の長姉は「咲(さき、演:内田有紀)」、次姉「克子(かつこ、演:松下奈緒)」です。

 

咲は年齢30歳前にして「小野塚真一(おのづか・しんいち、演:大谷亮平)」と結婚をし、名前も小野塚咲となりましたが、昭和17年春、結核を患い亡くなりました。

 

克子は名字が「香田」です。夫がいます。

夫は売れない芸術家・画家「香田忠彦(こうだ・ただひこ、演:要潤)」で、「タカ」と「吉乃」と「重之」と「学」の4人の子どもがいます。

家計は苦しく香田の実家から援助をしてもらっている様子。

 

福子の父は1話時点で既に他界しています。色々な物に手を出した挙げ句に亡くなったのだそう。

 

福子の女学校時代からの友だちには、専門学校に通う「鹿野敏子(かの・としこ、演:松井玲奈)」とタイピストの学校に通う「池上ハナ(呉城久美)」がいて、大阪東洋ホテルの先輩でフロント係の「保科恵(ほしな・めぐみ、演:橋本マナミ)」とも仲がよくなっています。

 

福子が電話交換手として初めて応対した人物が「立花萬平(たちばな・まんぺい、演:長谷川博己)」でした。

萬平は「たちばな工房」という店を経営しているようです。発明家。

昭和16年には社名が「理創工作社(りそう・こうさくしゃ)」が変わっていました。

 

萬平の周りは、萬平の会社の共同経営者「加地谷圭介(かじたに・けいすけ、演:片岡愛之助)」、萬平を評価する世良商事の社長「世良勝夫(せら・かつお、演:桐谷健太)」がいます。

「たちばな工房」から萬平たちの下で働いている「竹ノ原大作(演:宮田佳典)」も。

 

咲に惚れていた歯科医「牧善之介(まき・ぜんのすけ、演:浜野謙太)」と、福子に惚れていたホテルの調理室係「野呂幸吉(のろ・こうちき、演:藤山扇治郎)」は、いずれも第3週時点で保科恵に鞍替えしています。

 

萬平の収監と拷問

萬平が憲兵に連行されました。「軍事物資横領」の容疑での逮捕です。

萬平は連行された先、「大阪憲兵隊東大阪」に収監され拷問を受けていますが、彼は「していないものはしていない」と容疑を否認し続けています。

 

憲兵が言うことには、ジュラルミンが大阪港の倉庫から見つかり、捕まった闇業者の「カツラギ・ゴンパチ」なる人物が、萬平からジュラルミンを買い取ったと証言した、ということです。

ジュラルミンは軍の統制品と知っていながら萬平が闇に横流しをした、と。

 

萬平はそのカツラギに会わせろと主張しますが、カツラギは既に自殺していると憲兵から告げられました。

 

萬平は、6,7人の牢屋でしょうか、そこに入れられると、囚人の親分のような存在の「稲村大悟」がいました。

メタ的な考え方であれですが、稲村は「六平直政(むさか・なおまさ)」さんが演じているため、稲村は比較的重要な立ち位置にいる人物であることを意味してるはずです。

釈放されてから後も、何らかの関わり合いが出てくるのではないかと予想されます。

 

加地谷の言葉

「ジュラルミンは理創工作社が軍に納めている、根菜切断機の材料や。それを俺に黙って闇業者に売り飛ばしてたんや、あいつは」

 

福子が理創工作社の社長・加地谷に電話をかけると、このように吐き捨てるように言いました。

萬平のことを信じられないのかと怒りを含めた問いをする福子に対し、憲兵が調べはついているから信じるも信じないもないと加地谷は答えます。

共同経営者として苦楽を共にした萬平を切り捨てるような発言です。

 

どうして立花さんが……と言う福子に、加地谷は「金目当てだ」と断言します。

「世の中に役立つ仕事をしたい」という過去の萬平の言葉を思い出し、あの人がそんなことをする訳がない、と福子は反論しますが……。

 

加地谷が怪しい

そういえば以前、世良か大作が、最近加地谷は誰かと頻繁に連絡をとっている、とか何とか言っていたような……。

怪しいですよね、加地谷は。

 

そもそも憲兵が萬平だけを連行するっておかしくないですか?

 

連行するときには社長である加地谷にも確認を取るのが筋でしょうし、萬平が怪しいのなら共同経営者で社長の加地谷だって相当に怪しいです。

カツラギが名前を挙げたのは萬平だけだったから彼だけを逮捕したということなのでしょうけど、憲兵から加地谷に任意で同行を願うみたいなことがあって不思議はない事案と思われます。

それなのに萬平だけが逮捕・連行された、これは加地谷が連絡を取っていたとされる相手が憲兵の中の誰かである可能性が出てきます。

いつしか加地谷にとって萬平が目障りな存在になっていて、萬平を排除するために憲兵と結託をして……という。

 

福子が乗り込む

福子は親友の敏子とハナと一緒に「大阪憲兵隊東大阪」に乗り込みました。

萬平を取り戻すため。

がしかし、憲兵に楯突くことはかなり危険な行為です。

恵に命じられお願いされ福子の様子を窺っていた牧と野呂が、とんでもない行動を取った福子を止めるべく自動車の陰から飛び出してきて、憲兵に頭を下げつつ福子の両脇を抱えて連れ帰っています。

 

福子は敏子とハナの他には、鈴にも克子にも恵にも誰にも、萬平の逮捕のことを話さずに一人で悩み苦しんでいました。夜、寝ながらうなされるほど。

仕事も手に付かない様子で、恵は心配して声をかけたものの、はぐらかすばかりで何も話してくれないことに、余程のことが起こっているのだと、恵は自分に好意を寄せている牧と野呂を使ってに頼んで調べさせていたのです。

 

福子が牧たちに連れて行かれたのは喫茶店的な場所で、そこに連絡を受けた恵もやって来ました。恵は福子にどうして憲兵に食って掛かったのかと聞いていました。

そして、皆で今井の家に行って、帰りを待つ鈴に萬平の事情を説明します。今回はここまででした。

 

おわりに

福子たちは世良に助けを求めるかもしれません。

しかし、あのお調子者の世良のことですから、自分に危険が及ぶ行為は絶対にしないはずで、萬平を切り捨てるでしょう。

萬平に無実が証明されると、僕は君の無実を信じていたよなどと言いながら再び近づいてくる、そういうキャラクターです。

ただ、わかりやすいくらい「長いものには巻かれろ」な人でもありますから……権力を持った人物が福子に協力してやってくれと言ってきたら、クルッと手のひらを返すことでしょう。

そういう、権力のある人は一人いるにはいますが……どういう流れで福子が「彼」に話をつけるのでしょうか。やっぱり大阪東洋ホテル?

 

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