ディスディスブログ

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仙吉さんが言った「五平五升」とはどんな意味でしょう?ウサギは美味しいのか問題勃発です - 朝ドラ『半分、青い。』116話の感想

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NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年8月14日放送の116話は花野に鈴愛の漫画家の過去がバレました。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

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『半分、青い。』第20週「始めたい!」

www.nhk.or.jp

 

2018年8月13日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第20週「始めたい!」の放送が始まりました。

物語の舞台は東京、時代は2008年(平成20年)。

本作のヒロインは「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」です。

鈴愛は小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。

鈴愛は楡野家の長女。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第20週現在36,37歳と思われます。

森山涼次と結婚して「森山鈴愛」になり、第17週には「花野(かの)」と名付けた女の子を出産しています。

が、第18週で涼次とは離婚して、楡野姓に戻りました。

 

鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)という架空の町の、梟(ふくろう)商店街という場所で「つくし食堂」を経営しています。

鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。

祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。

2008年時点で草太が新しい店長となって、「ふわとろカツ丼」を看板メニューに店を盛り返しています。

草太には「里子(さとこ、演:咲坂実杏)」という嫁がいて、「大地(だいち)」という息子もいます。

また、草太には「健人(けんと、演:小関裕太)」という弟子もいます。

 

鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。

律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。

鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。

ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。

父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。

菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。

菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。

「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。

 

2007年末、鈴愛と結婚をしていた「森山涼次(もりやま・りょうじ、演:間宮祥太朗)」は鈴愛に離婚を切り出し、離婚をしました。

一時諦めていた映画監督への道を再び歩み始めるためです。

涼次は、師匠でもある映画監督の「元住吉祥平(もとすみよし・しょうへい、演:工藤工)」等から、小説『恋花火』の脚本と監督を任されています。

 

鈴愛の漫画家時代の仲間、漫画家として有名になったボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」と漫画家を辞めて結婚をした「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とは現在も交流があります。

鈴愛の漫画の師匠「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秋風の秘書「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」も同様です。

 

秋風塾の五平餅版

「つくし食堂 2号店」を始めることになりました。

2号店と言っても食堂ではなくカフェで、

高校前の立地、

祖父・仙吉さんから「五平餅」を受け継ぎ、

それを目玉商品にしたいようです。

店のイメージは、

「石ノ森章太郎」さん原作の漫画・アニメ『ドンキッコ』のような、

チンチン電車の店内で五平餅を売る、

そういうお店です。

 

五平餅タレ付 4本

 

早速、仙吉さんから五平餅の作り方を教わる鈴愛、

特訓です。

 

しかし、普段は温厚で鈴愛に甘い仙吉さんですが、

こと五平餅のこととなると厳しくなり

(といっても大して厳しくはない)

 

「お祖父ちゃんは意外に厳しかった」

「まるで『秋風塾』の五平餅版」

そう鈴愛は感じています。

 

巨人の星(1) (週刊少年マガジンコミックス)

「意外とお祖父ちゃん『星一徹』やな」とも。

 

五平餅は焼き加減が命だそう。

焼きすぎてもあかん、焼かなすぎてもあかん。

 

でも「クルミ(胡桃)」も大事みたい。

潰し過ぎたらいかん。

大きすぎてもいかん。

ふ〜っと匂いが立つときがあるんやな

そのとき潰すのを止める。

……と、繊細です。

 

五平五升とは?

五平五升(ごへいごしょう)」

 

五平餅は美味しすぎて五升もお米を炊いてしまうほど。

そういう言葉があるようです。

自作?

