日本時間の2018年7月3日03:00より、サッカー日本代表が『FIFAワールドカップ2018ロシア』、ベルギー代表とのベスト16を戦います。
日本代表の予想・希望スタメンです。
目次
西野ジャパンのメンバー
『FIFAワールドカップ2018』ロシア大会に向けた、「西野朗(にしの・あきら)」監督が選出したサッカー日本代表のメンバーは以下のとおりです。
- GK:「川島永嗣」「東口順昭」「中村航輔」
- DF:「遠藤航 」「昌子源」「長友佑都」「酒井宏樹」「槙野智章」「酒井高徳」「吉田麻也」「植田直通」
- MF:「本田圭佑」「柴崎岳」「原口元気」「香川真司」「宇佐美貴史」「乾貴士」「山口蛍」「長谷部誠」「大島僚太」
- FW:「岡崎慎司」「武藤嘉紀」「大迫勇也」
以上の23名です。
グループステージで日本が首位
日本代表はワールドカップ本戦のグループステージでは「グループH」に入りました。
ポーランドとセネガルとコロンビアが同組です。
日本は日本時間の2018年6月19日21:00から行われたグループステージ第1節コロンビアとの試合をスコア2 - 1で勝利しています。
2018年6月25日00:00から行われたグループステージ第2節セネガルとの試合をスコア2 - 2のドローで終えています。
2018年6月28日23:00から行われたグループステージ第3節ポーランドとの試合をスコア0 - 1で敗れています。
グループステージ全試合を終えて日本は勝ち点4で2位に入り、グループステージを突破、ノックアウトステージへと進出しました。
ノックアウトステージ1回戦、ベスト16の対戦相手はグループGを3戦全勝で勝ち上がったベルギーです。
ベルギー戦の日本のスタメン
ロシアワールドカップ、ベスト16、ベルギー戦の日本の予想・希望スタメンです。
-----------大迫-----------
乾--------香川-------原口
------柴崎----長谷部-----
長友--昌子--吉田-酒井宏
-----------川島-----------
フォーメーションは「4-2-3-1」です。
GKは川島選手(以下選手略)、DFは右から酒井宏樹、吉田、昌子、長友、MFはディフェンシブハーフ (DH) が長谷部と柴崎、右サイドハーフ (SH) が原口、トップ下が香川、左SHが乾、FWは大迫。
コロンビア&セネガルと同じ
ポーランド戦はコロンビア戦とセネガル戦と同じメンバーを起用するのではないでしょうか。
というのもポーランド戦では、コロンビア戦とセネガル戦から先発メンバーを6人も入れ替えて戦ったのですから、スタメンはコロンビア&セネガルでスタメンだった選手を使ってくると考えることが自然に感じられるからです。
柴崎のコンディション
一つ気になるのが柴崎です。
彼はポーランド戦でも起用された選手の一人で、試合中、中盤があれだったこともあり、彼にいつも以上の負担がかかってしまいました。
柴崎のコンディションが戻っているのかどうか、この点が日本にとって重要な鍵になりそうだと思います。
もし戻っていないようなら長谷部と山口、あるいは大島を起用することになるかと思います。
けど山口では心許ないですし、大島はワールドカップ本戦でまだプレイしていないですし……でリスキーです。
川島は?
過剰なくらい叩かれている川島ですが、彼は先発でしょう。
西野さんは川島にゴールを託していると感じられます。
ポーランド戦をレギュラーメンバーで戦っているのなら、あるいはベルギー戦では中村を起用する可能性もあるかと思っていました。
しかし、先ほども書いたように日本はポーランド戦でターンオーバーをしました。
それはどういう意味かと考えると、西野さんはベスト16を勝つつもりでいる、ということです。
勝つつもりなら尚のこと川島を外した方が良いのでは?
とも思われるかもしれませんけど、大会中1分もプレイしていない選手を、勝つつもりの試合で抜擢する可能性は低いです。
大舞台で萎縮してしまうかもしれませんし、吉田と昌子のCBコンビとの連携の不安も新たに生じますからね。
川島に不安がないかというとあるのですが……。
ただ大会に入ってからの3試合で、川島とディフェンスの連携が向上した分も絶対にあるはずです。
なのでベスト16でゴールキーパーを変更する選択はない、西野さんは過去3試合信じて起用し続けた川島にこの試合もゴールを託すだろうと思います。
ベルギーのスタメンは?
