NHK連続テレビ小説『まんぷく』、2018年10月9日放送の第8話は福子の先輩の保科恵が実は男性との交際体験がない女性だと判明しました。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『まんぷく』2週「…会いません、今は」
朝ドラ『まんぷく』は、2018年10月8日月曜日から第2週「…会いません、今は」が放送されています。
物語の舞台は昭和16年の大阪です。
ヒロインは「今井福子(いまい・ふくこ、演:安藤サクラ)」です。
福子は今井家の末娘です。貧しいながらも愛情をたくさん受けておおらかに育った楽天家で、食べることが大好きな人です。
福子は女学校を卒業したばかり、「大阪東洋ホテル」で電話交換手として働き始めましたが、1ヶ月後には後述する恵の推薦でフロント係へと転属されています。
福子の母は「今井鈴(いまい・すず、演:松坂慶子)」、福子の長姉は「咲(さき、演:内田有紀)」、次姉「克子(かつこ、演:松下奈緒)」です。
咲は宝飾屋で働いていましたが結婚をして辞めたようです。
年齢は30歳前。
結婚相手は「小野塚真一(おのづか・しんいち、演:大谷亮平)」。何をしている人でしたっけ?
咲は体調を崩して以来、嫌な「咳」をしています。結核の疑いあり。
克子は名字が「香田」です。つまり夫がいます。
夫は売れない芸術家・画家「香田忠彦(こうだ・ただひこ、演:要潤)」です。
子どもも「タカ」と「吉乃」と「重之」と「学」の4人います。
家計は苦しく香田の実家から援助をしてもらっている様子。
福子の父は既に他界しています。色々な物に手を出した挙げ句に亡くなったそう。
家計を支えていた咲は結婚をする、要するに家にはお金がない。
咲の結婚後は福子が家計を支えていくことになります。
福子が電話交換手として初めて応対した人物が「立花萬平(たちばな・まんぺい、演:長谷川博己)」でした。
萬平は「たちばな工房」という店を経営しているようです。発明家だったはず。
福子の女学校時代からの友だちには、専門学校に通う「鹿野敏子(かの・としこ、演:松井玲奈)」とタイピストの学校に通う「池上ハナ(呉城久美)」がいて、大阪東洋ホテルのべっぴんの先輩がフロント係「保科恵(ほしな・めぐみ、演:橋本マナミ)」です。
ホテルの調理室係「野呂幸吉(のろ・こうちき、演:藤山扇治郎)」、彼はおそらく福子に惚れるでしょう。
萬平の周りは、萬平の会社の共同経営者「加地谷圭介(かじたに・けいすけ、演:片岡愛之助)」、萬平を評価する世良商事の社長「世良勝夫(せら・かつお、演:桐谷健太)」がいます。
「たちばな工房」で働く「竹ノ原大作(演:宮田佳典)」も。
はい、わかりました
前回7話はブログの記事にしていません。
簡単に書きますと、6話で萬平が大阪東洋ホテルで働く福子を捕まえて告白をしましたが、急に我に返って恥ずかしさから今言ったことは忘れて欲しいと言って立ち去りました。
が、やはり萬平の気持ちは収まらず、後日、ホテルに出勤する福子を捕まえて、結婚を前提に付き合って欲しいとお願いしました。恵や他のホテルの従業員も通勤している中で。
福子の返事は「はい……わかりました」と気の抜けたような返事をしています。でも表情は笑顔です。
初デート
福子と萬平の初デートです。
以前2人で屋台のラーメンを食べたことも立派なデートな気がしますけど、きちんと手順を踏んで交際してからのデートという意味でなら正しく今回が初デートでしょう。
2人である公園(?)庭園(?)を散歩したり、以前とは別のラーメン屋で食事をしたり、萬平が自分の会社を案内したりしています。
その中で、それぞれの生い立ち、家族構成のことなどを語り合っていました。
福子は、自分が小学校を卒業する少し前に亡くなり、克子はその頃既に嫁いでいて、咲が父親代わりに一家を支えていた、母は口うるさく「私は武士の娘です」が口癖なくせにどっしり構えてられない心配性、克子の夫は描きたい絵しか描かない等など……。
萬平は、自分が物心つく前に父親が、その直後に母親が亡くなった、兄弟がいなかった自分は親戚の家を独りで転々とした、迷惑をかけたくなかったから18歳のときから修理屋で働き始めた、カメラでも時計でも大概のものは直せるようになり、25歳のときに独立して大阪に来た、直すだけではなくアメリカ製のミシンや幻灯機を改良し始めた、自分は売り込みができない、営業をやっている共同経営者がいる等など……。
そういうんじゃないんです
福子が会社を見学しているときに加地谷がやって来ると、彼が萬平に「そんな相手がいたか」と福子のことを言うものですから、
「あ、そういうんじゃないんですよ」
……と咄嗟に否定してしまいました。
デートの終わりに、萬平が福子を家の前まで送ると、別れ際に……