 

花野の初めてのおつかい

花野は幼稚園に通い始めました。

保育園でしたか。

 

そして、今回116話に「初めてのおつかい」をしています。

律の萩尾家に鈴愛が焼いた卵焼きなどの幾つかの料理と

五平餅などを届けていました。

 

花野が無事に家にたどり着いたことを楡野家に電話で伝えると

「ええ金目鯛が入って、蒸したら和子さん食べられるかなと思って」

とは晴さん。

 

律が花野にバラす

花野はしばらく萩尾の家で律と遊ぶことにしています。

律が弾くピアノを聴いたり、お絵かきをしたり。

 

花野は律に漫画を読みたいと要求します。

 

あしたのジョー(1) (週刊少年マガジンコミックス)

『あしたのジョー』や『巨人の星』、『愛と誠』

普段、花野が宇太郎に読んでもらっている漫画です。

鈴愛も宇太郎の影響が強い子どもでしたが孫までも

宇太郎の影響下に置かれています。

 

律は家にそういう系はない、

でも秋風羽織の漫画ならいっぱいあると答えました。

 

花野は秋風を知りませんでした。

秋風?と花野が聞くので律は……

 

「ママの漫画の先生」

「ママの漫画も上に全b(ryz…」

 

とまで言ったところで律はそれ以上話すのを止めました。

以前、鈴愛が自分に言った言葉を思い出したから。

 

「昔、漫画家だったとか嫌なんだよね」

 

鈴愛は花野に自分がかつてプロの漫画家だったこと、

漫画が単行本になっていることを娘に教えていませんでした。

なので当然のことながら花野は「楡野スズメ」を知りません。

 

「いや……ん?」

「いや……ゴメン、カンちゃん」

「律おじさんの勘違いやなぁ」

「『上』って何やろ?」

「ウエ?うえ……うぇ〜い」

 

と、必死にごまかしていましたが……。

花野は2階への階段を探し始めてしまいます。

 

一人部屋に取り残された律、

「やってまった〜」

と後悔しますが、もう手遅れでした。

 

 

故郷(唱歌)

その頃、和子さんは2階の自室のベッドに伏せていました。

拡張型心筋症を患っているため、体調が思わしくないのです。

 

階段のある場所を弥一さんに教えてもらい

2階に上がってきた花野は、

通路の戸にはめられた色とりどりのステンドグラス(?)を見つけます。

そのステンドグラス越しに、ベッドに入る和子さんにも気が付きました。

 

花野は「子守唄を歌ってあげようか?」と話しかけ

苦しいはずなのにそう感じさせまいとする和子さんは

「歌って」と返します。

 

和子さんは部屋に入っておいでと誘いましたが、

花野は恥ずかしいからと通路から歌い始めます。

 

女声合唱のための唱歌メドレー ふるさとの四季

花野が歌った曲は初めは「江戸子守唄」でしたが、

それでは暗い歌だからとすぐに歌うのを止めました。

 

続けて歌ったのが唱歌の「故郷(ふるさと)」です。

子供時代に鈴愛が律にピアノで弾いてもらったりしていたあの曲。

「う〜さ〜ぎ〜お〜いし か〜の〜や〜ま〜」

というアレです。

 

花野の歌う「ふるさと」に涙を流す和子さん。

子どもの頃の風景を、遠く離れた場所から懐かしむ歌詞ですし、

また、故郷に残した両親はどうしているかと思い返したり、

いつか故郷へ帰ろうと思ったり、

『ふるさと』はそういう歌詞ですから、

この先の命が短いと思われる和子さんにとっては……。

 

おわりに

最後、花野は途中から一緒に歌ってくれた律に、

 

「律、ウサギって美味しいのかな?」

 

と言ったでしょうか?

ちょっと聞き取りにくかったので語尾が違うかもしれません。

 

それを聞いた和子さんは、今まで泣いていたのに

吹き出すように笑い始めました。

救われた。

 

「兎追いし」→「ウサギ美味し」

と間違えることは「子どもあるある」ですよね。

 

他にも幾つか覚え間違えやすい歌はあります。

例えば『アルプス一万尺』では、

「小槍の上で」を「仔ヤギの上で」と間違えていたり、

『赤い靴』では、

「異人さんに連れられて」を「ひいじいさんに連れられて」

と間違えていたり。

あるあるです。

 

ていうか私が子どもの頃に覚え間違えていた曲ですが。

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