ディスディスブログ

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ワガママっ子「丸山誉子」登場!修平の父・洋一郎と阿字野壮介は過去に因縁がありそうな感じでした - アニメ『ピアノの森』3話の感想

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毎週月曜日00:10(日曜深夜)より、NHK総合にてアニメ『ピアノの森』が放送されています。

2018年4月23日の放送は3話「モーツァルトの遺言」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

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アニメ『ピアノの森』

piano-anime.jp

 

2018年4月23日の放送は第3話「モーツァルトの遺言」でした。

 

 

3話「モーツァルトの遺言」

主人公は「一ノ瀬海(いちのせ・かい)」は、音楽教師「阿字野壮介(あじの・そうすけ)」からの教えを受けて、ショパンの「子犬のワルツ」が弾けるようになった見返りに、お金のかからない願い事を一つ聞くことにしました。

阿字野は「『全日本学生ピアノコンクール』に出場してもらおう」と提案し、海はコンクールに出ることになります。

話を聞いた転校生「雨宮修平(あまみや・しゅうへい)」は本気の勝負をしよう、本気を出さなかったらそのときは絶交だと言い、海もそれを受けて正々堂々勝負することになります。

 

 

森の中に住む少年へ託した楽譜

コンクールの課題曲はモーツァルトの「ピアノ・ソナタ第2番 ヘ長調 K.280 ~第1楽章」です。

阿字野は事故前に自分が弾いた同曲のCDを海に聴かせた後にこう言います。

 

「モーツァルトが死んでからおよそ200年経つが、不思議な物語が残されているんだ」

「彼は死ぬ前に、この楽譜を200年後、ある人物に渡して欲しいと頼んだそうだ」

「200年後、この楽譜を森の中に住む少年へ……」

「そうだ一ノ瀬、お前のことだよ。モーツァルトはお前に託したんだ」

 

海はその話を信じてはいないようでした。

 

「さて、モーツァルトからの伝言だ」

「森に住む少年よ、お前はお前のK.280を弾け」

 

それから海は常日頃から阿字野のCDを聴き、授業中も頭の中で繰り返し再生しては指を動かし、放課後には阿字野の寮の小屋でピアノを弾いて訓練をしていました。

が、阿字野は海の聴いていたCDを取り上げます。

誰かの猿真似ではない、海自身のK.280を探すため。

 

「いいか一ノ瀬、お前の敵はモーツァルトなんかじゃない。お前の敵はお前だ」

 

阿字野はそう言うのでした。

 

 

「雨宮洋一郎」と「丸山誉子」

そうして迎えた『全日本学生ピアノコンクール』第56回中部南地区予選の日。

コンクールに出ることを内緒にしていた海の母「一ノ瀬怜子(いちのせ・れいこ)」に直前でバレたため、海は阿字野と怜子の3人で会場入りしています。

会場には修平と彼の母、そして父「雨宮洋一郎(あまみや・よういちろう)」も来ています。

洋一郎は阿字野の姿を見て軽く会釈を……したでしょうか?阿字野はしていましたが、あるいはしていなかったかも知れません。

しかし、洋一郎はバツが悪そうに頬に汗を一筋流していました……2人の過去には少なからぬ因縁がありそうです。

阿字野の怪我も洋一郎が絡んでいるとか?

修平が海を一方的にライバル視しているうように、過去の洋一郎が阿字野を一方的にライバル視していただけかも知れませんが。

洋一郎は国内で知られている著名なピアニストの一人で、彼の息子ということで修平も一目置かれている存在になっているようでした。

洋一郎のCVは「田中秀幸」さんです。

 

また、会場の控え室では付き添いの婆やを始め、海にも攻撃的に振る舞う一人の少女がいました。

「丸山誉子(まるやま・たかこ)」がその子です。

誉子のCVは「悠木碧」さん。

誉子は修平が出場するこのコンクール地区予選では優勝できない、全国への出場枠が1人しかないから自分は全国に行けないじゃない、こんなコンクール出た意味がない、と婆やに強い口調で文句を言っていました。

「じゃあ出るな。うるせえんだよさっきから」と口を出す海にも誉子は攻撃。

さらに修平がライバルとして海の名前を出したことで、さらに目の敵にするかのように攻撃するのでした。

 

 

あがり症の裏返し

誉子が婆やや海に攻撃的に振る舞うのは、自分が極度のあがり症であることの裏返しでした。

もっと底にあるのは自分自身への自信のなさかもしれませんけど。

出番が近づく頃になると、あがり症のために誉子は姿を消してしまい、婆やも心配します。

婆やは何を思ったか、海に「あがり症だから(?)誉子を捜してください」と頼むのです……何で?

 

私は今回観ていて非常に不可解に思えた箇所がここでした。

どうして婆やは会場にいるスタッフではなく、同じコンクール出場者の海に誉子を捜すように頼んだのでしょう?

意味がわからないです……出場者には迷惑をかけないようにするのが普通な感覚だと思いますけど……。

妨害のためでしょうか?

いやいや、それなら修平に頼まなければ意味がないですよね、会場にいる皆が修平こそが絶対的な優勝候補筆頭だと思っているのですから。

修平に頼むのは露骨な妨害工作だとバレるから、修平がライバルと公言した海をターゲットにしたとも考えられなくもないですか……いや深く考えすぎですね。

まぁ本当のところは、作者が海と誉子の接点を作るため、誉子との仲を良くさせるためのエピソード作りなのでしょうけれども、少々無理がある展開に思えました。

 

海は誉子を捜し出し……というか偶然に彼女の近くを通ってしまい、彼女のために緊張をほぐしてあげるのでした。

具体的な緊張をほぐす方法は、「お前の敵はお前だ」「本当の敵はそういう集中できない自分なんだ」「眼の前のピアノに集中するただそれだけに集中すればいいんだ」と阿字野から言われた言葉をそのまま送ってあげたり、自分が一番落ち着く場所をイメージしろと(これも阿字野から言われたこと)アドバイスをしたりしていました。

誉子の一番落ち着く場所、それは「トイレ」で、愛犬の「ウェンディ」を抱いてもふもふしながらハミングをし頭の中でピアノを弾くとき、でした。

誉子の家はお金持ちらしく、会場のトイレが小さいとかウェンディがいないとか不満を垂らすので、海は女子トイレの個室の中に誉子と一緒に入って(!)、海の髪の毛をウェンディの毛のもふもふに見立てることで、何とか緊張を解いてやるのでした。

つい先程まで喧嘩をしてた2人でしたが、こうして仲がすっかり良くなっています。

不自由なく育ったせいかワガママばかりな女の子ですけど、根は素直で優しい子のようでした。

 

 

おわりに

コンクール予選は修平の演奏が終わって、誉子の出番になったところで3話が終わりました。

修平はノーミスで減点箇所がないと審査員のおばさまは言っていましたから、余程のことがない限り彼が優勝して全国へと勝ち進むでしょう。

海は、前回の感想でも述べたと思いますが、元からコンクール受けする演奏はできないタイプと思いますので、会場を沸かせても優勝はできないと私は予想しています。

『四月は君の嘘』の「宮園かをり」のようなタイプではないかと。

誉子ももちろん優勝はできないでしょうね。

でもおそらく今回の件で彼女は海のことを好きになって、彼のことをずっと追いかける存在(それはある意味修平も同じ)になるでしょう。

今は海のことをウェンディと呼んでいますけど……。

私は原作未読のため見当違いのことを書いている可能性が極めて高いです。

これらの意見はあくまで私の想像ですから鵜呑みにはなさらないでください。

 

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