ディスディスブログ

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鈴羽が言った「ワルキューレの仲間たちを次々に毒牙にかけた『管理局の教授』」とは誰のことでしょう? - アニメ『シュタインズゲートゼロ』14話「弾性限界のリコグナイズ」の感想

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毎週木曜日01:35(水曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』が放送されています。

2018年7月19日の放送は第14話「弾性限界のリコグナイズ」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

 

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アニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』

TVアニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」公式サイト

 

アニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』、2018年7月19日の放送は第14話「弾性限界のリコグナイズ」でした。

14話から2クール目に突入しています。

先週の放送がなかったため2週間ぶりのシュタゲゼロです。

 

14話「弾性限界のリコグナイズ」

前回13話で「椎名まゆり(しいな・まゆり)」の未来の娘「椎名かがり(しいな・かがり)」が記憶を取り戻しました。

しかし、たまたま近くを走っていた街頭宣伝カーから流れるクラシック曲がトリガーとなって、「かがり」は再び失踪をしてしまいました。

 

一方、「岡部倫太郎(おかべ・りんたろう)」と「桐生萌郁(きりゅう・もえか)」の2人は、「橋田至(はしだ・いたる)」の未来の娘「阿万音鈴羽(あまね・すずは)」とタイムマシンで1998年に生き別れ、2010年に千葉県と東京都の県境付近で発見された「かがり」の空白の12年間を調べていました。

「かがり」が発見された地域に一件、廃棄された未登記の建物・施設が発見され、内部に侵襲すると隠し通路があり、その奥の一室に「かがり」がいたであろうと思われる痕跡を発見するのでした。

 

かがり失踪から数ヶ月

14話冒頭では既に「かがり」失踪から数ヶ月の月日が流れていました。

岡部たちは、あらゆる手段を講じて「かがり」の行方を捜していたようですけど、その手がかりさえ見つけられていないようです。

あらゆる手段をと言っても、事情が事情ですから警察に捜索願を提出する訳にはいかず、あくまで自分たちのできる範囲内で、ということになるのでしょう。

 

その間、例の施設は取り壊されていることが萌郁からの情報で判明していて、「かがり」の過去の痕跡はもみ消されています。

岡部と橋田は鈴羽に「かがり」が洗脳を受けていたであろうことを伝えています。

さすがに「まゆり」などには話せないでしょう。

 

真帆をラボメンにスカウト

橋田と鈴羽の親子は、ヴィクトル・コンドリア大学脳科学研究所所属研究員で、人工知能AI「アマデウス」の開発者の一人である「比屋定真帆(ひやじょう・まほ)」をスカウトしています。

「未来ガジェット研究所」に。

どうしてかというと、岡部に破棄されたタイムリープマシンを再び作るため、です。

 

橋田の手によって、岡部が分解する前段階までは作り直すことができたようですけど、完全とはいかず動作が安定しない、と橋田は言います。

「タイムマシンが使えなくなるかもしれない(どうして?燃料不足?)今、タイムリープマシンが絶対に必要なんだ!」と鈴羽。

 

どうして鈴羽はタイムリープマシンを作りたいか?

それは、彼女はこの時点ではまだ「シュタインズゲート世界線」へ世界を導くことを諦めていないからだと思います。

未来を変えようなどと考えるな、ゼロ世界の岡部はそう考えていて、鈴羽に協力しようとしていません。

「オカリンおじさん」は非協力的、「牧瀬紅莉栖(まきせ・くりす)」は既に故人、だからこそ鈴羽たちは真帆に頼るしか方法がないのですね。

 

しかし、真帆は彼らの誘いを断っています。

記憶データなんて膨大なデータをどうやって圧縮して過去に送るのか、そこがわからなければタイムリープマシンなど作れないと思っているためです。

 

「科学者だからと言って何でもできるとは思わないで」

 

そこにはタイムリープマシンを生み出した天才・紅莉栖への嫉妬心も少なからず含まれていると思います。

紅莉栖はモーツァルト、自分はサリエリ。

サリエリにモーツァルトの曲は書けない。

 

フブキがやばい……

「まゆり」のコスプレ仲間の一人「フブキ」が入院することになりました。

大事かと病院に向かう岡部たちでしたが、病院のロビーでは入院用のパジャマを着用してこそいるもののピンピンとした様子のフブキの姿がありました。

検査をしたいからと入院を勧められたのだそう。

 

以前、岡部に「リーディング・シュタイナー」が発動したことがありました。

リーディング・シュタイナーが発動、つまり世界線が移動したときに、フブキもまたリーディング・シュタイナーを感じたのか、倒れてしまったのですね。

倒れた岡部とフブキは病院に運ばれ、岡部はおそらく過去に何度も経験しているからすぐに退院できましたが、フブキはその後しばらく入院を続けて検査を受けるなどしていました。

 

今回もその流れで検査入院ということみたいですが、どういう訳か病院にはヴィクトル・コンドリア大学の「アレクシス・レスキネン」教授がいました。

レスキネンは岡部を姿を認めると、嬉しそうな表情を見せ、大声で岡部に話しかけ彼にハグをしていました。

 

ここにレスキネンが登場することは、やはり、かなり危険なことと感じられます。

フブキの検査入院とレスキネンが無関係とは思えないからです。

 

レスキネンは病院の院長先生に、(おそらく)フブキを個室に入院させるようお願いしている様子もありました。

他人がいては調べられない、脳をいじれないから?

