NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年4月26日放送の22話で鈴愛が自分の恋愛をモデルにした漫画を描いていました。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『半分、青い。』第4週「夢見たい!」
2018年4月23日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第4週「夢見たい!」の放送が始まりました。
物語の舞台は岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)という、おそらく実在しない町です。
時代は1989年(平成元年)です。
本作のヒロイン「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」は楡野家の長女です。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第4週現在18歳、高校3年生。
鈴愛の実家の楡野家は、家族で梟(ふくろう)商店街の「つくし食堂」を経営しています。
鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が鈴愛の年子の弟「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」、祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」です。
1980年時点で廉子さんは既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。
鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。
律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」です。
律の実家は写真店「萩尾写真店(?)」を営んでいます。
鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」等がいます。
ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。
父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。
菜生の家はふくろう商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。
菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。
鈴愛が暴れるので「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」もちょいちょい登場します。
鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。
高校では鈴愛も律も菜生もブッチャーも、皆同じ高校に通っています。
第3週からは、おそらく後に鈴愛が世話になるであろう東京にあるスタジオ「ティンカーベル」が登場しています。
スタジオには、鈴愛が律から勧められてドハマリした漫画家「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、アシスタント陣に「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」、ユーコこと「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」、ボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」などがいます。
律が志望校を変更?
律は、東京大学の模試を受けた結果、ほとんどがE判定でした。
かつての神童も厳しい現実が……?
22話では律が京都大学に志望校を変更することが明らかにされました。
喫茶「ともしび」で、律がブッチャーにそのことを言うと、ブッチャーも志望校を東京から京都のどこかに変えると言っています。
大学に行けば新しい友達ができるだろうと言う律に、「新しい友達ができても律は一人だ」と返すブッチャー、小学校の頃から相変わらず律のことが大好きなのです。
といってもブッチャーには東京大学にも京都大学にも通える学力はないみたいですから、「舞鶴学園大学」なる大学から高校に推薦が来ていたみたいなので、先生に頼んで見ると言っています。
舞鶴というと京都でもかなり北の、日本海側ですよね、確か。
舞鶴学園大学なる大学はリアルにはないと思います。舞鶴市にそれらしい大学はなさそうです。
「京都学園大学」は存在するので、それと掛けて作られた架空の大学なのでしょう。
漫画『みゆき』を思い出す
ブッチャーのこのエピソードは、あだち充さんの漫画『みゆき』を思い出しました。
記憶が曖昧なので違っていたら申し訳ないですけど、ヒロインの「若松みゆき」は高校を受験する際にも大学受験の際にも、もっと上の高校や大学に行ける学力があるにもかかわらず、(義理の)兄「若松真人」と同じ高校と大学を選ぶ、あの感じどこか通ずるような。
表向きはできない兄の面子を保つためかもしれないですが、みゆきは血のつながっていない兄のことが好きという想いが根底にあるから、ですよね、あれは。
ブッチャーの律好きはみゆきのそれとは種類が異なるかも知れませんけど、何となく思い出しました。
ただ、鈴愛が就職を蹴って漫画家になりたい、秋風羽織のところで働きたいと上京する決心を間もなく固めるはずですから、律も鈴愛に付き添って志望校をもう一度変更するはずです。
となると当然ブッチャーももう一度変更するのでしょうね。
でも推薦で変更ってできるものなのでしょうか?
鈴愛はコネ入社?
鈴愛の両親、晴子と宇太郎の会話から、どうやら鈴愛はコネ入社であることが判明しています。
鈴愛は十何社?何十社?か就職試験に落ちていて、最後に残った農協に就職することが決まったことは前回わかりましたが、それはどうやら鈴愛のお祖父・仙吉さんが根回しをしていたことのようです。
耳のことが原因でこれまでの就職試験に落ちているのだとすれば……そうしたくなる気持ちもわからんでもないです。
こばやんとの初恋を漫画化
鈴愛は漫画を描いていました。
前回、律に漫画家を目指したらいいんじゃないか、と言われたことを真に受けているのですね。
漫画といっても、上質紙やケント紙にGペンでや丸ペンで描く本格的なものではなく、スケッチブックに鉛筆描きをしたもの、スクリーントーンもありませんから鉛筆で点描や線を引いたのです。
描いていた漫画は、ジャンルがおそらく恋愛もの、自分の「こばやん」との恋愛をテーマにしたものでした。ある程度の脚色は加えているかもしれませんが。
時間を忘れて描くことに熱中していて、出来上がったときは早朝5時過ぎでした。
にもかかわらず、誰よりもまず律に読んでもらいたくて、鈴愛は律の家まで行って、マグマ大使の笛を吹くのです。
律は律で受験勉強で徹夜をした後(?)で、笛で呼び出され出窓を開けた後に眠り込んでしまっていました。
22話で登場した89年当時の出来事
22話で1989年当時に流行っていたものはあまりなかった気がします。気が付かなかっただけかも。
気がついたのは、律が「ともしび」のテーブルに置かれた「くじ引き」を引いていたシーン(結果は大凶)で、BGMに流れていた曲が「Wink(ウィンク)」の『淋しい熱帯魚』だったかな、ということくらいです。
1989年というとWinkが売れていた頃なのですねぇ。そっか……。
淋しい熱帯魚の歌詞のうち「Heart on wave」のところ、当時何を言っているのかわからなくて「はろーうぇー」とか何とか適当に歌っていた記憶があります。
私はWinkでは「愛が止まらない 〜Turn it into love〜」が好きでした。名曲。
Winkの「相田翔子」さんと「鈴木早智子」さんのどちらが好きだったか……は考えたことがないですね。
そういう意味では興味がなかったようです。
「国生さゆり」さんが好きだったので。
おわりに
鈴愛のファッションセンスが私にはツボです。
いや、当時としてもかなりなダサさだと思います。
だがそれがいい。
そういうファッションに無頓着ではないけどズレている感じは、若い頃のファッションあるあるな気もして、そういうところが上京したらなくなっていくように描写するんだろうなとも思えるのですね。
北川悦吏子さんの狙いではないかと思っていて、個人的に今後注視したいところです。