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和子さんの「調子に乗ることに調子に乗らないといつ調子に乗るの?」は重要な人生訓かもしれません - 朝ドラ『半分、青い。』115話の感想

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NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年8月13日放送の115話は鈴愛の「つくし食堂 2号店」構想に反対した晴さんは家を出ていって……です。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

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『半分、青い。』第20週「始めたい!」

www.nhk.or.jp

 

2018年8月13日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第20週「始めたい!」の放送が始まりました。

物語の舞台は東京、時代は2008年(平成20年)。

本作のヒロインは「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」です。

鈴愛は小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。

鈴愛は楡野家の長女。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第20週現在36,37歳と思われます。

森山涼次と結婚して「森山鈴愛」になり、第17週には「花野(かの)」と名付けた女の子を出産しています。

が、第18週で涼次とは離婚して、楡野姓に戻りました。

 

鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)という架空の町の、梟(ふくろう)商店街という場所で「つくし食堂」を経営しています。

鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。

祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。

2008年時点で草太が新しい店長となって、「ふわとろカツ丼」を看板メニューに店を盛り返しています。

草太には「里子(さとこ、演:咲坂実杏)」という嫁がいて、「大地(だいち)」という息子もいます。

また、草太には「健人(けんと、演:小関裕太)」という弟子もいます。

 

鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。

律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。

鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。

ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。

父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。

菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。

菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。

「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。

 

2007年末、鈴愛と結婚をしていた「森山涼次(もりやま・りょうじ、演:間宮祥太朗)」は鈴愛に離婚を切り出し、離婚をしました。

一時諦めていた映画監督への道を再び歩み始めるためです。

涼次は、師匠でもある映画監督の「元住吉祥平(もとすみよし・しょうへい、演:工藤工)」等から、小説『恋花火』の脚本と監督を任されています。

 

鈴愛の漫画家時代の仲間、漫画家として有名になったボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」と漫画家を辞めて結婚をした「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とは現在も交流があります。

鈴愛の漫画の師匠「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秋風の秘書「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」も同様です。

 

晴さんの家出

先週、鈴愛は律やブッチャー、家族の前で

地元で新しく会社を始める宣言をしました。

 

『つくし食堂 2号店』としてカフェを始めたい。

高校前の立地で、

祖父・仙吉さんから「五平餅」を受け継ぎ

それを目玉商品にしたいようです。

 

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「石ノ森章太郎」さんの漫画・アニメ『ドンキッコ』のような、

チンチン電車の店内で五平餅を売る、

そういうお店に父・宇太郎はしたいようです。

 

勝手に盛り上がる父娘に対し、

晴さんの堪忍袋の緒が切れました。

 

家出先はどこ?

晴さんは家出をしました。

行き先は「喫茶ともしび」でもなく

律の家、萩尾家です。

 

そういえば晴さんの実家ってどこでしたっけ?

これまでに描写はなかったような。

描写されていれば実家に帰った線もあったでしょう。

 

晴さんの突然の訪問に和子さんや弥一さん、

そして律はそんな晴さんを暖かく迎えています。

 

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妻を捜している宇太郎は

和子さんは「拡張型心筋症」を患っているので

まさか萩尾家には行かないだろうと思っていたようです。

でも行っていましたね……。

 

和子さんの気持ち

和子さんは、

晴さんには自分の病気のことを忘れていて欲しい

晴さんが自分を頼ってくれたことを嬉しいと思っています。

 

気を遣われる方が辛いのでしょう。

病気以前のように振る舞って欲しいのですね、和子さんは。

で、実際に病気のことを気にしつつも

家に押しかけてきた晴さんを嬉しく思った、という。

 

調子の良いときに調子に乗る

「やってみるってのも手やないかね?」

 

そう和子さんは晴さんに切り出しました。

つくし食堂2号店のことです。

 

何でも始めることは良いことや。

無責任には言えないけど、

晴さんのとこ草太くんのカツ丼に人気が出て流行ってる。

行列ができてる。

 

カツ丼が流行ったことは一生に一度のことだという晴さんに、

和子さんはそれはアカンと優しく諌めます。

 

一生に一度だったらそこで終わってしまう。

そういう調子の良いとき、攻めなければいけない。

 

調子の良いとき調子に乗らないといつ調子に乗るの?

 

……と、小悪魔な表情を浮かべる和子さんです。

笑い合う和子さんと晴さん。

 

和子さんの笑い声を別の部屋から聞く律と弥一さん。

2人が和子さんの隣室まで届くような笑い声を聞いたのは久しぶりかもしれません。

 

いや、和子さんが言った言葉、これはとても大事なことだと思います。

チャンスを逃さないよう準備を整え、

チャンスが来たときに一歩を踏み出せる勇気を持つ、

私にはなかったものです。

 

そして開業へ

鈴愛が晴さんを迎えに萩尾家に来ました。

 

dysdis.hatenablog.com

 

かつて鈴愛も小学校時代に、

ブッチャーと喧嘩になったことが原因で

萩尾家に家出をしていたことがありました。

 

そのときは晴さんが迎えに来ています。

今回は逆です。

晴さんが萩尾家に家出をし、娘が迎えに来ました。

バツが悪そうな母と娘。

 

2人が家に戻った翌朝、

宇太郎が晴さんに土下座をして謝罪します。

さすがに妻に家を出られるとは思っていなかったのでしょう。

 

そんな宇太郎に晴さんは、

お騒がせして申し訳ありませんでした

と謝罪をした後、

 

「私、2号店、悪くないと……思い始めました」

「ドンキッコのような店、2号店、悪くないかもしれません」

 

と2号店開業を認める発言をします。

それはつまり世界一周の船旅を諦めるということ、ですか?

 

草太などは話の展開について行けず大いに戸惑います。

健人は2号店の話そのものを知らないので余計に。

 

「ま、こういうのは数字やない」

「お母ちゃんも数字はようわからん」

「気合や気合」

「何とかなる(? 聞き取れず)」

「調子に乗るときは調子に乗らなあかん」

 

綿密な資金計画と経営戦略よりも、

和子さんの受け売りで調子に乗ることにしたようです。

 

おわりに

115話内で、律のロボット開発について

「菱松100年プロジェクト 人間共存型ロボットの実用化」

と銘打たれたレポートを律が和子さんに見せていました。

見せていたというか口で概要を説明していました。

 

肉親とは言え内容を話して良いのか?

守秘義務があるのではないか?

と心配になりましたが。

 

ていうか律が勤めている会社は「菱松電機」というのですね。

イシマツデンキだとばかり思っていました。

聞き間違い。

 

2号店については今後トントン拍子に事が運びそうな雰囲気です。

となると次は鈴愛と「より子(演:石橋静河)」との対決でしょうか。

怖いような楽しみなような。

 

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