NHK連続テレビ小説『まんぷく』、2018年10月3日放送の第3話は鈴さんの腹痛の本当の理由が明らかになっていました。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『まんぷく』1週「結婚はまだまだ先!」
朝ドラ『まんぷく』は、2018年10月1日月曜日から第1週「結婚はまだまだ先!」が放送されています。
物語の舞台は昭和13年の大阪です。
ヒロインは「今井福子(いまい・ふくこ、演:安藤サクラ)」です。
福子は今井家の末娘です。貧しいながらも愛情をたくさん受けておおらかに育った楽天家で、食べることが大好きな人です。
福子は女学校を卒業したばかり、「大阪東洋ホテル」で電話交換手として働き始めました。
福子の母は「今井鈴(いまい・すず、演:松坂慶子)」、福子の長姉は「咲(さき、演:内田有紀)」、次姉「克子(かつこ、演:松下奈緒)」です。
咲は宝飾屋で働いていましたが、近々結婚をします。家を出るということ。
30前で嫁入りしてホッとしたと鈴さんが言っていたので、そういう年齢のようです。
結婚相手は「小野塚真一(おのづか・しんいち、演:大谷亮平)」。何をしている人でしたっけ?
克子は名字が「香田」です。
つまり夫がいます。夫は売れない芸術家・画家「香田忠彦(こうだ・ただひこ、演:要潤)」です。
子どもも「タカ」と「吉乃」と「重之」の3人いて、しかも1話現在お腹が大きい(4人目)です。
福子の父は既に亡くなっています。色々な物に手を出した挙げ句に亡くなったそう。
家計を支えていた咲は結婚をする、要するに家にはお金がない。
咲結婚後は福子が働いて一家の家計を支えていくことになります。
福子が電話交換手として初めて応対した人物が「立花萬平(たちばな・まんぺい、演:長谷川博己)」でした。
萬平は「たちばな工房」という店を経営しているようです。発明家だったはず。
福子の女学校時代からの友だちには、専門学校に通う「鹿野敏子(かの・としこ、演:松井玲奈)」とタイピストの学校に通う「池上ハナ(呉城久美)」がいて、大阪東洋ホテルのべっぴんの先輩がフロント係「保科恵(ほしな・めぐみ、演:橋本マナミ)」です。
ホテルの調理室係「野呂幸吉(のろ・こうちき、演:藤山扇治郎)」、彼はおそらく福子に惚れるでしょう。
「たちばな工房」で働いている「竹ノ原大作(演:宮田佳典)」もいます。
加地谷圭介の登場
3話から新たなキャラクターが登場していて、それが「加地谷圭介(かじたに・けいすけ)」です。
加地谷は「片岡愛之助(かたおか・あいのすけ)」さんが演じています。
スーツにハット、大きめのオレンジ色の蝶ネクタイと同じ色のチーフを胸に挿す、気取った雰囲気のある男性です。
萬平の「たちばな工房」を訪れ、ポジフィルムを使わず紙焼き写真をそのまま投影できる幻灯機を、日本国内で作っている人間がいる噂を聞きつけてやって来ました。
幻灯機(げんとうき、英語: magic lantern)は、スライド映写機の原型にあたる機械、あるいはその後身であるスライド映写機の古典的呼称である。
幻灯機のWikipediaにはこのように書かれています。
萬平の大阪弁を聞いて、大阪の人間ではないことを看破した加地谷は、萬平に出身を聞いています。
子どもの頃に両親を亡くし各地を転々として、大阪に来たのは3年前だと萬平が答えます。
すると、加地谷は陸軍のお偉いさんが知り合いにいてその人が萬平の作る幻灯機に興味を示してくれるはずだと言い始め、萬平の反応を見て萬平が経営に疎い人間だということも見破ります。
そこで加地谷は俺が手伝うと、共同経営を提案しています。
まぁ胡散臭いですが、加地谷が営業を担当すると言っことで萬平は話に乗ってしまうようです。
