ディスディスブログ

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「さよならは私から言う」が遺作?秋風は何の病気にかかっているのでしょうか? - 朝ドラ『半分、青い。』40話の感想

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NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年5月17日放送の40話でついに鈴愛がクビになりそうです。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

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『半分、青い。』第7週「謝りたい!」

www.nhk.or.jp

 

2018年5月14日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第7週「謝りたい!」の放送が始まりました。

物語の舞台は岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)というおそらく実在しない町です。

時代は1990年(平成2年)。

本作のヒロイン「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」は楡野家の長女です。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第6週現在18歳、高校3年生。

鈴愛の実家の楡野家は、家族で梟(ふくろう)商店街で「つくし食堂」を経営しています。

鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。

祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。

鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。

律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真店」を営んでいます。

鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。

ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。

父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。

菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。

菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。

「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も鈴愛たちの小学生時代ほどではないですけど、ちょいちょい登場します。

 

鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。

高校では鈴愛も律も菜生もブッチャーも、皆同じ高校に通っています。

 

第3週からは東京にある漫画スタジオ「オフィス・ティンカーベル」が登場しています。

ティンカーベルには、鈴愛が律から勧められてドハマリした漫画家「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秘書の「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」、アシスタントにユーコこと「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」等がいます。

第6週から鈴愛がこのティンカーベルの「メシアシ」として働いています。

メシアシとは飯アシスタントの略で、ご飯を作るなど雑用をするだけに雇われたアシスタントのことです。

鈴愛本人は普通のアシスタントとして雇われていると思っていて、今雑用をしているのはいつかペンを持たせてもらう前の下積み段階だからだと思っているようです。

 

 

律と鈴愛

前回39話のラストで、鈴愛が漫画家・秋風羽織を探すために、菱本さんから教わった「喫茶おもいで」に向かうと、そこには律がいました。

律は綺麗な女性とお茶をしているところでしたが、鈴愛が律に気がついて話しかけると、女性は気を遣ったのか立ち去ってしまいます。

追いかけなくてもいいのかと鈴愛が聞くと、律は一人でお茶(コーヒーでしょうか)をしていたところに、その女性から声をかけてきたようです。

最初は信じなかった鈴愛でしたが、「おもいで」のマスターが証人になってくれています。

 

次に、どうして律が「おもいで」にいるのかと鈴愛が聞くと、律は和子さんと晴子さんが結託して「オフィス・ティンカーベル」の近くに自分を住まわせたのだと言います。

「おもいで」はティンカーベルから徒歩5分、律の住むマンションからも徒歩5分の位置にあり、ティンカーベルからマンションまで直線距離で徒歩10分もかからないと。

 

律は鈴愛に、どうして和子と晴子が自分の家の近くに律を住まわせたのか?とも聞かれていましたが、それには答えませんでした。

理由は何でしたっけ?東京の人のふりをして女と遊ぶに決まってる、でしたっけ?

 

大事なことですが、律は鈴愛に電話番号を教えていませんでした。

確か、マンションに引っ越してきたときに、まだ鈴愛に電話番号を教えないようにしよう、と律は思っていたはずです。

一人の東京を、誰も自分の岐阜時代を知らない状況を謳歌したかったのでしょうね。

 

 

「さよならは私から言う」がない?

40話という切りのいい話数で、鈴愛は「ティンカーベル」をクビになりそうです。

というのも、メシアシという名の雑用係・世話係の鈴愛が掃除をしているときに、秋風の「ネーム」を捨ててしまったようなのです。

そのネームは、昼ご飯の袋ラーメンを作っているときに「降りて」きて、ラーメンを放置して描いていたものでした。

 

「世紀の傑作になる」

 

そう思って描いていたネームが失くなっていたのです。

タイトルも「さよならは私から言う」に決まっていました

 

 

漫画の「ネーム」とは?

ネームとは、漫画を描く際、コマ割り、コマごとの構図、セリフ、キャラクターの配置などを大まかに表したもの。「絵コンテ」、「コマ割」、「ラフ・ネーム」、「ラフ」などと呼ばれる場合もある。狭義では、ふきだしの中の台詞やモノローグを指し、元々はこちらの意味で使われていた。

- ネーム (漫画) - Wikipedia

ネーム (漫画) のWikipediaにはこのように書かれています。

映画などでいうところの「絵コンテ」のようなものですね。

 

Eテレ『浦沢直樹の漫勉』で、ネームの作業がいかに重要かを浦沢さんが説いていた回がありました。

浦沢さんご自身が登場していた回でしたっけ?

録画データを削除してしまっているので忘れましたけど、ネームは誰にも見せないところだから、漫勉であってもどの漫画家さんも見せないよととか何とか言っていた気がします。

浦沢さんは公開していましたね。

 

ネームは一般公開をしないじゃないですか。(編集者以外)誰も見ないけど、やっぱりこれは自分の楽しみで描いているんだよね。なんやかんや言って、遊びから始まったことですからね、漫画を描くって。

- 浦沢直樹 | 浦沢直樹の漫勉 | NHK

『浦沢直樹の漫勉』のWebサイトの、浦沢さん回から一部抜粋です。

 

 

鈴愛がクビ?

秋風は今日秋風の部屋の掃除をしていた人物がネームの紙を捨てたはずだと考え、スタジオのアシスタントたちに尋ねていました。

部屋を掃除していた人物、それは当然、鈴愛です。

秋風もわかっていて、鈴愛の隣りまで歩きながら、たどり着くと隣りに立って聞いています。意地が悪い。

鈴愛はすぐ名乗りを上げずに、しばらくしてから「私です」と言いながら立ち上がります。

実は鈴愛はネームの言葉は知っていても実物を見たことがないので、ネーム原稿と丸められたボツ原稿と区別をつけられなくて、一緒に捨ててしまっていました。

ネームの原稿を丸めて、机に置いてあった空のカップラーメンの中に押し入れて……。

ネームは漫画家さんによっては落書きのように見えるものもあるみたいで、秋風のそれは落書きの傾向があり、鈴愛は余計にわからなかったのですね。

原稿をもう一度探そうとスタッフ総出で探し始めます。

探しても見つからなかったら……秋風は鈴愛をクビにしそうです。

あるいは鈴愛が責任を取って、自ら辞めるかもしれません……いや、それは考えづらいでしょうか。

 

 

遺作?秋風羽織は病気?

ゴミ収集車が近くにいるなら取り戻せるのでは?的なことをボクテが言うと、秋風はとても気になる発言をしました。

 

「私のネームを戻せ。あれは私の『遺作』だ!!」

遺作?!

「……やっ、遺作になってもいいくらいの作品になったという意味だ!」

 

このように発言していました。

2つ目の台詞はごまかしているところが余計に怪しいです。

秋風は以前も同じようなことを言っていた気がするので、もしかしたら誰にも、秘書の菱本さんにすら話していないだけで、以前から病気を患っているのかもしれません。

病気だとすると病名は何でしょうね。

 

 

おわりに

先週土曜日の第7週の予告では、鈴愛が家を飛び出て泣いている描写がありましたから、明日41話では……という。

まぁでも辞めてしまったら漫画家になれないと鈴愛は思っているので、週タイトル通りに秋風に謝って許してもらうのでしょう。

鍵となるのは、当然「律」ですね。

朝井も力を貸してくれるはずですし、朝井も助けてくれるということは鈴愛と朝井が出会うことを意味してもいます。

イケメンかつ秀才の2人がティンカーベルを訪れて、何とか秋風を説得するのでしょう。

秋風は2人に、鈴愛を許す替わりの条件を提示するでしょうけれども。

 

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