NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年6月14日放送の64話はユーコのデビューに対する鈴愛とボクテの反応やいかに……でした。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『半分、青い。』第11週「デビューしたい!!」
2018年6月11日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第11週「デビューしたい!!」の放送が始まりました。
物語の舞台は東京、時代は1990年(平成2年)です。
本作のヒロインは「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」です。
鈴愛は楡野家の長女。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第10週現在18歳か19歳、高校を卒業した年です。
鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)という架空の町の、梟(ふくろう)商店街という場所で「つくし食堂」を経営しています。
鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。
祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。
鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。
律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。
鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。
ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。
父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。
菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。
菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。
「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。
鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。
鈴愛は1990年現在、東京にある漫画スタジオ「オフィス・ティンカーベル」が登場しています。
ティンカーベルには、鈴愛が律から勧められてドハマリした漫画家「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秘書の「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」、アシスタントにユーコこと「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」等がいます。
律は、上京後住んでいるマンションで、同じ「セイホク大学」の法学部1年「朝井正人(あさい・まさと、演:中村倫也)」と出会っています。
9週終了時点で、鈴愛は正人と、律は「伊藤清(いとう・さや、演:古畑星夏)」と出会っていて、それぞれが付き合いそうな距離感にいます。
ユーコがプロの漫画家デビュー
前回63話で、鈴愛のアシスタント仲間の一人、ユーコが描いた作品「5分待って」が『月刊ガーベラ』に載りました。
月刊ガーベラは『別冊マーガレット』が元ネタでしょうか。
大御所作家の原稿が締切に間に合わなかった、その穴埋めとしての採用ではあるものの、それでも何でもデビューはデビューです。
さっそく、秋風のスタジオ「オフィス・ティンカーベル」にはガーベラを出版している出版社「散英社」から男性編集者が訪れていて、今後ユーコが連載作家となるためのチームというかコンビが結成されていました。
要するに彼は担当編集者ですね。
『5分待って』は好評のようで、読み切りから連載作品にしようとしています。
ユーコにファンレターが!
その担当編集者が、ユーコ宛てに出版社に届けられたファンレターをユーコ本人に手渡していました。
「小宮裕子先生」
ですって。
絶対うれしいですよね、ファンレターをもらったら。
実際にユーコはとても喜んでいて、でも鈴愛のような感情を爆発させるタイプの子ではありませんから、静かににっこりと微笑んで喜んでいました。
秋風からも、初めてのファンレターだから大事にしなさい、大御所の穴埋めなど関係なく実力で手にした初掲載だから自信を持ちなさい、と背中を押してもらうユーコでした。
ボクテの焦り
秋風塾デビュー第1号、ユーコ。
これを受けて大きなショックを受けていたのが、同じ秋風塾の塾生で秋風のアシスタント仲間、秋風ハウスで同じ屋根の下に暮らすボクテと鈴愛です。
ボクテは嫉妬心にかられていて、鈴愛は喜んでいます。
ボクテにどうして嫉妬しないのかと聞かれた鈴愛。
アシスタントからプロデビューできるのが5人に1人の割合で、さらに人気作家になるのはその中でも一握りの人しかいないことに触れます。
ユーコがその5人に1人の中に入ったことが嬉しいのだと答えていました。
鈴愛ちゃんはおめでたいね、とボクテ。
ユーコのプロデビューには「けなるい」思いも当然ある。
「けなるい」とは、居ても立っても居られないほど羨ましいことを表す岐阜弁だそうです。
以前も登場しましたっけ。
けれども、と。
人生が2倍楽しくなる方法
後日?その日の午後? 鈴愛はユーコと2人で近場にある本屋やコンビニから『月刊ガーベラ』を1冊ずつ買って来ていました。
本屋に自分の名前が載っている雑誌が並べられているところを見たい、その雑誌を誰かが買っているところ・読んでいるところを見たい、自分も買いたい……嬉しさが溢れてきています。
ユーコは公園で、鈴愛に対して「鈴愛は優しいね」と言いました。
自分だけだったら恥ずかしくて買えなかったと……確かに。
(ユーコに)先を越されたとは思ってる。
羨んでばかりいては人生半分になってしまう、友だちに良いことがあったら悦びたい、そうしたら人生は2倍楽しくなる。
鈴愛はユーコにこう言っていました。
律と別れたときにユーコが側にいてくれて、そのおかげで悲しい気持ちが半分に減った、だからユーコが悲しいときには助けたいし、嬉しいときは喜びたい、ていうか嬉しい、自慢だと。
ありがとう、あんたとおるとこっちまで素直になるな、とユーコは感謝をしていました。
今日の鈴愛はいい人です。
ボクテが裏切り行為?
ある日、ボクテが「喫茶おもかげ」に姿を現し、見知らぬ男性と会っていました。
恋人?
ではなく、散英社「月刊ガーベラ」のライバル雑誌と思われる「草萌書房」の雑誌「月刊アモーレ」の編集者でした。
アモーレですから元ネタは「少女フレンド」「別冊フレンド」ですか?
ボクテはアモーレの編集に原稿の売り込みをするのだと思われます。
それ自体は別に問題なさそうですけど??
師匠と同じ出版社でないといけない決まりでもあるのですか?
それとも別の何かをしでかす?
おわりに
鈴愛がどんなに良い人ぶっても、前回の彼女の発言を聞いた後では、素直に良い人だとは思えないですね。
いや、良くも悪くも素直だということなのでしょう。
全く共感できないですけど。
ボクテは何をしでかすのか、怖いですね。