ディスディスブログ

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新型脳炎、ロシアとアメリカのタイムマシン開発競争、DURPAとストラトフォー、理解が追いつきません - アニメ『シュタインズゲートゼロ』9話「永劫回帰のパンドラ」の感想

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毎週木曜日01:35(水曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』が放送されています。

2018年6月7日の放送は第9話「永劫回帰のパンドラ」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

 

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アニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』

TVアニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」公式サイト

 

アニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』、2018年5月31日の放送は第9話「永劫回帰のパンドラ」でした。

 

9話「永劫回帰のパンドラ」

前回8話では「α世界線」で「牧瀬紅莉栖(まきせ・くりす)」と再会しを果たした、束の間の逢瀬を果たした本作の主人公「岡部倫太郎(おかべ・りんたろう)」は、紅莉栖のおかげで再び「β世界線」に戻ってきました。

戻ってきた岡部は病院の病室のベッドに寝ていて、自分が寝ている間に幾つかの動きが起こっていて、そのいずれも非常に危険なもののように感じられます。

α世界線へと飛ぶ直前には、人工知能AI「アマデウス」が何者かに乗っ取られた可能性がありましたね、その他にも幾つか、です。

 

新型脳炎がやばい

今回、個人的に地味に一番やばいなと感じた事柄は「新型脳炎」です。

岡部と、「椎名まゆり(しいな・まゆり)」のコスプレ仲間の一人「フブキ」こと「中瀬克美」の2人で病院に入院しており、新型脳炎の疑いがあって病院で検査を受けていました。

新型脳炎は最近流行っているそう。

岡部はすぐに退院していましたが、フブキはまだ検査が必要とのことで入院を続けています。

新型脳炎はリーディング・シュタイナーのことと捉えて良いでしょう。

岡部と同時にフブキも倒れたそうですし、フブキはその後高熱が出ていたみたいで、それは「2000年問題」のとき、岡部に初めてリーディング・シュタイナーが発動したのはそのときだったでしたか、彼もまた高熱を出していたような……。

 

フブキは夢を見ています。

「まゆり」が居なくなっていて、自分が「フェイリス・ニャンニャン」とカフェの店員で、するとそこに岡部が来て……と言っていました。

それはまさに岡部が前回行っていたα世界線のことです。

リーディング・シュタイナーが発動したのは彼だけでなく、フブキもだったようです。

 

これの何がやばいかというと「リーディング・シュタイナーの能力が国家にバレた」危険があるからです。

わざわざ新型脳炎などと呼称している時点で、既にかなりヤバイなと感じています。

国家ぐるみでリーディング・シュタイナーを隠そうとし、また研究しようとしているからではないかなと。

 

ですから、岡部たちが病院から去った後も検査を受けているフブキは今、非常に危険な立場にいるのではないかと私は考えています。

自分たちが研究の対象になる、モルモットになる危険。

 

真帆の身辺に危険が及ぶ

「アマデウス」の開発者の一人であるヴィクトルコンドリア大の「アレクシス・レスキネン」の部下「比屋定真帆(ひやじょう・まほ)」が言うには、アマデウスの乗っ取りは防げたそうです。

しかし真帆が泊まっているホテルの部屋には泥棒が入り、また和光の研究所ではガス爆発騒ぎが発生して立入禁止になっていました。

岡部は真帆がそのままホテルに戻ることは危険と判断し、フェイリスの実家、秋葉原の大地主でしたっけ?の客室に寝泊まりすることにしました。

強盗の狙いは何か……?

 

ロシア対アメリカのタイムマシン競争

「橋田至(はしだ・いたる)」の未来の娘「阿万音鈴羽(あまね・すずは)」から呼び出されて「ラジ館」屋上へと向かった岡部。

 

鈴羽から世界線の変動があったかと聞かれた岡部は、世界線は変動したけど戻ったと正直に伝えます。

 

世界線変動の原因はロシアで起こっている「地震」だと鈴羽は言います。

以前からテレビのニュースにロシアで地震が起こっていることが描写されていましたね、あれです。

 

あれは単なる地震などではなく核実験でもなく、ロシアがタイムマシンの研究に乗り出したこと、アメリカもそれに対抗して「タイムマシン開発競争」を始めたことを意味している。

そして、タイムマシン開発競争は最終的に第三次世界大戦と発展すると。

 

鈴羽が裏切り?

