ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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花祭り。ボラコじゃないお菓子のカラスミの存在を初めて知りました。お焼きも美味しそう - Eテレ『やまと尼寺精進日記』「卯月 花に山菜 春らんまん」の感想

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毎月最終週の日曜日18:00よりEテレで放送されている『やまと尼寺 精進日記』、2018年4月29日の放送は「卯月(うづき) 花に山菜 春らんまん」でした。

 

 

目次

 

 

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Eテレ『やまと尼寺 精進日記』

www4.nhk.or.jp

 

豊かな季節の恵みを知恵を工夫で極上の精進料理にする、奈良・桜井の尼寺。笑顔あふれる日々を美しい映像で!

Eテレで月イチで放送されている『やまと尼寺 精進日記』の番組説明です。

 

http://www.ac.auone-net.jp/~otowa/

音羽山観音寺 - 奈良県 桜井市 - 仏教寺院 | Facebook

 

『やまと尼寺 精進日記』は、奈良県桜井市に居を構える「音羽山観音寺」の住職と副住職、そしてお寺の手伝いをしている方の3人の女性が、毎回様々な精進料理を作っている様子などを映像にした番組です。

料理を作ることを番組のメインに描きつつ、彼女たちの普段の生活の様子も紹介されていて、都会から距離を置いた田舎での暮らしぶりは私の目に新鮮に映ります。

3人が3人とも本当に楽しそうに日々の作業をしていて、笑顔が耐えない様子を観ていると、こちらも釣られて自然と笑顔になってしまう、そんなほのぼのとした雰囲気が特長の番組です。

 

当番組の放送日時は、2017年度からエコ・ライフスタイル番組『猫のしっぽ カエルの手 京都 大原 ベニシアの手づくり暮らし』と同じになり、月の最終週のみベニシアさんの代わりに『やまと尼寺〜』の放送をするようになりました。

 

番組の出演者は前述した3人の女性がメインになります。

音羽山観音寺のご住職である「後藤密榮(ごとう・みつえい)」さんと、副住職の「佐々木慈瞳(ささき・じとう)」さん、そして4年ほどお寺のお手伝いをしている「まっちゃん」の3人。

お寺には番犬の「オサム」と飼い猫(?)の「スージー」もいますから、正しくは3人+1頭+1匹ですか。

オサムは雑種と思います。耳の先が垂れていて可愛い。

スージーは日本の猫っぽい猫。

番組のナレーションは俳優の「柄本佑(えもと・たすく)」さんです。

 

 

4月「卯月(うづき) 花に山菜 春らんまん」

2018年4月29日日曜日の『やまと尼寺 精進日記』の放送は4月編、サブタイトルは「卯月(うづき) 花に山菜 春らんまん」でした。

4月のやまと尼寺はいよいよ長く寒い冬を抜け春となった尼寺の様子が映し出されていました。

木蓮(もくれん)や桜が咲いていたり、ワサビやコゴミ、ヤブカンゾウ、ヨモギなどの山菜を採ったり、山の麓に済んでいる潤子さんの誘いでタケノコを掘ったりアクを抜いたり食べたり、「花祭り」を開いて子どもたちを招いていたりヨモギで手作りしたお菓子をごちそうしたり……。

 

4月の別名は卯月(うづき)である。(略) 異名は「もうか(孟夏)」。新暦では4月下旬から6月上旬ごろに当たる。

4月 (旧暦) - Wikipedia

4月(旧暦)のWikipediaにはこのように書かれています。

 

卯月の由来は、卯の花が咲く月「卯の花月(うのはなづき)」を略したものというのが定説となっている。しかし、卯月の由来は別にあって、卯月に咲く花だから卯の花と呼ぶのだとする説もある。「卯の花月」以外の説には、十二支の4番目が卯であることから「卯月」とする説や、稲の苗を植える月であるから「種月(うづき)」「植月(うゑつき)」「田植苗月(たうなへづき)」「苗植月(なへうゑづき)」であるとする説などがある。他に「夏初月(なつはづき)」の別名もある。

4月 - Wikipedia

4月のWikipediaにはこのように書かれています。

卯月の由来は色々あるみたいですね。

 

 

「花祭り」とは何か?

