毎週土曜日23:30より、TOKYO MXにてアニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』が放送されています。
2018年5月26日の放送は第19話「人ならざるモノたち」でした。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
- アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』
- 登場人物のおさらい
- 19話「人ならざるモノたち」
- コドモたちが集められた理由
- ヴェルナー・フランクスの回想
- ダリフラ19話で何となくわかったこと3点
- おわりに
アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』
2018年5月26日の放送は第19話「人ならざるモノたち」でした。
登場人物のおさらい
アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』の主な登場人物のおさらいです。備忘録。
オトナとコドモという名称が登場しますが、これは進化した人類のことを指す言葉だそう。
コドモは全てコードナンバーで呼ばれています。
主人公・ヒロイン
本作の主人公は「ヒロ」、コードNo.016。
ヒロインは「ゼロツー」、コードNo.002。
ヒロとゼロツーのペアが操る「フランクス(ガンダムでいうところのモビルスーツのこと)」の名前は「ストレリチア」です。
他のコドモたち
ヒロたち13部隊のコドモたちの名前は全て、ヒロがコードナンバーから語呂合わせで名付けたものです。
「イチゴ」、コードNo.015。ヒロの幼馴染み。
イチゴのパートナーが「ゴロー」、コードNo.056、ヒロのルームメイト。
イチゴとゴローのフランクスは「デルフィニウム」です。
「ミク」、コードNo.390。
ミクのパートナーが「ゾロメ」、コードNo.666。
ミクとゾロメのフランクスは「アルジェンティア」です。
「ココロ」、コードNo.556。
ココロのパートナーが「ミツル」、コードNo.326。
ココロとフトシのフランクスは「ジェニスタ」です。
「イクノ」、コードNo.196。
イクノのパートナーが「フトシ」、コードNo.214。
イクノとミツルのフランクスは「クロロフィッツ」です。
11話まではココロのパートナーがフトシで、イクノのパートナーがミツルでしたが、11話でパートナーがシャッフルされて、12話のOPではシャッフル後のものが反映されています。
しばらく(誰かが戦死するまで?)はこのままのパートナーで行くみたいです。
APE作戦本部関係
人類を統治している機関「APE」の人たちです。
APE作戦本部パラサイト管理官の「ナナ(7?)」とAPE作戦本部都市防衛作戦司令官「ハチ(8?)」、「フランクス博士」などがいます。
フランクスのクスが「X」だとすればギリシャ数字の「10」になりそうです。
パラサイトのこと
「パラサイト」とはフランクスに搭乗・操縦する者たちの総称で、パラサイトのうち女性を「ピスティル」、男性を「ステイメン」を呼びます。
「9's(ナインズ)」
APE直属の親衛隊「9's(ナインズ)」。パパの手先?
「9'α(ナインアルファ)」と「9'β(ナインベータ)」「9'γ(ナインガンマ)」「9'δ(ナインデルタ)」「9'ε(ナインイプシロン)」「9'ζ(ナインゼータ)」のようです。
ゼロツーもかつて9'sに所属していて、そのときのコードネームは「9'ι(ナインイオタ)」です。
叫竜の姫
「叫竜の姫」はコードナンバー「001」です。
赤鬼のような、ゼロツーと対になる青鬼のような存在でしょうか?
19話「人ならざるモノたち」
ゼーレのようなパパたちの13部隊のうち、ココロとミツルへの処置に対してヒロたち13部隊の面々はパパへの反発心を抱いています。
何の目的か不明ですが、ヒロたち13部隊を監視し続けているフランクス博士は、そんなヒロたちの様子を見て自らがAPEに入った頃のことを回想していました。
ほぼフランクス博士の回想で占められた回でした。
コドモたちが集められた理由
【第19話放送まであと3時間】
— ダーリン・イン・ザ・フランキス (@DARLI_FRA) 2018年5月26日
あと3時間で第19話「人ならざるモノたち」を放送!皆さま放送までもう少々お待ち下さい!#ダリフラ pic.twitter.com/CyQyIeuxCJ
前回、13部隊を含むコドモたちがコドモ収容施設「トリノス」に集められていました。
そこでミツルとココロは、2人であれしたり結婚式を挙げたりした記憶を消され戻ってきました。
それだけなら全員を集める必要はなかったはずで、今回パパたちとフランクス博士の会話で、トリノスでコドモたちが何をされていたかが明らかになりました。
「いい機会なので、集めたパラサイト全体に要らない感情のズレや記憶を全て書き換える処置を施すことにした」
『攻殻機動隊』シリーズの「タチコマ」のような感じでしょうか。
ヴェルナー・フランクスの回想
本日23時30分より放送の第19話よりフランクス博士の場面カットを公開!放送をお楽しみに!#ダリフラ pic.twitter.com/LhCXVS1NXj
— ダーリン・イン・ザ・フランキス (@DARLI_FRA) 2018年5月26日
フランクス博士ことヴェルナー・フランクスの回想の、個人的に気になった部分を書き出します。
フランクス博士の本名はヴェルナー・フランク
第19話は今夜放送!