 

私は、「かがり」の洗脳を施した人物はこのレスキネンではないか、レスキネンはアメリカの組織「DURPA(ダーパ)」か「ストラトフォー」に関係のある人物ではないか、と疑っています。

だとするならば、レスキネンに目をつけられているフブキは、「かがり」と同様何らかの「手」が加えられている可能性があるのではないかと……。

言い換えると、レスキネンたちはリーディング・シュタイナーの能力に気がついている可能性が少なからずあります。

だからこそレスキネンは、「未来のアインシュタイン(でしたっけ?)」として岡部を迎え入れたいのでしょう。

迎え入れる名目としては大学に、でしょうけど、本当はリーディング・シュタイナーの研究のために「組織」にスカウトしたいのかと。

ダーパかストラトフォーが岡部のタイムマシンの理論を手に入れたい、思惑があるでしょうか。

 

3度目の襲撃

今回3度目の襲撃がありました。

このときは14話冒頭からさらに数ヶ月経っている時期のようです。

季節は夏になっています。

 

1度目は元日でしたか、初詣帰りに集まったラボで、2度目は紅莉栖のノートパソコンを調べようとして止めた橋田の隠れ家で、いずれもグループで襲撃されていました。

他にも小さな襲撃はあったかもしれません(覚えていない)が、大きなものは2回あったかと思います。

真帆が日本で暮らしていたホテルにもありましたっけ?

 

今回の襲撃者は単独で、鈴羽が捉えていました。

襲撃者は1度目と2度目と同じ服装をしている女性です。

鈴羽がヘルメットを脱ぐように命令をすると、襲撃者は素直に応じヘルメットを脱ぎます。

ヘルメットの下から覗いた顔は……

 

かがり」でした。

 

「かがり」の目はやはり虚ろな、黒目に光が宿っていない様子でした。

このことは洗脳のスイッチが入っていることを示しています。

 

「かがり」は単独で、ラボからあるものを得ようとしていました。

それは「まゆりママ」からもらった「森の妖精さん」バージョンの「うーぱ」です。

ガチャポンのキーホルダー。

未来から持ち込まれたものですから、2011年にあってヴィンテージを感じさせる色合いに変化しています。

「かがり」にとって、うーぱは母とのつながりを強く感じるもののはずで、空白の12年にあっても心の拠り所であったものでもあるはず。

それは洗脳のスイッチが入った状態でも同じのようでした。

悲しい。

 

襲撃者「かがり」は橋田がラボに戻ってきた隙を突いて、「うーぱ」を奪って逃走しました。

鈴羽の腹部に裂傷を負わせて。

緊迫感のあるやり取りでしたね、「かがり」と鈴羽の。

 

1度目と2度目との違い

「かがり」が去った後で、橋田は2度目の襲撃も「かがり」だったのかな、と娘・鈴羽に聞いていました。

鈴羽の答えは否。

1度目は現場に「かがり」がいましたし、2度目は「漆原るか(うるしばら・るか)」の実家の「柳林神社」に匿われていました。

 

しかし、「かがり」は過去2回の襲撃者と同じ服装、黒ずくめの「ライダースーツ」を着用していました。

彼らが皆、同じ組織に属していることを意味しているはず。

 

神様の声が聞こえる

 

1998年に突然「かがり」が鈴羽に銃口を向けたときも、今回の襲撃時も、「かがり」はこの台詞を吐きました。

鈴羽は「かがり」が同じ言葉を発していたことに気が付き、「かがり」と2人でタイムマシンに乗って過去へと旅立った2036年の時点で、「かがり」は既に洗脳を受けていたことにも気が付くのでした。

 

神様とは誰か?

「かがり」が言う「神様」とは誰か?

 

それは「洗脳を施した人物」を指しているでしょう。

おそらくはレスキネンを。

 

レスキネンが2011年のいつから日本に戻っていたかは不明ですけど、フブキの入院は「かがり」の失踪期間内に起こっていますから、レスキネンが両方に関わっている可能性もまた低くありません。

今回、「かがり」が失踪をしたことでダーパかストラトフォーに再び拘束され、再洗脳を受けたことは容易に想像できます。

 

そんな「かがり」でも「まゆり」とのつながりを取り戻そうと、危険を犯してまでラボに侵入し、鈴羽や橋田を殺してでも「うーぱ」を奪い返そうとした。

とても悲しいことです。

襲撃時に「かがり」は涙を流しながら戦っていましたから、洗脳されていない素の「かがり」の抵抗でもあるでしょうから。

いや、そんな小さな頃から洗脳を受けてしまっていると、もはや素の状態がないかもしれませんから、涙は「まゆり」の娘としての「かがり」が流したもの、ですかね。

 

「管理局の教授」とは誰か?

