ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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「栃木・大田原」編の店は「ヒカリノカフェ 蜂巣小珈琲店」。木造校舎や先割れスプーン、ビーカーが懐かしかったです - Eテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』

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2018年4月4日水曜日23:00より、Eテレにて『ふるカフェ系ハルさんの休日』の新シリーズの放送が始まりました。

2018年5月16日放送の2018年度シリーズ第7回(第5回)は「栃木・大田原~思い出の小学校カフェ」でした。

 

 

目次

 

 

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ふるカフェ系 ハルさんの休日 

www4.nhk.or.jp

 

今、地方では過疎化が進み、何代も受け継がれてきた古民家が廃屋として次々と取り壊されつつある。そんな古民家を惜しみ次世代に残そうとする試みが、リフォームカフェ。
一歩足を踏み入れば、懐かしい空間が広がる古民家カフェは、女性や若者達に新鮮なおしゃれスポットとして大人気。京都、奈良の町屋カフェや下北沢の古民家喫茶など全国的にブームとなっている。そんな古民家カフェを舞台に、記憶から失われつつあるかつての町の姿と記憶をドラマ形式で甦らせていく番組。カフェを訪れる住民たちとの出会いを通して、全国各地の意外な歴史を明らかにしていく。

こちらは以前のシリーズのイントロダクションです。

ドラマの冒頭に「古い建物を活かしたレトロなカフェがあると聞けば、全国どこへでも訪ねる」という、俳優の「渡部豪太(わたべ・ごうた)」さんが演じる、本作の主人公「真田ハル(さなだ・はる)」のセリフが入っています。

台詞の通り、ハルさんは古くから営業を続けている純喫茶的な喫茶店ではなく、古民家など古い建物をリフォームしたカフェを対象にしています。ハルさんは一部に熱狂的なファンを持つブロガーで、古カフェを取材する体で番組が進行します。

当番組は、カフェのオーナーさんがご本人で、お客さんも現地の方を起用しているため、渡部さんの他の出演者は演技の素人さんです。基本的に台詞が棒読みですし演技も上手ではありません。渡部さんの演技もほぼ全編に渡って滑っています。

ただこれは渡部さんが滑っているというより、脚本や演出が滑っていると捉えた方が良いでしょう。古カフェ好きかつ演技面が気にならない方であるならば、大いに楽しめる番組になっていると思います。

 

 

栃木・大田原編のカフェは「ヒカリノカフェ 蜂巣小珈琲店」さん

www.hikarinocafe.com

 

2018年5月16日放送された『ふるカフェ系 ハルさんの休日』の栃木・大田原編で、ハルさんが足を運んだカフェは「ヒカリノカフェ 蜂巣小珈琲店」さんです。

「蜂巣」は「はちす」と読みます。

番組内では「築約90年 童心に返れる廃校カフェ」と紹介されていました。

前回は番組史上初となる鉄骨の建物が紹介されていましたが、今回も別の意味で番組史上初となる小学校の校舎を再利用したカフェでした。

入り口が生徒やお客様用の2箇所あるところや、手洗い場が少し低い位置に設置されているところ、廊下が真っ直ぐなところ……行ったことはないのに懐かしさがこみ上げる、ハルさんたちと思い出を共有している気がするカフェでした。

 

 

 

「ヒカリノカフェ 蜂巣小珈琲店」の場所と営業時間・定休日

https://www.facebook.com/hikarinocafe/

 

今回ハルさんが訪れたカフェ「ヒカリノカフェ 蜂巣小珈琲店」さんのある場所は栃木県大田原市にあります。

カフェのWebサイトによると、住所は「栃木県大田原市蜂巣295」とあります。

劇中ではハルさんが最寄り駅に降り立つシーンを描写していなかったです。

Webで地図を見た限りでも最寄り駅と呼べるような駅は近辺にないようです。

下手にこちらで文章に書くより皆さんそれぞれに住所から検索をかけた方が探しやすいでしょう(逃げ)。

 

