ディスディスブログ

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「かがり」の洗脳をした人物が誰か?フラッシュバックの内容から正体がわかった気がします - アニメ『シュタインズゲートゼロ』13話「回折叙唱のマザーグース」の感想

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毎週木曜日01:35(水曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』が放送されています。

2018年7月5日の放送は第13話「回折叙唱のマザーグース」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

 

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アニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』

TVアニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」公式サイト

 

アニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』、2018年7月5日の放送は第13話「回折叙唱のマザーグース」でした。

 

13話「回折叙唱のマザーグース」

前回12話で「椎名まゆり(しいな・まゆり)」の未来の娘「椎名かがり(しいな・かがり)」が記憶を取り戻しました。

 

かがりが子供時代に戻る

取り戻したといっても、「かがり」はまるで「阿万音鈴羽(あまね・すずは)」と生き別れになった12歳当時やそれよりも幼い、子供時代に戻ったかのような反応を見せています。

子供時代に戻った影響か、性格や表情も以前より明るくなっています。

岡部は「まゆり」に、「かがり」が未来から来た子で「まゆり」自身が未来で「かがり」を養子にしたことを教えていました。

……が、「まゆり」は理解ができていないようです。

まぁこれは仕方のない部分でもあります。

 

そんな「まゆり」に対し「まゆりママ」と呼んで甘えている「かがり」に、本作の主人公「岡部倫太郎(おかべ・りんたろう)」は不安を覚えています。

 

空白の12年(13年?)

岡部と「橋田至(はしだ・いたる)」が気にしていることは「空白の12年」です。

13話時点で2011年と思うので正確には13年かもしれません。

2036年の未来からタイムマシンに乗って1975年へとタイムスリップした鈴羽と「かがり」、「かがり」は当時10歳、しかしそこから1998年に移動したとき「あること」をきっかけに生き別れになってしまいました。

鈴羽も散々捜したのですが見つからず、2010年になって千葉県の某所で倒れているところを保護され、今は「漆原るか(うるしばら・るか)」の実家の「柳林神社」に匿われています。

10歳から22歳までの空白の12円、彼女は一体どこで何をして暮らしていたのでしょうか?

 

「いくら平和な日本つーても10歳のおにゃのこ(と言ってました)が一人で生きてくって無理っしょ」

「どこかで誰かの世話になったって考えるのが普通だけど」

 

と、橋田が至極まっとうなことを言っています。

岡部たちは「桐生萌郁(きりゅう・もえか)」に依頼して、「かがり」のことを調べてもらっていますけど、手がかりは何もありません。

それが逆に不自然です。

普通に誰かに匿われていれば、何らかの情報が出てくるはずですから。

不穏な空気が漂います。

 

鈴羽がかがりを見失った?

「かがり」は鈴羽と「未来ガジェット研究所」の下層にある「ブラウン管工房」でバイト中です。

そこで2人は言い争いを始めてしまいました。

そのとき「かがり」の口から、1998年に2人が生き別れになったときのことが発せられ、その内容は鈴羽に違和感を抱かせるものになっています。

 

か「それに元はと言えば、鈴羽お姉ちゃんが私を見失ったせいじゃん!」

鈴「っ!」

か「あのとき、お姉ちゃんが私を見失ったりするから、私は一人になっちゃったんだよ!」

鈴「待てかがり、お前は何を言って……」

か「だから! あの日一緒に歩いていたら、急にお姉ちゃんがいなくなったんじゃない! あの後すっごく……心細かったんだから(泣」

 

……ということを言っていました。

鈴羽の記憶にある当時とは異なります。

鈴羽の記憶では確か、「かがり」の様子が急変し鈴羽から銃を奪って銃口を向け、そのまま立ち去った……はず。

記憶が失われただけでなく、記憶の改竄が行われている……?

 

ブレインウォッシュの可能性

鈴羽からその様子を聞いた、鈴羽の父・橋田はラボで岡部に相談しました。

「かがり」の記憶がおかしいと。

 

岡部は「ブラウン管工房」の店主「天王寺裕吾(てんのうじ・ゆうご)」に、「かがり」の記憶のいち部が都合よく戻らないことについて尋ねると、一つ大きなヒントがもたらされました。

事故などによる記憶喪失や記憶障害ではなく、そこに第三者による人為的な力が絡んでいる、その可能性を岡部は考えています。

天王寺はそれを看破し、それを踏まえると一つ思い当たることがあると答えました。

それは「ブレインウォッシュ」である、と。

ブレインウォッシュとは即ち「洗脳」です。

 

そんな都合よく人の記憶を付けたり消したりなんて方法は知らないが、薬物や何かの技術を使って記憶を思い出せないようにすることは不可能とまで断言はできないと。

 

萌郁と一緒

岡部は萌郁のところへ行くと、萌郁は一つ怪しい建物を発見していました。

 

「椎名かがりが倒れていた場所の半径5km圏内」

「一軒だけ」

「登記上存在しないはずの建物」

「(おめでとうのスタンプ)」

 

とLINEっぽいメッセージアプリのやり取りで岡部に報告します。

萌郁の運転する自動車に乗って岡部はその建物へ行くことにしました。

 

建物は使われなくなって相当の年月が経った、いわゆる「廃墟」のように見えます。

しかし萌郁が言うには、廃墟のように見せるために偽装されているそうです。

散らばっているガラスの破片を見ると、比較的新しいもの、半年、長くて1年程度のものだと。

 

萌郁は建物に隠し通路を発見、その奥のある一室で足を止め、岡部を呼びます。

岡部がその部屋に懐中電灯の光を向けると……!!