「でも、アレは嘘ですから」
「さっき、加地谷さんに『そういう相手じゃない』って」
「僕は本気で結婚を前提にお付き合いしたいと思っています」
……と改めて言うのです。
そういう相手はない発言は萬平の照れ隠しでしょうけど、福子には失礼な言葉というか、いや結局どっちなのと思われても仕方のない発言でしたから。
「私はべっぴんさんでもないし……立花さんに気に入ってもらえるようなところは……」
と福子が言うと、萬平は言葉を遮るようにして
「そんなことはありませんっ!」
「福子さんは……
……………か………
可愛い方です」
「それに、心が優しくて礼儀正しくて、頭もいいし、ラーメンも美味しそうに食べるし……」
「また、また会ってください!」
と言いました。必死です。
福子は「こちらこそ」と自らの髪を撫でながら返事をするのでした。
最大の壁「鈴」
7話で鈴は福子の見合いの話を進めるように知人女性に言っていたかと思います。
相手の男性は29歳の「天王寺銀行」に勤めているそうです。
大企業で働いている立派な人、それが鈴の望む福子の結婚相手です。
咲の結婚も克子の結婚にも反対だった鈴は、福子には自分の望む男性と結婚してもらいたい、そう思っているのです。
が、先ほどの家の前での萬平と福子の会話を鈴は聴いていました。
家に戻った福子に早速問う鈴。
相手は会社経営をしている人だと事情を説明すると、会社経営など博打打ちみたいな人とは駄目だと反対しました。
知りもしないでと福子はあしらっていましたが……。
恵は未経験?
仕事中、フロントで変顔になって悩んでいる福子に恵が声をかけます。
恵は萬平のことで悩んでいるのかと聞くと、福子は母が萬平では駄目だと言われたことを話すと、恵は「何で?!」と大声で聞きました。
「(福子の)結婚相手は(鈴が)自分で決めるって。もうどうしたらいいんですか? 保科さん教えてくださいぃ〜。保科さんなら」
と、すがる福子。しかし恵は意外な言葉を返しました。
「そんなことないよぉ。私は男の人に好かれてるやろとか、そういう経験たくさんあるやろとか、思ってるかもしれんけど、全くないから」
「むしろ聞きたいのはこっちよ。どうしたらいいの、私は?」
男性との交際経験が一切ない女性みたいです、恵。
昭和16年当時の恋愛がどういう感じなのかわからないのであれですが……綺麗すぎるがために男性が近寄りがたい雰囲気を発している女性という設定なのでしょうか。
咲の入院
その翌日でしたか、大阪東洋ホテルに「牧善之介(まき・ぜんのすけ、演:浜野謙太)」がやって来ました。
福子が牧に声をかけると、牧は驚いた表情でどうしてあなたがここにいるのかと言うものですから、福子は以前からここで働いていると答えます。
しかし牧はそういう意味で聞いたのではありませんでした。
咲が昨晩倒れて、病院に運ばれて緊急入院したのに、妹の君がどうしてホテルで仕事をしているのか、と牧は尋ねているのでした。
咲が入院したことは福子にとって寝耳に水、そのときまで全く知りませんでした。
牧に咲が入院している病院名を聞くと、恵に早退すると伝えて病院に駆けつけます。
病室では咲がベッドで寝ていて、真一が看病をしています。
真一が部屋に入ってきた福子を認めると、咲が昨晩血を吐いたと、病名は「結核」であると伝えています。
真一の言葉にショックを受ける福子……風邪で体調を崩したとばかり思っていたのです。
いや、咲は病状がなかなか改善しなかったですから、福子の心のどこかでは咲が重い病気を患っているのでは、と思っていたのかもしれません。
でもその可能性を考えたくなかった、信じたくなかったと。
牧善之助の新たな恋
牧は咲のことがずっと好きでアピールを続けてきた男性です。
しかし今回、福子の隣りでフロント業務をしていた恵に惚れたようでした。
心変わり。
まぁ咲が結婚をした時点で、ということもあるのでしょう。
おわりに
咲は亡くなることは風邪を引いた時点でわかっていることですね……残念ながら。結核と知って驚いているのは登場人物だけで、私を含めた視聴者は知っとるわという。
福子が楽天家でおおらかな女性なのでわかりにくいですけど、福子のおかれている状況は決して楽観できるものではないですよね。
交際は反対されるは姉は亡くなりそうだは戦争が激化しそうだはで。
先週土曜日の第2週予告動画では、萬平が憲兵に連行されている様子もありましたし……前途多難すぎ。
個人的には鈴さんが少々苦手です。親っぽく見えないのですよね。
鈴は娘のことを考えているようで実は自分のことばかりですし、福子への接し方もまるで使用人か何かのようですし。
「私は武士の娘です」発言だっていつの話だという感じですし、それを言うなら福子だって武士の孫ですからね。何の言い訳にもなっていないんじゃないかと。