橋田は岡部に「かがり」がラボに現れたことを報告しようとしています。

鈴羽はそれ自体否定はしてなかったですが、洗脳されている「かがり」は危険過ぎると警告をしています。

鈴羽は「かがり」を救うためにはタイムマシンが必要だと考えています。

 

また、「馬鹿か私は」と鈴羽は自分を責めてもいました。

「かがり」が2036年当時から洗脳されていたであろう可能性を今更ながら気がついたみたいです。

 

「ワルキューレの仲間たちを次々に毒牙にかけた『管理局の教授』」

 

と、「かがり」と洗脳がつながるある人物のことを思い浮かべた様子でした。

その人物は男性で、顔が光に隠されてしまっていましたが、頬の形状から「レスキネン」のように見えます。

「教授」ですしね。

 

鈴羽が何を言いたいのかというと、ワルキューレの仲間たちを殺めた人物は「かがり」ではないかと疑っている、ということでしょうか。

内部のにいる人間で、中心人物である「まゆり」の娘ですし、相手が子どもだと油断もするでしょうし、毒でも盛られたらひとたまりもないでしょう。

 

真帆が来日へ

橋田は再びスカイプらしきものを使って、真帆へ再び連絡を取りました。

日本に来てタイムリープマシン開発を手伝ってくれないかと。

 

「僕が絶対に完成させてみせる! 絶対にだ!」

 

「阿万音由季(あまね・ゆき)」の前ではしどろもどろの橋田ですが、鈴羽の前ではイケメンパパっぷりを発揮します。

真帆の前ではロリ○ズでしたが……。

 

岡部と紅莉栖は別の世界線で何度も何度もトライアンドエラーを繰り返し、それでも時に干渉することに成功した。

タイムマシンを完成させた。

しかし、天才には勝てないと端から諦め嫉妬をするのではなく、紅莉栖の出した答えを紅莉栖の遺した物から探すのでもなく、自分の力で紅莉栖の出した答えにたどり着けば良いのだと気が付くのです。

真帆は日本行きを決めました。

ラボメンナンバーは幾つでしょうか? 009? 010?

 

アマデウスとのやり取りは危険

しかし、真帆は今回、かなり危険なことをしてしまっていたように感じられました。

それは「アマデウス紅莉栖」とタイムマシンについて語ってしまったことです。

 

「もし、もしもよ、今タイムマシンを造る方法が見つかって、その材料が目の前にあるとしたら、どうする?」

「ただし、その材料を用意した人が言うのは『タイムマシンは悪魔の発明だ。絶対に造ってはいけない』って」

 

時間に干渉することで未来がどうなるか今いる自分たちに何が起こるかわからないから、使うかどうかで迷うけど形にはするでしょうね、とアマデウス紅莉栖は答えています。

 

アマデウスでのやり取りは、開発責任者であるレスキネンが全て目を通すと以前言っていたと記憶しています。

真帆がタイムマシンのことに関心を示していること、その会話の内容から彼女の行き先は岡部のところであることがわかるでしょう。

レスキネンはダーパかストラトフォーの一員である可能性がある以上、それらは知られてはいけない情報のはず。

なので真帆のこのアマデウス紅莉栖とのやり取りは非常に危険と思われます。

 

新ED「World-Line」

2クール目の第1回である14話からEDが新しくなりました。

World-Line」という曲です。

 

歌が紅莉栖のCV担当である「今井麻美」さん、作詞作曲が「志倉千代丸」さん、編曲が「悠木真一」さん。

 

【Amazon.co.jp限定】World-Line(DVD付盤)(複製サイン&コメント入りデカジャケット付き)

 

OPは1クール目と同じ「いとうなかこ」さんが歌う「ファティマ」でした。

が、歌詞が異なるため2番の歌詞と思います。

 

おわりに

2期目の一発目ということがあって、物語が動いた感じがしました。

レスキネンがやばい奴感が出てきましたね……怖い。

マッドサイエンティストであるのはほぼ間違いないところと思いますけど、悪意のある人物のようには見えないですね。

本人は悪いことをしているとは全く思っていない、でも他人から見ればやばいことをしてしまっている、そういうタイプの人なのかも。

 

気になる点は、「かがり」が2036年時点で既に洗脳を受けていることは今回わかりましたが、いつから洗脳を受けていたのか、その正確なタイミングがわかっていないことです。

特に重要なことは、「まゆり」と知り合う前から洗脳を受けていたのかどうかです。

なぜそこが重要かと言うと、「かがり」が「まゆり」と出会う前から洗脳を受けていれば、彼女が紅莉栖とそっくりな顔であることもまた人為的、あるいは人工的なものである可能性が浮上するからです。

「かがり」を「まゆり」たちに近づけるために整形を受けている可能性、そもそも彼女が暗殺者としてワルキューレに送り込まれている可能性が出てきてしまいます。

 

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