ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

ディスディスブログ

2018夏の特番『自由研究55 〜研究のツボ教えますSP〜」も面白い!ランドセルに付いてるフックの仕組みと答えは何でしょう?

スポンサーリンク

2018年7月22日日曜日16:35から、Eテレのミニ番組『0655(ぜろろくごーごー)』と『2355(にーさんごーごー)』が送る夏の特番、『自由研究55(じゆうけんきゅうごーごー)』が放送されました。

今回は「研究のツボ教えますスペシャル」です。

  

目次

 

スポンサーリンク

Eテレ『0655』『2355』

NHKオンライン | Eテレ 0655

 

0655は、1日のはじまりをつくる5分番組。
「日めくりアニメ」「おはようソング」などの楽しいコーナーで、あなたを送り出します。

 

きょうの終わりにほっとひといき。
『2355』は、見ると気持ちよくリラックスできる、
おやすみ前にぴったりの5分番組です。

公式Webサイトに乗っている番組の説明はそれぞれこのように書かれています。

 

『0655』は月曜日から金曜日、平日06時55分から始まる5分間のミニ番組。

『2355』は月曜日から金曜日、平日23時55分から始まる5分間のミニ番組。

 

『自由研究55 〜研究のツボ教えますSP〜』

「0655」「2355」が送る夏の特番「自由研究55」!自由研究にお困りのあなた、そしてご家族の方も、いますぐ始めたくなる自由研究のヒントがいっぱいです。「とん汁vsみそ汁」「トイレットペーパーの芯」「ゴミ箱」…意外なモノが自由研究になる!?「仮説」立てる楽しさがわかるアニメーションや、やってみるとしくみがわかる「工作」も登場。

声の出演:ロッチ、石澤典夫、稲塚貴一ほか

2018夏の特番『自由研究55』の番組のデータにはこのような説明がありました。

昨年2017年から始まった『自由研究』、今年が第2弾となります。

 

dysdis.hatenablog.com

 

上に貼った記事リンクが昨年の第1弾の放送の当ブログの感想です。

1年ぶりに放送された新作は「研究のツボ教えますスペシャル」でした。

 

何をしたらいいのか 途方にくれてるそこの方

困ったら とにかく こうする メソッド おしえます

 

「メソッド (method) 」とは「方法」や「やり方」の意味ですね。

 

「研究のツボ」4つ

2018年の『自由研究55』は「研究のツボ」が4つ提案されていました。

 

  1. 条件をちょっとずつ変える
  2. モデル化する
  3. 仮設を立ててみる
  4. 作るとわかる! 再現工作

 

この4つのツボがありました。

4つ目はツボではなくそのままですね。

 

1 条件をちょっとずつ変える

「研究のツボ」その1は「条件をちょっとずつ変える」でした。

これはどういう風にやれば良いか?

 

番組ではトイレットペーパーの芯を例に挙げていました。

 

トイレットペーパーの芯をテーブルの上から落とすと、真っ直ぐに立つことがあります。

立たないことも多いのですが、上手い落とし方をすると立つみたいです。

これを自由研究にしたいけど……どうしたら良いか?

 

ちょっとずつ高さを変えて落とせば立ちやすい高さがわかるのでは?

 

……と考えます。

しかし、手で落としていては同じ高さから落としているつもりでも毎回微妙に高さが異なってしまう。

 

ティファール トング キッチンツール エピス 274549

なので「トング」を木の板に貼り付けて「トイレットペーパーの芯を一定の高さから落とすマシン」を制作します。

トングを固定してトングでトイレットペーパーの芯が水平になるように挟み、トングを手で抑えつつ、落としたいタイミングで手を離す。

 

築地魚群 かまぼこ 上小板 紅白2本セット

トングを貼り付けた木の板の下にも「かまぼこ板」のような木の板を敷いて高さを出します。

下に敷く木の板は同じ高さのものを何枚も用意し、木の板3枚のときにトイレットペーパーの芯を落としたときは立つか、4枚のとき、5枚のときは……と高さをちょっとずつ高くしていきます。

それぞれの木の板の枚数につき、10回ずつ行い、トイレットペーパーの芯が10回中何回立ったかを数えます。

すると、実験では5枚のときが最も回数が多く、10回中5回立ちました。

次に多かったのは4枚のときで、10回中3回でした。

 

それで終わりかと言うとそうではありません。

板が4.5枚のときの方が5枚よりも多いかも……

トイレットペーパーの芯も真横にするより斜めにした方が立ちやすいかも……

と別な方法を考えて、それぞれにちょっとずつ条件を変えて実験を進めていけば、それが「トイレットペーパーの芯 立たせる研究」という立派な自由研究になる。

そういうことでした。

 

2 モデル化する

研究のツボその2は「モデル化する」です。

言葉が少し難しいですね。

 

「何かを比べるときは、ある要素だけを取り出して実験すると、それが原因なのか確かめることができる」

「この方法をかっこよく言うと……」

 

番組内では「モデル化する」の説明をこのように言っていました。

番組で「モデル化」の研究の対象になったのは「とん汁の研究」でした。

 

とん汁はみそ汁と比べると食事中ずっと温かい気がする。

とん汁は普通のみそ汁と比べると冷めにくいのかな?

……と思ったところから研究がスタートします。

 

Faburoデジタル水温計 金魚鉢水温計 水槽水温計 ブラック

水温計を2つ購入してきて、とん汁とみそ汁の時間経過によって温度がどれくらい変化するかを、それぞれ計ってみたのです。

するとやはりとん汁の方が温かさを持続させていることがわかりました。

その原因は何か?