鈴の腹痛の本当の理由
福子の母・鈴がお腹を抑えて床に倒れていました。盲腸ではないかと鈴は言うのですが、医者に診てもらったところではどこも悪くないようです。
腹痛にもかかわらずツナ缶を食べていたことで、今回、鈴はとうとう本音を白状させられています。理由は……
「福子と二人きりになるのよぉ」
……でした。
咲が結婚をして福子と二人きりで暮らすことが心細いから。
咲や克子は福子がホテルの仕事を得ている、しっかり働いているじゃないの、と言うのですが……。
実際のところ福子は電話交換手の仕事で失敗ばかりをしていて、確かに少々頼りないところがあります。福子は職場での失敗を咲と克子を始め家族には話していません。
なので鈴の不安も実はわかるのですね、福子本人は。
福子と二人暮らしになることが不安だから、というのは咲の結婚を反対する理由としてはちょっと弱いでしょうか。
福子が就職をする前、咲と小野塚が結婚をすると言ってきたときから反対をすれば良い話ですし、結婚直前になって反対することではないような。
フロント係へ
前回、福子は萬平からの電話を外国の宿泊客の部屋に取り次ぐ失態を犯しています。
その間違えられた方の客「ブラウン」がホテルをチェックアウトするときに、フロント係の保科恵に、気にしていないと電話交換手に伝えるよう言付けを頼んでいました。
ブラウンは福子の名前を知らないので「英語のとても上手な女性です」と福子のこと説明。
恵はそれが福子のことを指しているとわかったらしく、仕事からあがる福子をつかまえ屋上(?)に呼び出して、ブラウンさんの言付けを伝えていました。
そして福子が英語をどこで勉強したのかを聞きます。
福子は子どもの頃、イギリス人の家庭教師から英語を習ったと答え、家が貧乏になってからも母がきっと役に立つからと言われ、勉強を続けてきたと答えています。
後日、福子は支配人「大前田三郎」から部屋に来るように言われます。
部屋に行ってみると中には恵もいて、大前田から電話交換手からフロント係になってくれないかと打診を受けます。
恵が福子の英語力を見込んで、大前田にフロント係への転属を強く薦め、それが支配人に受け入れられたということでした。
しかし、べっぴんでないとフロントにはなれない、そういう噂を聞いていた福子は話の内容に戸惑います。
大前田「べっぴんにも色々あるからね」
恵「あなたの笑顔はとっても素敵よ」
と言われ、福子は転属することになりました。
結婚許可
福子はその日、家に帰って家族にフロント係に転属になった話をすると、咲と克子から大層喜ばれます。
克子は、フロント係はホテルの顔で給料も上がるのだから、咲がお嫁に行っても福子が生活を支えてくれる、二人きりの生活も心配はいらないわね、と鈴に声をかけました。
福子は改めて、フロント係になれたのは鈴のおかげだと感謝を述べます。父が亡くなっても高等女学校に通わせてくれたおかげだと。
これからお母さんを支えるから、咲姉を気持ちよく嫁がせてくださいとお願いしました。
そしてようやく鈴は「わかりました。もう何も言いません。咲、真一さんと幸せになりなさい」と結婚を許可してくれました。
結婚の披露宴で、萬平が開発した幻灯機を使ってという流れっぽいですね。
そこで福子と萬平が出会い……恋に落ちて……と。
第1週の週タイトル「結婚はまだまだ先!」は咲のことだけでなく、福子のことでもあるはずです。
おわりに
福子と恵が仲良くなるシーンみたいなものがなく突然今回の話になっていたので、ちょっとその間のエピソードが欲しいかな、と思いながら見ていました。
本文中にも書いていますけど、鈴が咲の結婚を反対する理由がちょっと弱いかなとも思っていますので、恵とのこともそうですけど作りが少々雑な印象を持ちました。