ディスディスブログ

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ボクテがパクリ?ロングバージョンを観た秋風が言った「スーパーボールって投げたところまで本当に戻るの?」は私もロンバケで思いました - 朝ドラ『半分、青い。』65話の感想

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NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年6月15日放送の65話はボクテの裏切り回でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

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『半分、青い。』第11週「デビューしたい!!」

www.nhk.or.jp

 

2018年6月11日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第11週「デビューしたい!!」の放送が始まりました。

物語の舞台は東京、時代は1990年(平成2年)です。

本作のヒロインは「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」です。

鈴愛は楡野家の長女。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第10週現在18歳か19歳、高校を卒業した年です。

鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)という架空の町の、梟(ふくろう)商店街という場所で「つくし食堂」を経営しています。

鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。

祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。

 

鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。

律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。

鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。

ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。

父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。

菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。

菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。

「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。

 

鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。

 

鈴愛は1990年現在、東京にある漫画スタジオ「オフィス・ティンカーベル」が登場しています。

ティンカーベルには、鈴愛が律から勧められてドハマリした漫画家「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秘書の「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」、アシスタントにユーコこと「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」等がいます。

 

律は、上京後住んでいるマンションで、同じ「セイホク大学」の法学部1年「朝井正人(あさい・まさと、演:中村倫也)」と出会っています。

9週終了時点で、鈴愛は正人と、律は「伊藤清(いとう・さや、演:古畑星夏)」と出会っていて、それぞれが付き合いそうな距離感にいます。

 

ボクテの焦り

前々回63話で、鈴愛のアシスタント仲間の一人、ユーコが描いた作品「5分待って」が『月刊ガーベラ』に載ったことで、鈴愛は彼女に対する羨ましさもあるけれど、それ以上に友だちが夢を実現できたことを喜んでいました。

 

一方、同じアシスタント仲間のボクテは焦っています。

前回64話でそのボクテが「喫茶おもかげ」で「草萌書房」なる出版社の雑誌「月刊アモーレ」の編集者と密会をしていました。

アモーレの元ネタは「少女フレンド」や「別冊フレンド」でしょうか。

 

その編集者はボクテのことを高校時代のコミケから目をつけていたと語っています。

そのときボクテは「金沢の鬼才」と呼ばれていたそう。

草萌書房は散英社のような大きな会社ではないから、ボクテのような新人漫画家も入れやすい、ライバルは少ないから、とボクテを誘っています。

アモーレに掲載されるということは、散英社には載らない、イコール秋風を裏切る、そういう図式だそうです。

私は漫画の業界のことを知らないのですが、他の出版社に掲載されたら基本的には他誌には描けないのでしょう、このやり取りを見る限り。

ボクテはどうやら誘いを受け入れてしまったようで……。

 

藤堂呉服店の跡取り息子

ボクテには焦る原因が他にもありました。

それは実家の呉服店「藤堂呉服店」の後継問題です。

母親から手紙が届いており、父親の病気が長引いているため、ボクテに店を継がせたいと考えている、という内容でした。

もういい歳なのだから、漫画も止めて、ゲイも止めて、家に戻ってきたらいかがかと。

お見合いの話もあると。

彼にはリミットが迫っているのですね。

 

ボクに『神様のメモ』を譲って!

ある夜、庭で次回の新人賞応募作に予定している『月が屋根に隠れる』の構想を練っている鈴愛に、ボクテが話しかけます。

そこでボクテは『神様のメモ』をもらえないか、と懇願します。

『神様のメモ』は、鈴愛が高校生のときに、律と清の運命の出会いをヒントにして描いた生涯2作目の漫画だったはずです。

鉛筆描きの。

それを以前、ボクテは読んで気に入っていて、それを使わせてもらえないかと、鈴愛に言ったということ。

 

鈴愛は戸惑いながらも、でも前述したようなボクテの事情を一切知りませんから、単に自分のネタをボクテの絵で描いたらどうなるか見てみたい、だからOKだと答えます。

『神様のメモ』は秋風も知っているから、ボクテにネタを譲ったを知られたら秋風に何と言われるかわからない=怒られる、くらいに鈴愛は捉えているようです。

 

しかし、ボクテがやろうとしていることは、鈴愛が考えるようなことではなく、人のアイデアで商売にすることですから、事情は全く異なるでしょう。

 

鈴愛はわかっていないと感じたボクテ、真剣な表情で改めて、散英社の『月刊ガーベラ』とは異なる漫画雑誌に掲載されることになっても良いかという意味で、ネタを譲ってもらえないかとお願いをしていました。

それでもおそらく、ボクテが本当に秋風や散英社を裏切って、他誌に漫画を描くとは鈴愛は考えてなかったのでしょう、了解していました。

 

パクられた!

