NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年6月20日放送の69話はユーコがピンチです。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『半分、青い。』第12週「結婚したい!!」
2018年6月18日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第12週「結婚したい!!」の放送が始まりました。
物語の舞台は東京、時代は1992年(平成4年)です。
本作のヒロインは「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」です。
鈴愛は楡野家の長女。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第10週現在18歳か19歳、高校を卒業した年です。
鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)という架空の町の、梟(ふくろう)商店街という場所で「つくし食堂」を経営しています。
鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。
祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。
鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。
律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。
鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。
ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。
父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。
菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。
菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。
「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。
鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。
1992年現在、東京にある漫画スタジオ「オフィス・ティンカーベル」が登場しています。
ティンカーベルには、鈴愛が律から勧められてドハマリした漫画家「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秘書の「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」、アシスタントにユーコこと「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」等がいます。
鈴愛は秋風のアシスタントをしながらプロデビューのために修行をしているところです。
律は、上京後住んでいたマンションで、同じ「セイホク大学」の法学部1年「朝井正人(あさい・まさと、演:中村倫也)」と出会っています。
9週終了時点で、鈴愛は正人と、律は「伊藤清(いとう・さや、演:古畑星夏)」と出会っていて、それぞれが付き合いそうな距離感にいます。
1990年に鈴愛は律から別れを告げられ、1992年時点でも再会していません。
時代は1995年へ
69話は68話から3年後、1995年(平成7年)になっています。
金融破綻があったり、景気低迷があったり、阪神・淡路大震災があったり、地下鉄サリン事件があったり……と、世紀末感が半端ない年でもありました。
バブルは崩壊し、それが企業レベルではなく私たちの生活レベルにも目に見えてきた頃です。
職場は秋風ハウス
鈴愛は24歳になっています。
鈴愛は3年経っても『月刊ガーベラ』で『一瞬に咲け』の連載を続けていました。
連載も3年目で、今はアシスタントを雇って仕事をしています。
連載作品を描くことの大変さを身に沁みているようで、改めて師匠・秋風羽織の凄さを認識しています。
1995年時点で、鈴愛とユーコが下宿していた「秋風ハウス」は改装して、鈴愛とユーコの仕事場になっています。
秋風は場所を提供する代わりに売上の何割かを受け取る契約。
ユーコがピンチ
ユーコも『ビッグ・イブニング』誌で『5分待って』の連載を続けていました。
ところが69話で連載打ち切りの宣告を受けていました。
担当編集から「あと3回」だと言われています。
あと3回で最終回を迎えるから物語を完結させてくれ、という意味。
『5分待って』は一度はブレイクしたものの、アンケート結果も販売部数もみるみる減少していってるそう。
ユーコは、ただ物語を追っているだけの自分に気が付きながらも、漫画を描けない、ネタも浮かばないと、打ち切りになったことから逃げてしまっています。
諦めの気持ちもあるみたいです。
3年前はいつも着ていたチェック柄のシャツやボーダーのポロシャツではなく、大人っぽいワンピースにメッシュ地でしょうか、ニットを羽織って、かっちりメイクをして髪をセットして……夜遊びです。
『ビッグ・イブニング』の編集長から個人的に好かれているみたいで、2人で会っていたりバッグを貢がれたりしています。
そのくらい自棄になっています。
化粧をした清野菜名さんは「吉瀬美智子」さんに似ていますね。
おきれいです。
ボクテと再会
そんなユーコを心配した鈴愛は、ある日「喫茶おもかげ」にボクテを呼び出しました。
ボクテは1995年時点で時代の寵児となっています。
ボクテの作品『女光源氏によろしく』がコウダンカン出版からデビューし、それがヒット、映画化、ロングランを果たしたそうです。
鈴愛がボクテを呼び出した理由をボクテ自身察しているようでした。
ユーコの具体的な話を進めようとしたその時に、「おもかげ」のドアが開いて入ってきた人物がいました。
秋風です。
ボクテは鈴愛や秋風に対して裏切り行為を働いて、オフィス・ティンカーベルを去った経緯がありました。
それ以来の再会です。
2人はどういう会話をするのでしょう、特に秋風が何を口にするかが70話の注目になりそうです。
律が京大大学院へ
鈴愛の幼馴染みの律は1995年時点で京大大学院へ進んでいます。
ロボット開発の研究室で師事していた「宇佐川乙郎(演:塚本晋也)」教授がセイホク大学から京大に移動したので彼についていったそうです。
律は鈴愛と別れてからも、鈴愛の漫画家としての活動は追っていて、『月刊ガーベラ』も購入していました。
先週土曜日の12週の予告を見る限り、そろそろ律と鈴愛が再会しそうです。
といっても、劇中で言うと別れてからまだ10日ほどしか経っていないと思いますが。
正人と清はどうしているのでしょう?
シーナ&ザ・ロケッツ
ユーコは前回と同様「シーナ・アンド・ロケッツ」の「神様」と言っていた曲を口ずさんでいました。
編集長とのカラオケでも必ず歌うそう。
曲の元ネタは「シーナ&ザ・ロケッツ」の「ユー・メイ・ドリーム (You May Dream) 」と思われます。
おわりに
さて、ユーコはそのまま漫画を描くことを諦めてしまいそうな流れです。
どんなに発破をかけたって、アイデアが浮かばないのではどうしようもありませんね。
でもあれですね、つい最近漫画家になったばかりなのに、もう漫画家を辞めるみたいな話になっていて、私はちょっと展開が早すぎてついて行けていないです。
もっと漫画を描くことで人間が成長するような物語だと思っていました。
そういう話ではないみたいですね。
鈴愛の漫画家人生もそう長くないのかもしれません。
正直最近特につまらないです。
それにしてもつい先日、大阪で大きな地震が発生したところで、今回から1995年の話になるとは……何の因果でしょう。