— ダーリン・イン・ザ・フランキス (@DARLI_FRA) 2018年5月26日
先行カットをツイッター限定公開!
23時30分よりTOKYO MX、BS11、群馬テレビ、とちぎテレビにて! さらにその後、朝日放送テレビとメ~テレでの放送もお見逃しなく!!#ダリフラ pic.twitter.com/T20MfNVR1a
フランクス博士の本名は「ヴェルナー・フランク」であることが今回明らかになっています。
パパたちも彼のことをヴェルナーと呼んでいました。
2025年に、それまでクローン実験などを始めとして危険な研究をしていたヴェルナーは、在籍する組織(大学?)から疎まれており、半ば厄介払いのようにして誘いがかかっていたAPEへ移されました。
若い頃から「マッドサイエンティスト」だったみたいですね、博士は。
ヴェルナーは、生命としてのヒトの極地、限界を知りたいと思って研究を重ねている、と後に後述するカリナに話しています。
新キャラ「カリナ・ミルザ」
本日放送のダリフラ19話、原画で参加させていただきました〜 いい話だった、、、、 #ダリフラ #DARLI_FRA pic.twitter.com/OXrryRxPfn
— 7箱 (@773_85) 2018年5月26日
先程少し書きましたが、回想で「カリナ・ミルザ」という新キャラクターが登場しました。
カリナのCVは「甲斐田裕子」さん。
【第19話放送まであと2時間】
— ダーリン・イン・ザ・フランキス (@DARLI_FRA) 2018年5月26日
あと2時間で第19話「人ならざるモノ」を放送!ただいま放送に先駆け先行カットを公開中です!#ダリフラ pic.twitter.com/7QGRST9pBO
カリナはテロメア再生医療(と聞こえました)を研究している科学者のようです。
2025年にヴェルナーとカリナが出会い、2036年に2人は結婚しました。
APEとは何?
- 出自も国籍すらも不明の科学者集団。
- 賢人会議を中心とする謎の組織。
- 革新的な採掘技術で人類未踏の地球深部より「マグマ燃料」を掘り出し、万能かつ低コストな新エネルギーの生成を成功させる。
- このエネルギー革命により、人類は物質文明の極地を目指し急成長を始めた。
- と同時に、APEは国際社会での政治・経済の両面における影響力を強めていた。
だそうです。
APEの依頼「不老不死」
APEに加入したヴェルナーは、マグマ燃料を利用した「不老不死」の研究を依頼されます。
マグマ燃料は理想のエネルギーであるばかりでなく、不死さえを可能にする、そんな出来すぎた話があるだろうかと思いつつ、一科学者として興味が湧かない訳はなく、APEからの依頼を引き受けることにします。
研究は成功しました。
しかし、ヒトに不老不死の施術を施すと、代わりにそのヒトは生殖能力を失うことがわかりました。
不死を得てヒトの生命としての極地に達したかもしれないが、その代わりに生殖能力を失ってしまったなら、果たしてそれはヒトと呼べるのかとヴェルナーは感じています。
それでも多くの人々は不老不死の道を選んでいます。
ヴェルナー自身は不老不死の施術を受ける選択をしません。
機械の身体になる方がマシだと(今現在は半分機械の身体っぽいので有言実行)。
カリナも子どもが欲しいと言っていたでしょうか。
不老不死を得たヒトは物質文明を極めました。
2030年から数年後、東アジアで不死による人口増加対策から、新たな出産に対する高額の税をかけることになり、人類が繁殖を放棄する第一歩となります。
叫竜の出現
その後、北アメリカ大陸南部で急速な砂漠化が観測され、一部ではマグマ燃料採掘との関係性を指摘する声もありましたが、当然黙殺されました。
2036年時点で、不老不死の施術普及率は70%を超えていて、2年後には完了するところまで行きました。
砂漠も世界中で深刻化し、各国に対してAPEは方舟となる「プランテーション計画」を発表、実質的な世界のリーダーとなります。
同じ年、怪物が初めて人類の前に姿を現しました。
叫竜は海上にあるマグマ燃料採掘場に姿を現して採掘場を壊滅させ、陸地に向かってきたため、(APEが?)核ミサイル数発を撃ち込みこれを沈黙させます。
その代償として、オーストラリア大陸の半分が立入禁止区域になりました。
『機動戦士ガンダム』といい、オーストラリアは不遇すぎますね……恨みでもあるのでしょうか。
しかもその後の海の色が「赤く」染まっています……なんてLCL。
