NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年9月12日放送の143話はそよ風の扇風機を作るヒントが出ていました。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『半分、青い。』第24週「風を知りたい!」
2018年9月10日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第24週「風を知りたい!」の放送が始まりました。
物語の舞台は再び東京、時代は2012年(平成24年)だったでしょうか?
本作のヒロインは「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」です。
鈴愛は小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。
鈴愛は楡野家の長女。1971年(昭和46年)7月7日生まれ、アラフォーです。
森山涼次と結婚して「森山鈴愛」となり、「花野(かの)」と名付けた女の子を出産しています。
が、第18週で涼次と離婚して楡野姓へ戻り、一時は実家に戻っていましたが、24週現在再び東京へ行って、お一人様メーカーで商品開発・販売をしています。
鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、「東美濃(ひがしみの)」という架空の町の、「梟(ふくろう)商店街」という場所で「つくし食堂」を経営しています。
鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」です。
祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。
祖父「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」も2008年に他界、享年88。
2008年時点で草太が新しい店長となって、「ふわとろカツ丼」を看板メニューに店を盛り返しています。
草太には「里子(さとこ、演:咲坂実杏)」という嫁がいて、「大地(だいち)」という息子もいます。
また、草太には「健人(けんと、演:小関裕太)」という弟子もいます。健人は後述する麗子と結婚をしています。
鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。
律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。
父は「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」です。
和子は21週の2008年に亡くなりました。
鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。
2人は結婚をしています。
ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。
父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:山田真歩)」です。
菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。
菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。
「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。
2007年末、鈴愛と結婚をしていた「森山涼次(もりやま・りょうじ、演:間宮祥太朗)」は鈴愛に離婚を切り出し、離婚をしました。
涼次は、師匠でもある映画監督の「元住吉祥平(もとすみよし・しょうへい、演:工藤工)」等から、小説『恋花火』の脚本と監督を任されています。
2008年時点で涼次は監督として有名になりつつあるようです。
鈴愛の漫画家時代の仲間、漫画家として有名になったボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」と漫画家を辞めて結婚をした「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とは現在も交流があります。
鈴愛の漫画の師匠「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秋風の秘書「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」も同様です。
50%
晴さんが胃がんの手術をしました。
予定よりも早まっているので心配です。
以前の感想記事でも載せましたが、
2018年9月12日のニュースでがんの5年生存率に関するものがあり、
晴さんが患っている胃がんは、ステージ1で91.8%、
ステージ2で71.5%、ステージ3で64.6%、
ステージ4で14.5%ということでした。
142話で手術をした後、医師から
「組織検査の結果、5年生存率は50%」
と言われました。
フィフティ・フィフティ。
晴さん本人がいる前で、
何の準備もなく唐突に言われたものですから、
宇太郎はひどく怒ってしまいます。
そんなこと本人の前で言うことではないだろう、
それも事務的に済ませやがってということでしょうか。
でも私的には事務的に淡々と言われた方が
気が楽な気がしますが……これは人によるのでしょう。
それでも尚「そんなものですから」などと言う医師に、
宇太郎の怒りを他所に、
晴さんは淡々と医師の言葉を受け取っていました。
そんなものですか、と。
143話で、家に戻った晴さんは、
「確率はどうでもいい。今生きているだけで幸せな気分」
と言っていました。
朝が来るだけで幸せだと実感できるそう。
キラキラしている。
がんを患った経験のある方が仰っていましたが、
明日の朝を迎えられるだろうか
毎晩寝るときにそう思うです。
朝を実感できるということは自分が今生きている証なのですね。
鈴愛はお母ちゃんは大丈夫、私が死なさんと言っています。
鈴愛ならそう言うと思ったと晴さん。
確かに鈴愛が言いそうなセリフです。
神様に似ている
142話で「津曲雅彦(つまがり・まさひこ、演:有田哲平)」の
息子「修次郎(しゅうじろう)」が登場していました。
修次郎は「荒木飛羽」さんが演じています。
修次郎は常にマスクをしている少年です。
小学校の頃に「いじめ」に遭って以来、外さなくなったそう。
彼は曲を作ってネットにあげているみたいです。
143話の様子だと『ニコニコ動画』っぽかったです。
動画コメントが右から左に流れている感じが。
曲は『神様に似ている』。
当時はボーカロイドに人気が出ていた頃でしょうか。
曲を作れるならバンドは組まないのかという津曲に、
修次郎は(ボーカロイドなら)一人でできるから、と答えていました。
風の形
扇風機と自然の風では「風の形」が違うそう。
速さや範囲もさることながら。
扇風機の風は羽根から生まれるため「渦」がある、
自然のそよ風には渦がない。
渦のせいで、扇風機の風はドリルのようになっている。
衝撃が積み重なる。
この渦をなくすことが一番のポイントです。
しかし、羽根があってこその扇風機のはず……
どうするのか?
ダ○ソンの羽根のない扇風機が話題になりました。
が、あれとこれとは根本的なコンセプトが異なるようです。
ダイ○ンはもっともっと強い風、
パワフルな風を作ろうとしている。
我々とは方向性が真逆、とは律。
ダイソ○ンがしていることは、
「扇風機の形を変えること」
我々はしようとしていることは、
「扇風機の風そのものを変えようとしている」
なるほど、わかりやすい説明です。
おわりに
ラストで、鈴愛は晴さんが押入れにしまっていた
「モアイ像」のオブジェを見て思い出しました。
100円ショップ「大納言」の
店長「田辺一郎(たなべ・いちろう、演:嶋田久作)」を。
失礼な話ですが……。
大納言で店長は、壁掛け扇風機を風に当てていました。
どうして風を壁に当てていたかというと、
一旦、壁に風を当てると風が優しくなると言っていました。
やはりあのエピソードがヒントでしたか。