 

ママ

会いたい

あいたい

 

などの文字が部屋の壁や床のいたるところに書き殴られています。

文字は赤く……血液でしょうか。

 

文字の他にもある人物の絵が描かれてもいました。

人物は「椎名まゆり」に似ていました……。

 

つまり「かがり」は空白の12年間の全てかはわからないものの、ある一定期間この部屋に拘束されていたことを意味しているようです。

やばい。

 

かがりの失踪

実は岡部と萌郁が建物を訪れている頃に、「かがり」が失踪をしてしまっています。

「かがり」と鈴羽が喧嘩をしてしまって、その仲直りのパーティでしたか、それを「まゆり」たちがラボで開こうとしていました。

「かがり」は遅れて来るように言われていて、一人で遅れてラボへ向かっていました。

道中にケーキを購入して。

「かがり」はケーキを手に持ち信号を待っていると、街頭宣伝車が道路を走ってきて、車のスピーカーから流されていたモーツァルトの何かの曲(「魔笛」?)が彼女の耳に入ります。

すると前回も起こったように、突然に黒目の光を失い、何かの暗示にかかったようにどこかへ歩いて行ってしまいました。

 

「きこ……える……かみ……さまの……こえ……が」

(聞こえる神様の声が)

 

そう言いながら。

 

「まゆり」たちは時間になってもラボに来ない「かがり」を心配し、お壁に連絡をしたり鈴羽などは外へ捜しに出かけています。

 

誰が「かがり」を洗脳したのか?

誰が「かがり」を洗脳したのでしょうか?

先ほど、街頭宣伝カーのクラシック音楽で暗示にかかった瞬間に、「かがり」はフラッシュバックが起こっていました。

 

それはまだ彼女が幼い頃、病院か研究室で戦争によるPTSD治療目的で頭部を調べられていた様子です。

「かがり」の幼い頃ですから2010年時点から見ると未来の出来事。

フラッシュバック内では、実は治療ではなく「AMADEUS SYSTEM SAMPLE(アマデウス・システム・サンプル)」の被験者であったこと、被験者番号が「K6205」であることがわかります。

 

「K6205」とは、以前ラボに襲撃者たち、これは「DURPA(ダーパ)」か「ストラトフォー」と思われますが、奴らが現れたときに「かがり」に対して呼称していたコードナンバーと全く同じです。

2036年頃の記憶と2010年の出来事がなぜ一致するのか?

とても偶然とは思えません。

 

改めて誰が「かがり」を洗脳したのかを考えると、ダーパかストラトフォーが「かがり」を拘束し洗脳をした、と考えるのが自然です。

 

また、アマデウス・システムですから、当然、人工知能AI「アマデウス」と密接に関係しているはず。

AI「アマデウス」を開発したのは、人工知能AI「アマデウス」の開発者の「アレクシス・レスキネン」教授、彼の部下「比屋定真帆(ひやじょう・まほ)」、故人となった「牧瀬紅莉栖(まきせ・くりす)」たちヴィクトルコンドリア大の研究チームです。

 

実は「かがり」のフラッシュバックではある人物の姿も映っていました。

 その人物は初老の域に入ろうかという白人男性に見えました。

着ている服装はごく薄いベージュ(ブラウン?)色のシャツに白衣です。

 

OPを見るとそっくりな服を着ている人物が一人映っているのですね。

その人物は「レスキネン」です。

 

このことによってレスキネンがダーパかストラトフォーの一員である可能性が浮上しました。

ていうか予測の範囲内ですね。

 

2036年当時、「かがり」はレスキネンから洗脳を受けていた。

レスキネンはダーパかストラトフォーの一員である可能性が高い(「ジュディ・レイエス」も)。

「かがり」は1998年から2010年まで失踪していて、その間千葉のある施設で拘束されていた。

その空白の(最大)12年間の記憶は、洗脳によって意図的に消されているか思い出せないようにされている。

 

ということは?

施設はダーパかストラトフォーが使っていた。

そこで「かがり」を拘束し洗脳していた。

そしておそらくですが、少なくとも来日していた間レスキネンが「かがり」を担当していた可能性も低くない。

そういうことかと思われます。

 

何のために「かがり」は洗脳されたのか?

何のために「かがり」は洗脳されたのでしょう?

そこがちょっとわかりません。

「かがり」である理由もいまいちわからないですね。

 

ただ、1998年に鈴羽と生き別れになったときにも、回想シーンの様子から洗脳の効果が現れていたようなので、それは大きなヒントになっているように思います。

 

ゼロ世界の鈴羽は、β世界線からシュタインズゲート世界線へ移動をさせるべく、1975年へと飛んでIBN5100を使って2000年問題を解決させようとしました。

「かがり」も鈴羽と一緒にタイムトラベルをすることになった。

 

「かがり」を使ってを鈴羽のそれを阻止すること、それが目的でしょうか。

ダーパかストラトフォーにとって、第三次世界大戦が発生するβ世界線は、自分たちアメリカが敵国ロシアとのタイムマシン開発競争に勝利すれば、世界を完全に支配できる訳です。

αからもβからも干渉を受けないシュタインズゲート世界線も、「SERN(セルン)」によるディストピア世界となるα世界線も、彼らにとってみれば敗北の道のはず。

 

「かがり」が選ばれたのは、岡部たちに近い人物であることと、大人より子どもの方が洗脳しやすいから?

 

おわりに

原作ゲーム未プレイのため、理解が追いついていない気しかしないです。

見当違いなことを書いている可能性がありますので、そのときは申し訳ありません。

 

それにしても今回、相当踏み込んでいましたね。

気になるのは、岡部たちは一度ならず襲撃を受けていて、「かがり」が狙われていることがわかっているにもかかわらず、「かがり」を一人にさせていたことです。

あれは不可解でした。

杜撰な脚本と言われても仕方がないくらいに。

 

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