NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年5月10日放送の34話は鈴愛の新居が公開されました。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『半分、青い。』第6週「叫びたい!」
2018年5月7日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第6週「叫びたい!」の放送が始まりました。
物語の舞台は岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)というおそらく実在しない町です。
時代は1989年(平成元年)から1990年(平成2年)になりました。
本作のヒロイン「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」は楡野家の長女です。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第6週現在18歳、高校3年生。
鈴愛の実家の楡野家は、家族で梟(ふくろう)商店街で「つくし食堂」を経営しています。
鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。
祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。
鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。
律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真店(?)」を営んでいます。
鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。
ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。
父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。
菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。
菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。
「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も鈴愛たちの小学生時代ほどではないですけど、ちょいちょい登場します。
鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。
高校では鈴愛も律も菜生もブッチャーも、皆同じ高校に通っています。
第3週からは今後鈴愛が世話になるであろう、東京にある漫画スタジオ「ティンカーベル」が登場しています。
スタジオには、鈴愛が律から勧められてドハマリした漫画家「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、アシスタント陣に「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」、ユーコこと「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」、ボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」などがいます。
菱本さんは秋風の右腕的存在で、もしかしたら私生活でもパートナーかもしれません。
東谷魁夷松原龍三郎平川郁夫縦尾忠則
鈴愛が岐阜の実家を出て、東京にある漫画家・秋風羽織の自宅兼スタジオの「オフィス・ティンカーベル」にやって来ました。
就職です。たぶん。
チーフアシスタントと思われる菱本さんからオフィス内を案内されていました。
仕事場やらリラクゼーションルームやらエレベーターやら秋風のプライベートルームやら……時代は1990年、終わりは近づきつつあるものの未だ「バブリ経済」の只中、それらは梟町では見たことのない豪華な施設でした。
オフィスは12億円と菱本さんは自慢げに語っています。土地代が8億円で上モノが4億円。
リラクゼーションルームには日本人画家の大家と呼ばれるような人たちの絵も飾られていました。
「東谷魁夷(ひがしたに・かいい)」「松原龍三郎(まつばら・りゅうざぶろう)」「平川郁夫(ひらかわ・いくお)」「縦尾忠則(たてお・ただのり)」です。
この4人の画家は実在していませんけどわかりやすいモデルはいますね。
- 東谷魁夷→東山魁夷(ひがしやま・かいい、東山魁夷 - Wikipedia)
- 松原龍三郎→梅原龍三郎(うめはら・りゅうざぶろう、梅原龍三郎 - Wikipedia)
- 平川郁夫→平山郁夫(ひらやま・いくお、平山郁夫 - Wikipedia)
- 縦尾忠則→横尾忠則(よこお・ただのり、横尾忠則 - Wikipedia)
このような劇中人物とそのモデルと一覧になろうかと。
2018年5月10日現在、横尾さんの他3名は故人でいらっしゃるかと思います。
4人の中では横尾さんだけ毛色が異なる印象がありますが……。
ボロアパートというかボロ下宿
豪華で近代的なオフィス・ティンカーベルとは裏腹に、同じ敷地内と思いますが、鈴愛が住む家は古い木造と思われる、アパートというか下宿屋のような大きな家でした。
その一室が鈴愛の家に割り当てられていると。
鈴愛は長距離移動をしてきたその日ということで、秋風から今日はもう休んでいい、明日10時にオフィスに出勤するように言われていました。
菱本さんから下宿の中の共通のルールを教わって、鈴愛は一人になりました。
夜一人きりになり孤独を感じる
案内と説明がひとしきり済むと菱本さんは仕事に戻り、鈴愛は自室で一人きりになりました。
夜になっても家には自分の他は誰もいないし、日が暮れたから楡野家に戻ることもありません。
ここには律も菜生も、「まさこ」さんも、和子さんも弥一さんも、晴子も宇太郎も仙吉も草太も、誰もいません。
夕ご飯は一人でお弁当を買って一人で食べていました。侘しい。
この、夜部屋で一人でいると、家を出たのだと初めて実感する感じ、わかりますよね。
頼る人がいなくて、心細くて……という。
宇太郎の本棚と晴子のへそくり
夜、ボクテくんが鈴愛宛てに届いた荷物を預かってくれていて、部屋まで届けてくれました。
以前、宇太郎が家の庭で慣れない手付きで一所懸命に作っていて、仙吉も少し手伝っていた、あの本棚です。
本棚の裏に封筒が貼ってあったので、鈴愛が取って中の手紙を読んでみると、それは晴子さんからのものでした。
「困ったときに、使いなさい。
お母さんのヘソクリ、分けてあげました。 母」
と、綺麗に字で書いてありました。
ヘソクリは何枚かは不明ですが1万円札でした。
目に涙を浮かべ、その本棚に愛おしそうに頬を当てる鈴愛……お父ちゃんとお母ちゃんと抱きしめました。
鈴愛は炊事係?
菱本さんから案内されているときに、彼女が鈴愛に気になることを言っていました。
それは鈴愛が今日の夕御飯はどうするのかと菱本に聞いたときのこと……
「今日はいいから。明日から作ってもらいます」
……と言ったのですね。
これは鈴愛が炊事係であることを意味している発言に受け取れますよね。
自分の料理は自分で作って、ということではなく、秋風やアシスタントの朝昼晩の料理を鈴愛が作る、という意味に感じられます。
下っ端の下っ端で、住み込みで働いているなら有り得る話です。
でも……嫌な予感がしますね。
何せ秋風が鈴愛に興味を持ったきっかけは「五平餅」ですから。
おわりに
律はまだ上京していません。近々しそう。
おそらくというかほぼ確実に鈴愛の家の近くに引っ越すでしょう。
そうしないと律が東京に来た意味があまりないですからね。
しかしそこで運命の人(清)と再会することに……!!
という流れじゃないと物語が面白くないです。