ラジ館屋上に岡部を呼び出した鈴羽は、彼に向かって銃口を向けます。

鈴羽は、ロシアとアメリカのタイムマシン開発競争が始まったこと、世界線の変動があったことから、もはや時間的猶予が残されていないことを感じ、強引に岡部を連れて過去へと向かおうとします。

2010年7月28日へ。

2010年7月28日は無印シュタゲの1話の日、鈴羽のタイムマシンがやって来た日、Dメールが初めて使われた日、SERNにDメールを観測された日、牧瀬紅莉栖が死んだ日です。

 

シュタインズ・ゲートへの道を諦めていない鈴羽。

しかし岡部はこう言いました。

 

「もう(シュタインズ・ゲートへの道が)閉ざされているのだとしたら?」

「どちらかを、どちらかの世界線を選ぶしかないのだとしたら?」

「お前はこの世界線をなかったことにしていいのか?!」

 

……と。

これは残念ながら事実なのでしょう。

というのも、シュタインズ・ゲートのトゥルーエンドは、無印シュタゲのあの道しかないのです。

ゼロは岡部が紅莉栖を救うことを諦めた世界線の話ですから、どうあがいてもシュタインズ・ゲートにはたどり着けない収束に至る……はず。

その中で最善を尽くす必要があります。

私はゼロの原作をプレイしていないのでどういう結末に至るのかを全く知りません。

書いていることが間違えているかもしれません。

 

しかし鈴羽はそれでも曲げようとはしませんでした。

彼女もたくさんの人の死を見てきて、たくさんの人の想いを託されて現代にタイムスリップしてきたのですからね……不退転の決意で。

彼女の気持ちもわからなくはないです。

岡部はそんな鈴羽に対し、過去に戻ったことで今よりも状況が悪くなったら、その先が絶望しかない世界だったらどうするのだと、世界線を操れても未来を操ることはできないのだと主張。

 

そこに橋田がやって来て娘・鈴羽をなだめました。

因果律や世界線をコントロールするのはそう簡単じゃない、簡単じゃないけど今自分たちがそれを研究している、「任せておけ。絶対なんとかしてみせる。何しろ僕はスーパーハッカーなのだぜ」と。

鈴羽を落ち着かせられるのは父親である橋田なのですね。

 

DURPA(ダーパ)とストラトフォー

自分たちを襲ったあの人物たちを動かしている組織は何か?

岡部は以前、「未来ガジェット研究所」のラボが入っているビルのオーナーであり、1階にある「ブラウン管工房」の店主「天王寺裕吾(てんのうじ・ゆうご)」から、襲撃者たちは西側の「コネティック・コード」を使っていたことを聞いていました。

改めて天王寺から心当たりのある組織はないかと聞いたところ、岡部の話が全て真実だと仮定した上でと前置きした上で二つの組織を教えてくれました。

公に名前が出ていない組織、または表面上やばいことをやっていないことになっている組織……

例として挙げたのは「DURPA(ダーパ)」です。

 

アメリカ国防高等研究計画局(アメリカこくぼうこうとうけんきゅうけいかくきょく、Defense Advanced Research Projects Agency)は、軍隊使用のための新技術開発および研究を行うアメリカ国防総省の機関である。日本語では防衛高等研究計画局、国防高等研究事業局、国防高等研究計画庁などとも表記される。略称はダーパ(DARPA)。ARPAの時期にインターネットの原型であるARPANET・全地球測位システムのGPSを開発したことで知られている。

 

- 国防高等研究計画局 - Wikipedia

国防高等研究計画局のWikipediaにはこのように書かれています。

私たちが現在、インターネットを利用できているのはこちらのお陰だそうです。

天王寺が言ったDURPAのモデルとなっている組織はこの「DARPA」でしょう。

DURPAは「国防高度研究開発局」と言っていたでしょうか。

「国防省内に作られた軍事研究統括機関の一つ」と。

 

それともう一つが「ストラトフォー」です。

 

ストラトフォー(英 Stratfor)は、アメリカ合衆国の民間シンクタンクかつ出版社。 正式名は「ストラテジック・フォーカスティング有限会社」(Strategic Forecasting, Inc.)。インターネット・サイトで情報配信を行う。 1996年にテキサス州オースティンにてジョージ・フリードマン(George Friedman、現会長)によって設立された。

 

- ストラトフォー - Wikipedia

ストラトフォーのWikipediaにはこのように書かれています。

こちらはシュタゲゼロの作中もそのままの名前を使っているようですね。

 

「アメリカの民間シンクタンク。影のCIAとも呼ばれ、後の大規模テロを予言。ロシアのタイムマシン開発の元は、中鉢博士の論文」

と岡部はネット情報を読んでいました。

シンクタンクとは、様々な分野に関して専門家による研究や調査をし政府に提言などをする機関のこと、でしょうか。

 

DURPAやストラトフォーの狙いは何か?

