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叫竜のコアから人間が出てきた?叫竜化しなかった人間がオトナになるのでしょうか? - アニメ『ダーリンインザフランキス』15話の感想

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毎週土曜日23:30より、TOKYO MXにてアニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』が放送されています。

2018年4月21日の放送は第15話「比翼の鳥」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

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アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』

TVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」公式サイト

 

2018年4月21日の放送は第15話「比翼の鳥」でした。

 

 

登場人物のおさらい

アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』の主な登場人物のおさらいです。備忘録。

オトナとコドモという名称が登場しますが、これは進化した人類のことを指す言葉だそう。

コドモは全てコードナンバーで呼ばれています。

 

主人公・ヒロイン

本作の主人公は「ヒロ」、コードNo.016。

ヒロインは「ゼロツー」、コードNo.002。

ヒロとゼロツーのペアが操る「フランクス(ガンダムでいうところのモビルスーツのこと)」の名前は「ストレリチア」です。

 

 

他のコドモたち

ヒロたち13部隊のコドモたちの名前は全て、ヒロがコードナンバーから語呂合わせで名付けたものです。

 

「イチゴ」、コードNo.015。ヒロの幼馴染み。

イチゴのパートナーが「ゴロー」、コードNo.056、ヒロのルームメイト。

イチゴとゴローのフランクスは「デルフィニウム」です。 

 

「ミク」、コードNo.390。

ミクのパートナーが「ゾロメ」、コードNo.666。

ミクとゾロメのフランクスは「アルジェンティア」です。

 

「ココロ」、コードNo.556。

ココロのパートナーが「ミツル」、コードNo.326。

ココロとフトシのフランクスは「ジェニスタ」です。 

 

「イクノ」、コードNo.196。

イクノのパートナーが「フトシ」、コードNo.214。

イクノとミツルのフランクスは「クロロフィッツ」です。

 

11話まではココロのパートナーがフトシで、イクノのパートナーがミツルでしたが、11話でパートナーがシャッフルされて、12話のOPではシャッフル後のものが反映されています。

しばらく(誰かが戦死するまで?)はこのままのパートナーで行くみたいです。

 

APE作戦本部関係

人類を統治している機関「APE」の人たちです。

APE作戦本部パラサイト管理官の「ナナ(7?)」とAPE作戦本部都市防衛作戦司令官「ハチ(8?)」、「フランクス博士」などがいます。

フランクスのクスが「X」だとすればギリシャ数字の「10」になりそうです。

 

パラサイトのこと

「パラサイト」とはフランクスに搭乗・操縦する者たちの総称で、パラサイトのうち女性を「ピスティル」、男性を「ステイメン」を呼びます。

 

 

15話「比翼の鳥」

前回14話では、ヒロとゼロツーの間が引き裂かれています。

オトナたちの指令によりゼロツーが「9's(ナインズ)」へと戻ることになり、一時意識不明状態だったヒロはパートナーとフランクスを失いました。

15話は、APEが「グランクレバス」と名付けられた叫竜の一大拠点を制圧する作戦を実行していて、それにヒロがいる13部隊も作戦に参加することになります。

この「グランクレバス」を制圧できれば、叫竜との戦いも優勢に転じることができるそうです。

「悲願の時も近い」とパパたちが言っていました。

作戦は大規模で、13部隊の他、以前登場した26都市の26部隊やゼロツーが戻ったナインズ、もちろんゼロツーが乗るストレリチアも参加します。

 

 

ナインズは人間ではない?

APE直属の特殊部隊である「ナインズ」のリーダーと思われる「ナイン・アルファ (9α) 」が、作戦中に26部隊に対して気になる発言をしていました。

 

「やぁ、ご苦労だったね。『人間』にしてはよく頑張ったよ」

 

と、このように言っていました。

ナインズは人間ではないと言っているようなものですね。

 

ナイン・アルファたちナインズが乗っているフランクスはストレリチアの量産機のような「九式」と呼ばれる機体でした。

また、彼らは九式に乗っているときのナインズのメンバーは皆「角」が生えていました。ゼロツーのように。

ナイン・アルファたちとゼロツーとの違いは、ナイン・アルファたちの角はオレンジ色の半透明に輝いて見えたことです。

九式に乗ると角が生えているように見えているだけかもしれません。

ここから考えられることはあくまでオリジナルはゼロツーで、ナイン・アルファたちはそのクローンなり遺伝子から作られた量産タイプではないか、ということ。

 

ナイン・アルファはステイメンの、つまり男の方ではなく、ピスティルの方だったことは少々意外でした。

ナインズには性別がないのかもしれません。

 

 

プロトコル32

当初、グランクレバスでの戦いは、主に無数の小型叫竜「コンラッド級」との戦いでした。

が、途中から「超レーマン級」なる巨大な叫竜が登場して、それはまるで巨大な揚陸艦のような形状をしていました。

超レーマン級は26都市を壊滅させるなど各プランテーションに突進して破壊していて、13都市にも危険が及びます。

パパたちは26部隊に「プロトコル32(スリーツー)」なる指令を出していました。

プロトコル32は簡単に言うと爆弾を抱えた特攻のようでした……。

特攻で超レーマン級は足を止められたかに見えましたが、超レーマン級は頭部(?)を13都市に突っ込んで口を開け、そこから多数のコンラッド級を射出しています。ピンチ。

 

そこに現れたのはゼロツーの乗る「スタンピード・モード(ビーストモード)」のストレリチアで、ゼロツー一人が乗っているようです。

 

 

叫竜は人間?

