NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年8月7日放送の110話は律の母・和子さんが……でした。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『半分、青い。』第19週「泣きたい!」
2018年8月6日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第19週「泣きたい!」の放送が始まりました。
物語の舞台は東京、時代は2008年(平成20年)。
本作のヒロインは「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」です。
鈴愛は小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。
鈴愛は楡野家の長女。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第17週現在29歳と思われます。
第16週でしたか、後述する森山涼次と結婚して「森山鈴愛」になり、第17週には「花野(かの)」と名付けた女の子を出産しています。
が、第18週で涼次とは離婚しました。
鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)という架空の町の、梟(ふくろう)商店街という場所で「つくし食堂」を経営しています。
鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。
祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。
2008年時点で草太が新しい店長となって、「ふわとろカツ丼」を看板メニューに店を盛り返しています。
鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。
律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。
鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。
ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。
父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。
菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。
菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。
「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。
2007年末、鈴愛は結婚をしていたリョウちゃんこと「森山涼次(もりやま・りょうじ、演:間宮祥太朗)」から離婚を切り出され、考え直すよう説得を試みるも涼次の決意は固く、離婚を受け入れました。
涼次は一時諦めていた映画監督への道を再び歩み始めています。
涼次の師匠でもある映画監督の「元住吉祥平(もとすみよし・しょうへい、演:工藤工)」等から、小説『恋花火』の脚本と監督を任されています。
鈴愛の漫画家時代の仲間、漫画家として有名になったボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」と漫画家を辞めて結婚をした「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とは現在も交流があります。
鈴愛の漫画の師匠「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秋風の秘書「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」も同様です。
新キャラ「健人」登場
110話から新キャラクターが登場していました。
「健人」です。
健人は「小関裕太(こせき・ゆうた)」さんが演じています。
健人はアメリカ生まれアメリカ育ち、母親は関西人で父親は東京人。
鈴愛の弟・草太の弟子で、「つくし食堂」で住み込みで働いている調理師見習い、現在は学生時代まで鈴愛が使っていた部屋を使って寝泊まりをしています。
草太考案、話題の特性カツ丼を学んでいるみたいです。
鈴愛が実家に帰ってきた日、健人はアメリカに戻っていたようで、1階で寝ていた鈴愛が朝目を覚ますと、目の前で食事を取っている帰国直後の健人がいた……
というベタな展開がありました。
和子さんの病名が判明
律の母親・和子さんの体調が思わしくありません。
出戻りの鈴愛が律の家に挨拶に行くと、和子さんは喜んで迎えてくれていて、一見すると普段と変わらない様子です。
しかし、鈴愛が家に帰って、食堂に来ていた貴美香先生に和子さんのことを尋ねると、貴美香先生は「いつまでかはわからん」と、和子さんの残された寿命はそれほど長くなさそうなことを言い始めました。
「心臓や。拡張型心筋症って言ってな、心臓が大きなってまう病気や」
と貴美香先生は守秘義務を守らずに教えてくれました。
医者……。
このことを知っているのは、萩尾家と貴美香先生、晴さん、鈴愛です。
小さな町ですから、皆がそれとなく察しているみたいですが。
それでも羽根より軽い鈴愛と晴さんに伝えるって……。
晴さんには和子さんから話が行っていたようです。
これは和子さんと晴さんの友情があるから。
本当に好きな人には知っておいて欲しいし、甘えたいし。
言葉気をつけたってね、と晴さんは鈴愛に言っていました。
けれども、その前に家に挨拶に行ったときには少々酷いことを言っていたような気もします。
病気が落ち着くまで律が家に居てくれることになっていると聞いて、治って欲しいような欲しくないような、と言っていました。
治って欲しいに決まっていますから、まぁ。
拡張型心筋症
和子さんがかかっている「拡張型心筋症」について、『国立循環器病研究センター』のページがありました。
上記リンク先のWebページがそれ。
心筋の収縮が弱くなって心臓が次第に拡張していく病気、とのこと。
血液を体内に送り出すポンプとしての機能が弱まることなどで心臓の負担が増していき、心不全の危険が高まるとか何とか書かれています。
怖い病気ですね。
最近では、iPS細胞を使った心筋シートの臨床研究が始まると、少し前のニュースで言っていた気がしますが、劇中の2008年時点ではまだ……。
ブッチャーは知っていた
ブッチャーは和子さんのことを全てではないにせよ勘付いていました。
あれだけできる律が、大阪でロボット研究のリーダーもしているのに、会社の名古屋支社に異動していること、その期間が終わったら本社に帰ること。
どうしても名古屋にいなければいけない理由がある、治る病気なら見舞いに来るだけでいいのに、という名推理。
「律の前で、あいつが言い出さん限り触れるな」
ブッチャーは鈴愛にそう年を押していました。
いいヤツです。
このとき、2人は「喫茶ともしび」で話していました。
そこへ律が顔を出して、鈴愛が泣いているところを見てしまい、ブッチャーが泣かしたと勘違いします。
鈴愛が泣いていたのは、和子さんのことを自分だけが知らなかったからです。
私が律を支える
その後事情を聞いたのでしょう。
ブッチャーも気を利かせて帰ったようで、「ともしび」で鈴愛と律が2人きりになりました。
律は、和子さんには普通に接して欲しい、と鈴愛にお願いしていました。
和子さんがそれを望んでいると。
鈴愛は律に「私が律を支える」と言いました。
……え?
という感じですね。
律には妻の「より子(演:石橋静河)」がいますから、より子と息子の翼が律を支えればいいことです。
あくまで友達としてなら良いでしょうか。
しかし、それでもより子の立場になって考えれば、鈴愛が律に近づくことは良しとしないでしょう。
かつて夫がプロポーズをした相手と近づくなんて……ねぇ。
おわりに
どんな病気にかかっても貴美香先生だけには診てもらいたくないですね……。
全て話されるかもしれませんから。
新キャラの健人が登場しました。
彼の役割って何でしょうね?