2018年4月4日水曜日23:00より、Eテレにて『ふるカフェ系ハルさんの休日』の新シリーズの放送が始まりました。
2018年5月9日放送の2018年度シリーズ第6回(第4回)は「静岡・掛川~元牛舎のワンダーランドカフェ」でした。
目次
- ふるカフェ系 ハルさんの休日
- 静岡・掛川編のカフェは「アンティークカフェ ロード」さん
- 「こみちカフェ」の場所と営業時間・定休日
- 「アンティークカフェ ロード」は元牛舎
- 「ロード」の牛ステーキのカレー
- おわりに
ふるカフェ系 ハルさんの休日
今、地方では過疎化が進み、何代も受け継がれてきた古民家が廃屋として次々と取り壊されつつある。そんな古民家を惜しみ次世代に残そうとする試みが、リフォームカフェ。
一歩足を踏み入れば、懐かしい空間が広がる古民家カフェは、女性や若者達に新鮮なおしゃれスポットとして大人気。京都、奈良の町屋カフェや下北沢の古民家喫茶など全国的にブームとなっている。そんな古民家カフェを舞台に、記憶から失われつつあるかつての町の姿と記憶をドラマ形式で甦らせていく番組。カフェを訪れる住民たちとの出会いを通して、全国各地の意外な歴史を明らかにしていく。
こちらは以前のシリーズのイントロダクションです。
ドラマの冒頭に「古い建物を活かしたレトロなカフェがあると聞けば、全国どこへでも訪ねる」という、俳優の「渡部豪太(わたべ・ごうた)」さんが演じる、本作の主人公「真田ハル(さなだ・はる)」のセリフが入っています。
台詞の通り、ハルさんは古くから営業を続けている純喫茶的な喫茶店ではなく、古民家など古い建物をリフォームしたカフェを対象にしています。ハルさんは一部に熱狂的なファンを持つブロガーで、古カフェを取材する体で番組が進行します。
当番組は、カフェのオーナーさんがご本人で、お客さんも現地の方を起用しているため、渡部さんの他の出演者は演技の素人さんです。基本的に台詞が棒読みですし演技も上手ではありません。渡部さんの演技もほぼ全編に渡って滑っています。
ただこれは渡部さんが滑っているというより、脚本や演出が滑っていると捉えた方が良いでしょう。古カフェ好きかつ演技面が気にならない方であるならば、大いに楽しめる番組になっていると思います。
静岡・掛川編のカフェは「アンティークカフェ ロード」さん
2018年5月9日放送された『ふるカフェ系 ハルさんの休日』の静岡・掛川編でハルさんが足を運んだカフェは「アンティークカフェ ロード」さんです。
以降「ロード」さんと表記します
番組内では「築50年!山の中の奇妙キテレツカフェ」と紹介されていました。
掛川駅の駅前で、タブレットの充電が切れてしまい困っていたハルさんをある男性が拾ってくれて、ハルさんが茶畑に興味があると思い込んだその男性が、茶畑は自宅に近いからと自動車に乗せてくれました。
自動車内でタブレットの充電もさせてもらっています。
しばらく自動車を走らせると、茶畑に到着したので下ろしてもらいタブレットを開いて位置関係を調べると、その場所は目的地のカフェの近くだった……というありがちな流れです。
訪れた建物は『ハルさんの休日』でこれまでに紹介したことのないタイプの建築物で、内装というかインテリアがまさに「キテレツ」なものばかりでした。
「こみちカフェ」の場所と営業時間・定休日
今回ハルさんが訪れたカフェ「ロード」さんのある場所は静岡県掛川市にあります。
カフェのWebサイトによると、住所は「静岡県掛川市大野1776-7」とあります。
Webで地図を見た限りでは、最寄り駅はテレビで紹介されていた「掛川駅」よりも隣りの「菊川駅」の方が近そうです。
掛川駅や菊川駅は東海道本線ですね。
掛川バイパス八坂インター下車
事任八幡宮東の信号を左方向(粟ケ岳案内方面)
その先200m先左方向(粟ケ岳案内方面)
日坂小学校を右手に過ぎたら右方向(粟ケ岳案内方面)へ
その先(大平方面案内)右方に向い坂を登った所に
右側にRoad看板設置
Webサイトのaccessページにはこのように書かれていました。
周辺は目立った建物などがなさそうなので、むしろ探しやすいかもしれません。
営業時間は11:00-夕方と書かれていました……人の入り具合で変わるのでしょうか?
定休日は不定休とのこと。
予約は受け付けているかわかりません。
放送後のお昼前後は特に混雑が予想されますので、来店前にお店と連絡を取っておくと良いかもしれないですね。
「アンティークカフェ ロード」は元牛舎
ハルさんが今回訪れた「ロード」さんの建物は、番組では初となる「鉄骨」の建物でした。
築50年ですから、建てられた年は1960年代の後半、1968年頃になりますか。
建物は、鉄骨がむき出しになっていて、簡易的な住宅や倉庫に使われることが多い断面がCの形に加工されている軽量の鋼材「C形鋼(Cチャンネル)」や、ビルや橋によく使われる断面がH形状の強度のある鋼材「H形鋼」が見られます。
また外壁などにはほぼ亜鉛で作られている鋼材「トタン板」もパッチワークキルトのように貼られていて、「ならでは」の趣がありました。
それぞれが50年の経年による変化を見せていて、その錆の様子がハルさんと私を興奮させていました。
ハルさんは「昭和の頃のよく使われていた鋼材なんだよな〜。今は錆びにくいガルバリウム(鋼板)が主流だけど、やっぱり僕はこういうのにキュンとくるんだよねぇ」とトタンのことを評していました。
私もトタンの錆は大好き、というか錆全体が好きですから、ハルさんの意見には激しく同意します。
冒頭でも書いたように、「ロード」さんの建物は元牛舎だった建物です。
明治時代から続く酪農一家が20年前に転居し空き地・空き家になったそうです。
そこを現カフェのオーナーが、収集した大量の古道具や古家具などレトロなものを飾れる目をつけて、敷地・建物を購入し、家屋は貸家にして牛舎はカフェにしました。
見たところ、防音や防寒などの処理はほとんどされていないようで、内部が非常に広々としていることもあって、とても寒そうでした。
夏もおそらくかなり暑いでしょうね……空調はどうしているのでしょう?
「ロード」の牛ステーキのカレー
ハルさんは「ロード」さんで「牛ステーキのカレー」を頼んでいました。
ちなみに「お茶」はメニューにないそうです。
「まいう~。辛さだけじゃなく甘さもあって、奥行きのあるカレーだ」
「(牛ステーキは)柔らか〜い。お肉がほろほろと口の中で解けていく」
牛ステーキの肉は「掛川牛のサーロイン」を使っているとのこと。
掛川ってお茶だけじゃないのですね……ハルさんは知らなかったみたいですけど私も知りませんでした。
その掛川牛のサーロインをミディアムレアのサイコロステーキにしていると。
おわりに
私も古いものが大好きですから「ロード」さんに行ってみたいです。
古い鉄骨やトタンも見たい……できれば真夏と真冬以外の時期に。
オーナーさんはカフェを経営する前に写真スタジオを経営していたそうで、私はカメラも趣味ですから、その話を聞いてより行きたくなりました。
カフェの中にもレトロなカメラが飾られて……う〜ん見てみたい。
美味しいお茶も飲んでみたいですねぇ。お茶も好き。