営業時間は11:00-17:00、ラストオーダーは16:30、ランチタイムが11:00-14:00、第三水曜日が14:00閉店とのことです。

定休日は日曜日と月曜日。

予約は受け付けているかわかりません。

放送後のお昼前後は特に混雑が予想されますので、来店前にお店と連絡を取っておくと良いかもしれないですね。

 

 

「ヒカリノカフェ 蜂巣小珈琲店」は元小学校

ハルさんが今回訪れた「ヒカリノカフェ 蜂巣小珈琲店」さんの建物は、番組では初となる「小学校」として使われていた建物でした。

店名にある「蜂巣小」の小は小学校の小。

築年数が約90年だそうです。

小学校なだけあって、建物の前には広々とした校庭があり、建物は平屋でしょうか、でも建物が幾つか連なっている立派なものでした。

校舎の屋根は赤色に塗られたトタン(塗炭)、外壁は上下の板を鎧のように少しずつ重ねていく「鎧張り(よろいばり)」が採用されていました。

内部は天井や壁が取り払われているようで、かなり開放的、梁は学校や牛舎などに多く用いられる、部材を三角形に組み上げた骨組み「洋小屋組(ようごやぐみ)」が使われているところがハッキリと確認できます。

内装はかなりシンプルで、白いペイントが清潔感を生み出し、ペイントされていない木そのままの風合いを生かされている部分とのバランスも良かったです。

カフェスペースには元教室だったところと元職員室だったところがあり、教室と職員室とで床材に使われている木材が異なる点は興味深いものでした。

何でも、建てられた当時は予算が少なくて、職員室には安い木材を使っていたのだそう。

確かに、教室に使われている木材は長さが綺麗に揃えられていますが、職員室に使われている木材は長さも継ぎ目もバラバラでした。

私は職員室の長さも継ぎ目もバラバラな感じが好きでしたが。

 

昭和7年に今の蜂巣小学校が建てられ、今から5年前ですから、2013年に廃校となり、86年の歴史に幕を下ろしました。

今から2年前に、社会福祉施設を経営していた現オーナーさんが、廃校となった校舎を障害を持った方の就労支援のカフェとしてオープンさせます。

現在はおよそ30名の障害者が、職員のサポートを受けながら働いているそうです。

 

 

「ヒカリノカフェ 蜂巣小珈琲店」の古代米

ハルさんは「ヒカリノカフェ 蜂巣小珈琲店」さんで「古代米(こだいまい)」の何かを頼んでいました。

ハルさんが具体的なメニュー名を言っていたと思うのですが、私には聞き取れませんでした。

「ランチ○○」と言っていたような……? ランチプレートでしょうか。

出てきた料理は、給食用のお盆に乗せられていて、スプーンが先割れスプーン……懐かしいですね。

野菜サラダはビーカーに入っていました。

ドレッシングは別に小さなビーカーに入っていて、それを野菜にかけて食べるようです……が、ちょっと食べにくそうでしたね。

古代米は赤飯のルーツになっているお米で、米どころでもある大田原では過疎化が進み、若者に米作りに対して興味を持ってもらおうと地元の米農家さんが古代米を作り始めたということでした。

古代米を食べたハルさんの感想は……

 

「んー!ぷちぷちとした食感がたまらない」

「噛めば噛むほど米の旨味が口いっぱいに広がってくる」

 

……だそうです。

「白米」2合に「古代米」大さじ2杯、「玉ねぎ」「生姜」「ニンニク」「砂糖」「塩」を適量加えて炊き上げる、と紹介されていました。

 

古代米の入った大きな皿には、赤身の魚も乗っていたように見えました。

マグロでしょうか?

アボカドも乗っていたかもしれません。

 

 

おわりに

実は、木造校舎は私が通っていた小学校にありました。

ありましたが、私が使うことはなかったです。

何組から何組までが木造校舎で、何組から何組までが鉄筋校舎で、と分けられていて、私は鉄筋コンクリート組でした。

なので、間近で見たことや中に入ったことはあるけれども、授業など生活はしたことがありません。

木造校舎だけ、椅子や机も木製のものを使っていた記憶があるので……当時は古いところに割り当てられた子を茶化したりしていましたが、今思うと使っていた子たちが羨ましいです。

 

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