都市が捨てられた経緯
その後、怪物のことを「叫ぶ竜」と書いて「叫竜(きょりゅう)」と呼ぶことになったそれは断続的に姿を現すようになります。
マグマ燃料施設に呼び寄せられるように出現することもわかりました。
プランテーションは対叫竜の移動式シェルター要塞に特化していき、都市は捨てられ、人類は地上に住まなくなります。
これが水着回でヒロたちが見つけた、まだそう古くない感じの、人が誰もいなくなった街のことなのでしょう。
ゼロツーがこんな街がたくさんある的なことを言っていましたし。
XX染色体とフランクス開発
アラスカに、原型を留める叫竜の死骸が発見されたことで、ヴェルナーが調査することになりました。
叫竜を調べると、ヒトの女性が持つXX染色体が含まれていることを発見します。
その結果、対叫竜兵器「フランクス」の開発に着手。
コソッ(遅れた) pic.twitter.com/Xb5wbkwnMw
— 赤井俊文 (@akaiakai1) 2018年5月26日
2042年。
フランクスの開発は試作機段階まで到達。しかしフランクスは起動しません。
パイロットに「生殖機能」を持つ必要があることがわかります。
そこで、不老不死施術を受けていないカリナが実験のパイロットに立候補し、フランクス(零号機)の起動実験が行われました……
……が、起動実験中に事故が発生し、カリナは死亡します。
なんて碇ユイ
黄血球とコドモ
その後もフランクスの開発・実験は続けられます。
パイロットへの異常な負荷は、「黄血球(おうけっきゅう)」というフランクスとの繋がりを伝達する人工血液細胞を投与した男女一組を搭乗させることで、解消されることがわかります。
生殖機能を失った人類は、皮肉なことにここに来て新たなコドモたちを必要をしました。
フランクスの搭乗員は「パラサイト」として、彼らは「コドモ」として、自分たちのことを「オトナ」と呼ばせました。
パラサイトには情操教育が必要とされ、古来の環境での養育が有効と判明したことで、コドモたちの育成機関として「ガーデン」を開設し、各プランテーションにはパラサイト用の隔離施設「ミストルティン」が設置されます。
コドモたちの体調管理には細心の注意が払われ、常に最良の状態を保てるようコントロールされています。
ヒロたちですね。
元々の人類、後の「オトナ」たちはプランテーションに閉じこもり、叫竜をコドモたちに戦わせ退治することで、自分たちは叫竜の存在すら意識することなく、不死治療とマグマエネルギーの恩恵によって「永遠に続く凪」のような生活を手に入れることになりました。
叫竜の姫
【第19話放送まであと10分】
— ダーリン・イン・ザ・フランキス (@DARLI_FRA) 2018年5月26日
皆さまお待たせしました!もう間もなく第19話の放送がスタートします!どうぞ最後までお楽しみくださいませ!#ダリフラ pic.twitter.com/foXxQJroqz
一方、ヴェルナーは「より完全なる生命の探究」を推し進めていました。
その頃「叫竜の中に女王蜂のごとき個体が存在する」噂が立っていました。
その存在が潜伏する場所をAPEが突き止め、探査チーム(?)へのヴェルナーの同行を許可しました。
一つ条件が出され、それは「DNAサンプルを持ち帰ること」です。
その先で、ヴェルナーたちは「叫竜の姫」、001と対峙します。
探査チームは叫竜に全滅させられ、ヴェルナーただ一人が001に生かされました。
mato先生による4コママンガ『だーりん・いん・ざ・ふらんきす!』第55話!
— ダーリン・イン・ザ・フランキス (@DARLI_FRA) 2018年5月26日
公式ツイッターと少年ジャンプ+にて公開!!
す#ダリフラ pic.twitter.com/FdrcNO3DZK
ヴェルナー「(興奮していた。紛れもなく私が見てきた物の中で一番綺麗なのだ)」
001「手を貸せ」
ヴェルナー、左手を差し出します。
001「お前からは『同胞』の匂いがする。お前の罪はただ殺すだけでは足りんようだな」
001は、差し出されたヴェルナーの手を舐め、その後左の一の腕を噛み千切りました。
001「失せろ。そして仲間に伝えよ。これ以上同胞に手を出すなと」
【第19話放送まであと1時間】
— ダーリン・イン・ザ・フランキス (@DARLI_FRA) 2018年5月26日
あと1時間で第19話「人ならざるモノ」の放送がスタートします!