「ロシアのタイムマシン開発の元は、中鉢博士の論文」

この部分で岡部は、襲撃者たちを使った組織が自分たちの何を狙っているのかを見抜いたようです。

中鉢博士の論文から紅莉栖へとたどり着くのは容易だったことでしょう。

襲撃者は「椎名かがり」を狙っていました。

本当の狙いは「かがり」が乗ってきたと思われるタイムマシン?

 

しかし、岡部の心の中の紅莉栖(突然現れていました)がそれを否定します。

彼らにはタイムマシンは絶対に見つけられないと。

なぜ見つけられないのか?

それは「タイムマシン開発が未来のタイムマシンを元に行われれば強力なタイムパラドックスが発生して実現しない」からです。

確かに未来の技術を元に現在の技術を作ってしまっては根本が揺らぎますよね。

 

そこで、岡部は他に起きた出来事、真帆のホテルに泥棒が入ったこと、和光の研究室にも事件が起きていたこと、これらを思い出し、そこから一つ答えを導いたようでした。

組織の狙いは何か?

それは牧瀬紅莉栖の中にあった世間には未発表の「タイムマシン理論」です。

牧瀬紅莉栖は既に死んでいますが、「アマデウス」には彼女の研究の痕跡や理論が眠っているのでは、と岡部は考えています。

 

中鉢博士のタイムマシン理論は娘・紅莉栖のパクりです。

中鉢自身が理論を組み立てたものではありませんから、ロシアはタイムマシン開発に苦戦しているはずです。

ではアメリカというかDURPAかストラトフォーは、本当の理論の持ち主を手に入れれば良いと考えたのでしょう。

 

岡部は真帆に、紅莉栖の論文のメモやスタンドアローンのデータを持っていないか、と聞いていました。

真帆は持っていないと答えていましたが……持っているみたいでしたね。

 

「鳳凰院凶真」復活への道

橋田と鈴羽はタイムマシンの中で岡部のことを話していました。

親子水入らずで。

 

橋「僕さ、いつか必ずオカリンは僕らの先頭に立って指揮を執ってくれる、って信じてるんだよね」

鈴「乗ってくれるかな? オカリンおじさん、タイムマシンに」

橋「そのときが来たらきっとね。同時に『鳳凰院凶真』も復活するわけ。不死鳥の名は伊達じゃない的な。中二病乙的な」

橋「だって『未来ガジェット研究所』はオカリンがいてこそだから」

鈴「父さん、すごく恥ずかしいこと言ってるの自覚してる?」

橋「うはっ! ですよねぇ~。オカリンには口が裂けても言えないな」

 

信じているのですね、ダルは。いいヤツです。

 

タイムマシンの残り回数

鈴羽はこの父さんとの会話で自分が乗ってきたタイムマシンの残り使用回数を明らかにしていました。

半年の間を1回か2回くらい。

それだけしかできません。

確か、ゼロの世界線のタイムマシンは、無印のとは異なり過去にも未来にも行けたはずですよね?

2回使えれば、過去に行って再び戻ってくることができます。

 

途中で電池が切れたら……?

「制御を失って、イベント・ホライゾンの向こう側から永久に戻ってこられないとか?」

……と鈴羽は言っていました。

 

事象の地平面(じしょうのちへいめん、event horizon)は、物理学・相対性理論の概念で、情報伝達の境界面である。シュバルツシルト面や事象の地平線(じしょうのちへいせん)ということもある。

情報は光や電磁波などにより伝達され、その最大速度は光速であるが、光などでも到達できなくなる領域(距離)が存在し、ここより先の情報を我々は知ることができない。この境界を指し「事象の地平面」と呼ぶ。

 

- 事象の地平面 - Wikipedia

 事象の地平面のWikipediaにはこのように書かれています。

イベント・ホライゾンとはこういう意味ですが、シュタゲでいうところでは「時空の果て」と受け取って良いかもしれません。

 

おわりに

前回、紅莉栖と再会できてことで元気をもらえたのか、ゼロが始まって以来初めて岡部が積極的に動いていました。

吹っ切れたのでしょう。

橋田が言うように鳳凰院凶真の復活はそう遠くないタイミングでありそうです。

それにしても今回は、動きそのものは少なかったのですが、重要そうな単語が幾つも登場していましたから、もう何度か見返そうかなと思っています。

本文に書いたように新型脳炎がやばいと思うんですよね……。

 

私はレスキネン教授や「ジュディ・レイエス」教授を怪しいと思っています。

彼らがDURPAかストラトフォーの一員である可能性は極めて高いだろうなと今回観ていて思いました。

ロシアとアメリカ、それとおそらくSERNも既に動いているのでしょう。

その三者を中心に世界規模の戦争に発展するのがβ世界線、タイムマシン開発競争でSERNが勝利したのがα世界線、ですよね? たぶん。

 

いやぁ、先が気になりすぎて原作ゲームをやりたくて仕方ないです。

 

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