ある朝、菱本さんに起こされた鈴愛。

菱本さんから唐突に

パクられたわよ!

と言われます。

オフィスへ向かうと秋風がいつも以上に憮然とした表情で椅子に深く腰掛けて、彼のデスクの上には『月刊アモーレ』が1冊。

「見てみろ」と秋風が吐き捨てるように鈴愛に言います。

鈴愛が雑誌を手に取りページをめくると、雑誌の中ほどに『神様のメモ』が掲載されていました。

作者はもちろん「ボクテ」です。

 

一応許可を得ているのでパクリなのかどうなのか……?

 

パクリとは?

ぱくりとは、大きな口をあけてものを食べるさまを示す言葉。転じて盗むという意味にも用いられている。

 

- ぱくり - Wikipedia

ぱくりのWikipediaにはこのように書かれてています。

語源や由来など考えずに使っていましたが、そういう意味でしたか。

 

「盗み」という意味での「パクリ」は、明治時代から使われている

のだそうです。へぇ。

私も小学生の頃に漫画や切手を借りパクされた嫌な思い出があります。

切手は祖母からもらったものなのでとても悲しかったですね。

大人になってからも「オフスプリング」のCDを全て……友人に誕生日プレゼントとしてもらった大事なものも含まれていたのですが……。

 

『一瞬に咲け』

鈴愛は、『月が屋根に隠れる』を何年も描き直しているうちに、訳がわからなくなってしまったようで、ガーベラ新人賞の応募作を変更すると、秋風に許可を取っていました。

『月が屋根に隠れる』は袋小路に陥っているから、今は別作品を描いてみるのも一つの方法ではないかと。

新たに描こうとしている漫画は『一瞬に咲け』というタイトルで、高校生のカメラオタクの女の子と走り高跳びの男の子の話だそう。

以前も秋風塾で(?)描いていた作品で、秋風も読んだことがあるはずのものです(当然秋風は覚えていない)。

「今、お前の気持ちがそうなら、それも正解かもしれない。確かに『月屋根』はいじくり回し過ぎた感がある」

と、秋風も認めてくれました。

鈴愛はそれを描き終えた朝に……先ほどのパクリ騒動がありました。

 

ドラマ『ロングバージョン』

秋風は65話でテレビドラマを観ていました。

Long Version(ロングバージョン)

という「北川悦吏子」さん脚本の『Long Vacation(ロングバケーション)』がモデルと思われるドラマです。

セルフオマージュ。

ロンバケで「木村拓哉」さんが演じていた「瀬名」をブッチャーが、「山口智子」さんが演じていて「南」を菜生が演じています。

ロングバージョンのドラマは、タイトル画面と主題歌から始まっていて、瀬名マン(瀬名くんが住むマンションの意味)の部屋の窓から、瀬名と南が顔を出して、瀬名くんが窓から地面にスーパーボールを落として、その跳ね返りをキャッチするという、意味や目的がわからないことをやっていたあのシーンの再現もありました。

ロンバケの主題歌は「久保田利伸」さんの「LA・LA・LA LOVE SONG」で、ロングバージョンはそれっぽいけど妙な曲に変わっていました。

 

秋風「これ、スーパーボールって投げたところまで本当に戻るの?」

菱本「……戻りますよ」

秋風「(菱本の方へ振り返って)……ええ?」

 

豊川悦司さんいいです。

私もロンバケのスーパーボールのシーンで同じことを思いました。

戻るのでしょうか?戻らないような。

 

おわりに

それで明日、ボクテが秋風に土下座をするのですか。

う〜ん、でもこれって鈴愛も悪いってことになりませんか?

許可してしまってますからね。

秋風は漫画を愛していますから、そういうことを許さないのではないかと。

また鈴愛のクビ騒動に発展する可能性がありそうです。

 

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