本日はフランクス博士が明らかになります!ご期待下さい!#ダリフラ pic.twitter.com/toA0hR5V1h
ヴェルナーはその際、001の毛髪(頭髪)を手に入れていて、そしてそのDNAから人型の何かを培養していました。
おそらくそれがゼロツーでしょう。
つまりゼロツーは、ヴェルナーと001の遺伝子から作られた人間と叫竜の子、なのだと思われます。
ヴェルナーの回想はここまで。
ヒロたち13部隊の反抗
ヒロが先頭に立ち、フランクス博士ことヴェルナーにパパたちとの通信をお願いしました。
ヒロたちはパパたちに、ミツルとココロの記憶を元に戻すことを要求、しかし認められません。
パパA「不可能だ。記憶は封印した訳ではない。いらない情報を除去したのだ。もう元に戻す方法はない」
パパB「この行動は重大な規則違反だ。本来なら厳罰者だが、君たちの功績を考慮して今回だけは記録するだけに留めておこう。速やかに待機所へ戻りたまえ」
ここでフトシがキレます、謝れよと。
ゾロメは、後どのくらい叫竜を倒せば自分たちはオトナになることができるのか、と今更ながらな質問をしました。
当然、パパたちから回答はなく、ゾロメは自分たちがどうあがいてもオトナにはなれないと確信したようです。
ヒロは宣言するようにパパたちに言いました。
「あなたたちは俺とゼロツーの大事な記憶も奪った。ミツルとココロからも」
「俺たちはもうあなたたちを『パパ』なんて思うことができない」
「この戦いが終わったら、俺たちを自由にしてください!」
パパたちの回答は「構わない。次の作戦、役割さえちゃんとこなしてくれればそれで良い。話はこれまでだ」でした。
ダリフラ19話で何となくわかったこと3点
ヴェルナーの回想で何となくわかったことを3点書きます。
確証は全くありませんので鵜呑みは厳禁です。
パパたちは叫竜
パパたちの正体は叫竜ではないか、と思われます。
理由は、叫竜の姫、001の居場所を特定できるのは叫竜しかいないから、です。
元々001と同じような存在の叫竜で、姫とは何らかのきっかけで仲違いをしたのか、支配から逃れる個体が複数存在して、奴らがAPEとして地上に出てきたのではないか。
パパたちは仮面で顔を隠し、身体全体も布で覆っていることから、叫竜としての姿が人間にバレるのを防いでいるのではないか、と。
あるいは001を作った、生み出した存在か。
ゼロツーは001のクローン
ゼロツーはいわば「エヴァ初号機」のような立ち位置になりそうです。
事故ったフランクス1号機がエヴァ零号機、いや001が零号機ですか。
先程書いたように、ヴェルナーと001の遺伝子を組み合わせて作られた、001のクローン、それがゼロツーではないかなと思います。
「9'α(ナインアルファ)」たち「9's(ナインズ)」も同様に作られた、いわば量産型です。
量産型は所詮量産型、オリジナルには勝てない、そういう運命が待ち受けていそうですね。
マグマ燃料は地球の血液
マグマ燃料は地球にとっての血液のようなものではないでしょうか。
地球は、パパたちが自分の身体からマグマ燃料(血液)を抜き取るものだから、人間たちが造ったマグマ燃料の採掘場を細菌やバイキンと認識して、白血球のように叫竜を使ってそれを排除しようとした、そういうことかなと。
おわりに
いやぁ、今回は色々な設定のネタバラシがあって大変な回でした……でも重要なことばかりでしたね。
今後の展開ですが、フランクス博士がヒロたちと手を組んで、一緒に「パパ打倒」に突き進むような気がしています。
最終的にはアダムとイブだけが生き残って、新しい人類の歴史がスタートするみたいな。
【次週プレイバック特番Ⅱ放送!】
— ダーリン・イン・ザ・フランキス (@DARLI_FRA) 2018年5月26日
第19話ご視聴ありがとうございました!物語のクライマックスを前に、次週6/2(土)はプレイバック特番Ⅱをお届け!キャスト・スタッフと共にこれまでを振り返ります!お見逃しなく! #ダリフラ pic.twitter.com/IY447L4VVe
続きが非常に気になります。 しかし、残念ながら次週は総集編2の放送です。
万策尽きたでしょうか?