無数のコンラッド級を倒していく中で、ミクやココロたちはある叫竜のコアが割れている様子を見つけます。

コアは青色の球体で、球体の中から黄色い物体が転げ落ちてきました。

それを見てイクノは……

 

「人間……みたいに見えるね」

 

……と言ったのです。

確かに、コアの中から転げ落ちてきた物体は、全身黄色い色をした人間が座った姿勢をとっているように見えます。

といっても、それは人間の形に見ようと思えば見えるレベルで、例えるならば焼夷弾の空襲で焼けただれた人のような、ヴェスヴィオ火山が噴火して亡くなったポンペイの人のような……そういう人間であるなら痛々しい姿をしています。

ここから考えられること、それはやはり叫竜は人間、というよりフランクスのような存在なのかもしれません。

叫竜がフランクスで、コアがコクピット、コアの中に人間がいる。

逆にいえば、人間がコアに乗り込み、コアから叫竜を操縦している……フランクスが叫竜になり人間が同化していった?

あの黄色い物体が人間だとすると、人間が乗っていた叫竜を倒そうとするオトナたちは一体何者なのでしょう??

「叫竜化しなかった人間」でしょうか?

グランクレバスの奥には何が隠されているのでしょうね……怖い。

 

 

ヒロとゼロツーの再会

ヒロとゼロツーの再会はそう遠くない時期にあるだろうと思っていましたが、やはり今回15話で達成されました。

ヒロは、割れたゼロツーの手鏡が不器用にテープで直されているところを発見し、ゼロツーが自分との思い出を決して忘れている訳でも捨てている訳でもないと感じたのでしょう、自分がプランテーションでストレリチアの戦いを見ているだけではなく、会って直接想いを伝えなければと強く感じます。

しかし、パートナーも機体も今はない……。

 

ヒロは訓練機に乗り込み戦場へと向かい、途中、ゴローがデルフィニウムのシートを譲ってくれて(ゴローはどこまでも良い奴)、イチゴと共にデルフィニウムを操りストレリチアの元へと向かいます。

 

以前(2話でしたっけ?)は、ヒロとイチゴは全くシンクロせずにフランクスが動かなかったのに、今回は上手くシンクロできたようです。

シンクロしたときに、イチゴはヒロの思念が流れてきて、彼の頭の中にはゼロツーのことしかないことを見せつけられました。

自分がヒロに入り込む余地なんてないとイチゴは痛感。

 

ストレリチアの元へたどり着き、デルフィニウムとストレリチア殴り合い(イチゴの意地)が少し入った後、ヒロはデルフィニウムのコクピットから出て、ストレリチアに乗り込みました。

再会です。

ストレリチアに一人乗っていたゼロツーは、角が木のように伸びていて、まるでトナカイ、意識もハッキリしないようです。

ゼロツーは思い出していました。

あの日、幼い頃にヒロと2人でガーデンを抜け出したときのこと、オトナたちに捕まって記憶を消去されそうになったときのこと。

ゼロツーはヒロとの思い出を忘れないように抗っていました。

多くの記憶を消されてもそれでも忘れずにいた記憶、ボク、ゼロツー、ダーリンという単語。

 

ヒロはゼロツーに触れることでゼロツーの記憶を感じ取ると、ゼロツーのトナカイのように伸びた角が折れ、意識を取り戻します。

ヒロはゼロツーを抱きしめ、「あのときは叶わなかったけど、今度こそ2人で外の世界を見よう。ゼロツー、俺たちは2人で1人だ」、そしてキスをしました。

復活です。

ストレリチアは獣型から人型に変形、以前の白い機体から赤い機体へとカラーリングが変わっています。

それはまるで幼少期のゼロツーの身体のようで、パートナーに自分の真の姿を隠す必要がなくなったと言わんばかりでした。

全てをさらけ出す覚醒モード。

 

 

おわりに

覚醒ストレリチアは超レーマン級を倒し、ナインズと一緒に、グランクレバスにあったゲートを開きました。

 

「これでグランクレバスの扉は開かれた」

「いよいよだ。『人類解放の日』は近い」

 

核心に近づいたようですね。

何があるのでしょうね、叫竜の正体、コアに入っていた人間ような存在の正体……やはり『風の谷のナウシカ』の世界に似ているかもしれないなと思った15話でした。

最後はコアの複合体や、超レーマン級よりも大きな叫竜も登場していました。

 

ていうか、こういう再会を演出するなら、13話で描かれた絵本のような別れになるよう、14話をしっかり描いて欲しかったなと思ってしまいました。

15話を見る限り、14話でイチゴにあんなことをさせなくても、成立する話の流れでしたから。

14話は、自分が人間になりたいからヒロを利用してきたという罪の意識があったから、罪を償うためにもパパたちの指令が下り素直に彼から離れた……とするだけで良かったですし、イチゴにしてもヒロとシンクロすることでゼロツーへの想いを知り、彼女には敵わないなと感じさせるだけでも十分伝わった気がします。

もう少し丁寧な物語を見たかった、という気持ちが今は強いです。

 

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