 

よく見ると、とん汁にはが浮いています。

油が表面に膜を張るから冷めにくいのでは?

 

次に、ガラスのコップ2つに水温計も2つ、サラダ油を用意します。

コップに同じだけお湯を注いで、それぞれに水温計を入れる。

そして片方にだけサラダ油を入れます。

 

そうすることで前述した、「ある要素だけを取り出して実験する」、つまりモデル化することで、とん汁の温度が下がりにくい原因が油かどうかを知ることができます。

 

実験では、油を入れた方のコップがやはり温度が下がりにくかったです。

しかし、とん汁のときと同じ時間をかけて計ったにも掛から割らず、お湯はとん汁よりも水温が下がっていました。

とん汁の方が下がっていなかった原因は何だろう??

具が違う? 具の有り無し? こんにゃく?

……そうやってまた別の要素だけを取り出して(モデル化して)、実験を繰り返していけば、原因を特定できるかもしれません。

 

3 仮設を立ててみる

dysdis.hatenablog.com

 

研究のツボその3は「仮設を立ててみる」です。

こちらは『2355』でお馴染みのコーナー「BAR仮説(かせつ)」の海の家バージョン、「海の家 仮説」でした。

 

かき氷 Pカップ 115Φ×40mm 100個

海の家バージョンは実は、『自由研究55』が放送される前週にも『2355』や『0655』で放送されていました。

そちらで扱われていたのは「かき氷の容器 ナミナミ問題」でした。

バニラなどのアイスクリームの容器はサイドがツルツルなのに、どうしてかき氷の容器はサイドがナミナミ(波状)なのか? です。

確かに不思議ですね……。

 

『自由研究55』では「メロンのアミアミ あり/なし問題」でした。

マスクメロンの皮にはたくさんの線が入っていますよね。網状の。

あれはどうして付いているのか、を男性2人(声はお笑いコンビ「ロッチ」さん)が考え、それぞれに思いついた仮説を立てて説明します。

 

結局は、どちらも正解には至らず、海の家の店主が答えを言おうとするので……

「いやいや……待って待って。もう少し仮説、楽しませて〜」と2人が店主を止めてコーナーが終わりました。

 

「皆さんも疑問が見つかったら『仮の説明』を考えてみましょう」

「そして、その仮説が正しいか確かめてみましょう」

「すると、自由研究につながるかもしれませんよ?」

 

とナレーションが入っていました。

 

マスクメロンのアミアミは、結構有名な話ですからインターネット上に答えがあります。

 

4 作るとわかる!再現工作

最後、研究のツボ その4は「作るとわかる! 再現工作」です。

こちらは考えるコツではなく、そのままですけど。

 

例えば、洗面所にあるゴミ箱。

手を使わなくても、ペダルを踏むと箱のフタが開くタイプのゴミ箱があります。

あれはどういう仕組みでできているのか、それを再現していました。

ゴミ箱が紙コップ、ペダルが木の棒、フタを押し上げる棒も木の棒、フタがダンボールでした。

 

他にも「チョロQ」がありました。

番組では「プルバックカー」と表現していました。

あの後ろに引いてゼンマイを巻いて走らせるミニカーを再現工作していました。

プルバック (pull back) とは「引き戻す」の意味ですね。

車体からゼンマイを取り外して、それがどのように作用すれば車輪に回す力となるのか。

それを再現していました。 

ゼンマイを紙で作り、竹串に巻きつけることで簡易モーターを作って。

車体は小さな紙製の箱、海外製のホッチキスの針が入った箱でしょうか?

タイヤも紙で、厚紙を丸く切り抜いていました。

 

さらに、ランドセルの脇についている、給食袋などの紐を引っ掛けてパチンと自動で締まるフックがありますよね。

あのフックを再現工作していました。

 

フックは「ナスカン」と呼ばれているみたいです。

 

フックの仕組みや原理が番組では説明されていませんでした。

答えは、私たち視聴者が実際に観察して再現してみましょう、ということ。

 

コクヨ クリップ ゼムクリップ ジャンボサイズ (50mm) 約100本入 クリ-10

VTRではフックを「ゼムクリップ」を使って再現工作していて、ゼムクリップを2ヶ所カットすることで再現できるそうです。

ゼムクリップのどこを切れば、パチンと戻る仕組みを再現できるのか……??

 

「仕組みが気になるものをじっくり観察する」

「そして身近な材料で作ってみる(工作)」

「すると、どんな仕組みで動いていたのかよくわかり、それをまとめると自由研究になってしまう」

「これが作るとわかる! 『再現工作』」

 

とナレーションが入っていました。

なるほど、これは対象に何を選ぶかがとても重要そうですけど、やりやすそうに感じられます。

フックの答えは……?

 

おわりに

ということで2018年の『自由研究55』もとても楽しい内容でした。

子どもだけでなく大人も十分楽しめますね。

 

再放送は夏休み中に必ず数回放送されるはずですから、本放送を見逃した方はぜひ再放送をご覧になってください。

 

プルバックカーのシーンを観ていたら『ゼロヨンQ太』を無性に読み返したくなりました……。

ご存知でしょうか?

かつて『コロコロコミック』で連載していた漫画のことです。

チョロQなのにミニ四駆かのようにどこまでも走っていく、不思議なチョロQのお話です。

 

でも番組でやっていたように、チョロQのゼンマイを外してしまうと、元に戻せないんですよね……経験者は語る。

 

スポンサーリンク