対するベルギー代表は……正直申し上げてスタメンが読めません。
グループステージ第3節イングランド戦で、ベルギーは日本と同じようにターンオーバーをしていました。
ですから参考になるのは(日本を舐めていない限り)第1節パナマ戦、第2節チュニジア戦の2試合になるでしょう。
パナマ戦とチュニジア戦ともに同じフォーメーションと同じスタメンだったと思います。
フォーメーションは「3-4-3」だったでしょうか。
3トップといってもメルテンスとアザールが2シャドーの「3-4-2-1」と捉えた方が良いかも。
GKがクルトゥワ、DFが右からアンデルヴェイレルト、ボヤタ、フェルトンゲン、MFが右からムニエ、デ・ブライネ、ヴィツェル、カラスコ、FWは右ウィング (WG) がメルテンス、CFがルカク、左WGがアザールでした。
センターバックはコンパニーが出場するとかしないとかの情報もありました。
出場すれば更に厄介なことになるかもしれないですし、コンディションが整っていない状態で強行出場すれば日本にとって有利に働くかもしれないです。
パナマ戦はメルテンスとルカクの2ゴール、スコア3 - 0でベルギーがパナマを下しています。
チュニジア戦は、チュニジアのブロンとハズリが1得点ずつあげましたが、アザールとルカクがそれぞれ2ゴールと途中出場のバチュアイの得点で、スコア5 - 2とベルギーが勝っています。
ベルギー代表の印象
ベルギー代表は、今大会の優勝候補の筆頭と言っても良いくらいの強さを誇るチームです。
代表戦はここ最近では2年ほど負けていません、22戦無敗……。
そのうちの1試合は昨年11月15日の行われた日本とのフレンドリーマッチも含まれているはず。
あの試合はルカクに得点を決められ、スコア0 - 1で日本が敗れました。
スコアだけ見ると日本が善戦したかのように見えるかもしれませんけど、スコア以上に圧倒された感覚しか私には残っていません。
アザールとルカクとデ・ブライネ
特に危険な選手は3選手、アザールとルカクとデ・ブライネです。
アザールといえばやはりドリブルでしょうか。
同サイドは酒井宏樹が担当します……が彼一人で抑えようとしないで原口や長谷部たち複数人数で対処したいところです。
ただ裏へ抜けるスピードもあるのでボールを持ったときのことだけを考えることも危険かもしれませんね。
ルカクは……でかくて強くて速くて上手いです……どうしましょう。
吉田と昌子(と槙野)は、世界的なストライカーのファルカオやレヴァンドフスキに得点を許しませんでしたから、ルカクも抑えてくれるはず。
しかし彼個人より怖いのは、彼の突破力以上に彼がポストをしてアザールやメルテンスが裏に抜け出ることでしょう。
デ・ブライネは、所属のマンチェスター・シティではDHのフェルナンジーニョの前、シルバと並んでインサイドハーフでプレイすることが多い印象ですけど、代表ではセンターハーフです。
パス能力が極めて高い、クリエイティビティの塊のような選手ですね。
日本としては彼に自由にボールを持たせる状況は即失点を意味し、それだけは避けなければいけないでしょう。
避けなければいけないことだらけ。
アザールやルカクの影に隠れがちかもしれませんが、シャドーの一角メルテンスも相当にやばい選手です。
メルテンスは元々ウィングの選手なので小気味いいドリブルに目が行きがちです。
が、所属クラブのナポリではストライカーであり、突破力に加え得点力もあります。
う〜ん。
日本はベルギーにどう対処すればいいか?
そんな怪物だらけのベルギーに日本はどう対処すれば良いでしょうか。
答えは日本のこれまでの戦いぶりにあると思います。
日本の守備は?
日本の「4-2-3-1」のうち「3-1」の4人、私の予想スタメンで言うと大迫と香川と原口と乾の4人が、積極的かつ組織的なプレスをかけることです。
ただかけるだけでなくかけ続けること。
彼らが誰にプレスをかけるか?
それはベルギーのCBの3人、中でもアンデルヴェイレルト(またはアンデルバイレルト)とフェルトンゲンです。
この2人が出し手になると思われますから、4人でプレッシャーを掛け続け、ベルギーの、特に先述した要注意人物3人に簡単にボールを与えないようにすること、ここが第一歩でしょう。
セネガル戦で見せたように、縦に速いカウンターを出させないように、出し手にプレッシャーを掛けてプレイをディレイさせることも重要です。
それでも完全に防ぐことは絶対に無理なので、少なからずアザールやメルテンス、ルカクにボールは渡ってしまいます。
そのときも日本は決して1対1の状況は作らず、常に複数人数で対処したいところです。
特に日本の両サイド、右の原口と酒井宏樹、乾と長友、これにボランチの長谷部と柴崎を絡めた連動が鍵を握るでしょう。
日本の攻撃は?
ベルギーが3バックを採用すれば、3バックの脇が弱点になります。
攻撃でもやはり守備と同様にサイドの選手が重要になりそうです。
ただ日本が1トップで来ることをあちらはわかっていると思うので、1人に対して3人で見ることになる3バックではなく、2人で見る4バックにするかもしれないですね……ちょっと読めません。
ただ、3バックにしろ4バックにしろ、ベルギーはウィングバック (WB) やフルバック (FB) で出場するであろう、右のムニエと左のカラスコ、特にカラスコはかなり攻撃的な選手です。
攻撃的な選手にありがちな、攻撃は得意だけど守備はちょっと苦手な傾向がカラスコにも当てはまります。
日本からするとカラスコのところ、ベルギーの左サイドが狙い目になるでしょう。
攻め上がった裏のスペースを日本の右サイド、原口や酒井宏樹が突いて行きたいところです。
ベルギーは、攻守において組織力より個人に依存しているチームになります。比較的。
ですから、怖くもあるのですが怖くなくもあるのです。
日本からすると特に攻撃はしやすいのではないかなと感じていますが……どうでしょうか。
おわりに
ということで、ロシアワールドカップ、ベルギー戦の予想・希望スタメンでした。
私はサッカー素人ですから見当違いのことを書いている可能性があります。
そのときは申し訳ありません。
日本はベルギーとの対戦成績が決して悪くないんですよね。
古くて申し訳ないですが、2002年の日韓大会ではスコア2 - 2で引き分けていますし、2013年にはフレンドリーマッチとはいえ日本がスコア3 - 2で勝利しています。
日本が勝った試合は柿谷と本田と岡崎の得点でした。
ベルギーはアザールもルカクもデ・ブライネもメルテンスも出場していたはずです。
今から5年ほど前の試合なので参考にならない部分も多分にあります。
ありますけど、あの試合のことを思い出して、名前負けだけはしないで戦ってもらいたいです。
ベルギー戦でも、コロンビア戦やセネガル戦のようなプレイができれば、勝つことも決して不可能ではないと私は考えています。