花祭り (仏教行事歳時記)

個人的に今回の放送で最も気になったものは「花祭り(はなまつり)」です。

私は熱心な仏教の信者ではないので、名前こそ聞いたことがあるものの、どういうものかは知らなかったです。

ナレーションの柄本佑さんも「初めて聞きました」と言っていたことから、東日本より西日本や関西地域で盛んな行事なのかも知れません。

私は今回の『やまと尼寺 精進日記』で、観音寺がその花祭りを準備したり麓の子どもたちを招いて開催している様子が映されていて、初めて見ることになりました。

副住職の慈瞳さんが説明していたことによると……

 

「お釈迦さんのね、お誕生を祝うお祭りなんですけど、ちょうど花の季節、4月だからって、花のお堂を作って、で、誕生のときのお釈迦さんの姿……」

 

……と説明の途中で柄本さんの言葉、実際はカメラを回している方の言葉なのでしょうけど、それが入ってしまい慈瞳さんの言葉が遮られていました。

今年は、信者さんが掘ってくださったお釈迦様の木造が、こじんまりとしたお花のお堂に祀られていました。

お花のお堂の周りには竹筒がたくさん並べられていて、祭りのときに子どもたちが花を持ってきてくれるので、その花を立ててお釈迦様を花で飾ってあげるのだそうです。

花を飾った後に、お釈迦様に「甘茶」をかけてお誕生日おめでとうとお祝いをすると。

やはり私は一度も観たことも参加したこともないようで、新鮮な情報でした。

 

 

ボラコじゃない方のカラスミ

花祭りには子どもたちがたくさんやって来るということで、密榮さんを始めとして「おやつ」をこしらえていました。

子どもは確かにおやつ目当てで祭りに参加している節がありますものねぇ……私も小学生の頃に子供神輿を担いだことがありましたが、間違いなくおやつ目当てでした。

密榮さんも同じようにおやつが花祭りの楽しみだったと仰っていたので、古今東西そういうものなのかもしれません。

 

話を戻しますと、尼寺では山で採れた山菜を使って「カラスミ」と「草餅(よもぎ餅)」と「おやき(お焼き)」を作っていました。

実は私はこの「カラスミ」も知らなかったです。

 

からすみは、岐阜県の東濃地方、長野県の木曽郡南部と下伊那郡南西部、愛知県奥三河に伝わる銘菓で、米粉でつくった蒸し菓子のこと。

- からすみ (菓子) - Wikipedia

からすみ (菓子) のWikipediaにはこのように書かれています。

米粉を使った蒸し菓子なのですね……へぇ。

密榮さんたちは、白とピンクと緑の三色の「カラスミ」を作っていました。

白はクルミの味、ピンクは桜の味、緑のはヨモギの味で、餡こ入りとのことです。

桜の味というのはどうやって作ったのでしょう?

 

長崎旬彩出島屋 日本三大珍味 長崎銘産 からすみ お試し版《カラスミ 唐墨》

私はカラスミというと、ボラの卵巣を塩漬けにしてそれを天日干しにした珍味の方のカラスミしか知らなかったです。唐墨、鯔子。

 

善光寺御公許 善光寺門前 おやき 10個セット

それと「おやき」も作っていました。

お焼きというと観音寺のある奈良県のものではなく、長野県辺りの郷土料理的な食べ物のイメージがあります。

若い頃スノーボードで長野や新潟方面へ行くとよく食べていた記憶も、善光寺に売られていた記憶もあるので。

奈良県の観音寺で作っていたのは、慈瞳さんが群馬でしたっけ、そちらの方のご出身であることからなのだと私は理解しています。

映像でも慈瞳さんが作っていらっしゃいましたし、慈瞳さんが「うちの母が何か新しいものが出ると、フキノトウのお焼きとか紫蘇のお焼きとか、ヨモギが採れればヨモギ。フキノトウのお焼きは3日にいっぺんくらい?何でもお焼きでした。おやつ」と言っていましたし。

今回はよもぎのお焼きを作っていましたね、フライパンで焼いて緑色から茶色に焼き色というか焦げ色を付けて……あの焦げ感が何とも美味しそうでしたねぇ。食べたい。

 

 

おわりに

冷凍した方がヨモギは擦りやすいそうです。

カラスミとお焼きの詳しいレシピはわかりませんでした。

詳しいことはおそらくミニ番組『やまと尼寺 献立帳』の方で紹介されるものと思われます。

いやいや、お焼きが美味しそうなこと美味しそうなこと……。

 

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