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最終回!「ひなた」が髪を切ってコケシカットになった理由は高橋くんの進学でしょうか? - アニメ『3月のライオン』43と43話の感想

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毎週土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『3月のライオン』が放送されています。

2018年3月31日の放送は43,44話(第2シリーズ21,22話)「Chapter.87 経る時」「Chapter.88 春が来る」「もうひとつの家」「Chapter.89 三月町の子」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

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アニメ「3月のライオン」

3lion-anime.com

 

2018年3月31日は43と44話(第2シリーズ21,22話)の2話連続放送でした。

「Chapter.87 経る時」「Chapter.88 春が来る」「もうひとつの家」「Chapter.89 三月町の子」、今回が第2シーズン21,22話、最終回です。

 

 

43話 「Chapter.87 経る時」「Chapter.88 春が来る」

主人公「桐山零(きりやま・れい)」が普段から世話になっている、「川本(かわもと)」家の日常パートがメインになりました。

川本三姉妹の次女「ひなた」は零が通う「私立駒橋高校(しりつ・こまはし・こうこう)」を受験することに決めています。

 

 

ひなたが寝込む

家庭教師・零に勉強を見てもらい受験に備える「ひなた」でしたが、幼馴染みで初恋の人(でしたっけ?)「高橋勇介(たかはし・ゆうすけ)」が四国の「高知義塾(漢字があっているか不明。明徳義塾がモデル?)」の高校に進学することを知り、受験のプレッシャーなどもあったのでしょうけど、熱を出して寝込んでしまいました。

零は「ひなた」は既にそのことを知っていると思って言ったのですが、試験直前に「ひなた」が動揺するようなことを口走ってしまったと直後に反省するのですが、時既にお寿司遅し……でした。

 

しかし、零たちの看病もあって何とか持ち直し、何とか受験し、何とか合格することができました。

「消えていくものばかりじゃない、それを絶対に忘れては行けないんだ」

高橋くんたちのように自分から離れてしまう人はいて、それはとても寂しいことだけれども、家族や零のような、今も支えてくれている人がいる、そう「ひなた」は思うのです。

 

 

零がB級2組に昇級

そんな中で零はB級2組に昇給しました。

正確には次の44話で昇給したのでしたか。

零は、「ひなた」に私のために家庭教師をしてくれたから昇級を逃した、とは思われたくない、そう思って昇級戦(?)に臨んでいました。

そして零は「ひなた」に過去の自分、今までの自分を救ってもらっています。

零は間違いなく自分の一部分を作ってもらった、「ひなた」に悲しい思いをさせたくないのです。

もちろん零のことですから、そのことを「ひなた」に言うはずがなく、大事な昇級戦(?)に挑んでいることすら言わずに、昇級を果たしました。

 

 

零が幸田家を訪ねる

零は幸田の家を訪ねていました。

幸田は、幼い零が事故で両親と妹を亡くし(たんでしたっけ?)てから引き取られた「幸田柾近(こうだ・まさちか)」の家です。

幸田宅には幸田柾近の妻、クレジットには「幸田 母」と書かれていました、彼女一人だけがいました。

「幸田 妻」のCVは「島本須美(しまもと・すみ)」さん。

 

この零が幸田の家を訪ねたシーンは非常に印象的でした。

というのも、絵がアニメーションではなく静画で展開され、幸田・母の一人称で語られていたからです。

この幸田の家でのことは、零の視点であったり、長女「香子(きょうこ)」の視点であったりで語られることはあっても、幸田・母の視点で語られることはこれまでありませんでした。

幸田と、香子と「歩(あゆむ)」という幸田の本当の子どもたち、そして零の関係を、妻であり母である彼女の視点から見るとどのように写っていたのか。

 

「彼は一心に将棋に打ち込み、勉強も黙々とこなし、家のことも手伝った、それがますますうちの子2人を苦しめた」

 

幸田・母の独白は結構長かったのであれですけれども、印象的なフレーズは上記のカギ括弧の言葉です。

 

彼女は零のことを責めているのではありません。

零は私たち家族をどこかで蔑んでいるのではないか、そう思っていたこともあったようですけど、今の彼女はそうは思っておらず、零は「ただ良い子」だったと結論づけていました。

家庭は崩壊してしまったようにも見えますが、悪い人は誰もいない、誰もいないから苦しいのですね。

 

幸田は勝負の世界に生きていて、あくまで棋士として零を評価し、香子と歩に将棋の道を諦めさせた(父親としてはどうかと思いますが)。

棋士としての幸田の一番の理解者は、妻でも地のつながった子どもたちでもなく零だった。

香子も歩も父の期待に応えようとしていたけれど、零の「努力」という圧倒的な才能を前にして、道を外すことを余儀なくされてしまった。

かといって零が悪いかというともちろんそんなことはなく、彼は努めて大人しく優しく気を遣える子で、でもそんな彼の性格が香子や歩を余計に苦しめてしまっていた。

零が良い子であればあるほど、零の家での居場所がなくなる。

零にはそういうことも全てわかってしまうから、零はひっそりと自分から家を出ていった。出ていく理由すら言わずに。

そして出て行ったきり今日まで訪ねてこなかったことも、零は謝っていたけれど、忘れていたはずはなく、あえて波風を立てないように気を遣っていたのだということも、幸田・妻には伝わっていたのです。

 

 

44話 「もうひとつの家」「Chapter.89 三月町の子」

先ほど書いたように、高橋くんが四国の高校へ進学すること、「ひなた」も晴れて駒橋高校に進学することになり、零が2人を誘って月島でしょうか?の「もんじゃ焼き」屋へ連れていきました。

高橋くんが四国へ旅立つのは、三月町の「桜まつり」が催される日、川本三姉妹の祖父「相米二(そめじ)」が店主を務める和菓子屋「三日月堂」も出店していて忙しい日。

 

零が誘った会でしたが、乾杯のタイミングで高橋くんは零のB2昇級について触れて、零の祝勝会(?)にもなりました。

高橋くんのお祖父さんたちは零の熱心なファンで、零の昇級のことを自分のことのように喜んでいて、それを感謝したかったようです。

零は自分からそういうことを言う人ではありませんから、「ひなた」は高橋くんの言葉で零の昇級について知っています。

私なら絶対に自分から言ってしまうでしょう。

 

高橋くんは、その場で自分が四国の高校へ行く理由を話していました。

ジャンルは違えど、中学のときに既に厳しいプロの世界に飛び込んだ零のことを、高橋くんは大いに尊敬しています。

身近にモデルとなる人物(零)がいてくれるおかげもあって、自分もプロ野球選手になることを現実的な目標として捉えることができているのだと思います。

具体的にプロになるためにはどうしたら良いか、今の自分でベストとなる進学先はどこになるのかを冷静に分析した結果、激しい競争のある都内に進学するよりも、地方でリトルリーグで世話になっていた人が監督の下でプレイをした方が甲子園に出られる可能性が高いだろう、甲子園に出られればプロへの可能性もより高まるだろうと判断したようです。

 

高橋くんが旅立つ日、「ひなた」は見送りませんでした。

見送るのではなく、高橋くんがそうしているように、自分も今できることを精一杯やることが必要だと感じたようです。

自分も頑張る、高橋くんも頑張れと。

 

 

ひなたが髪を切る

「ひなた」は後日、気分一新、長かった髪の毛をバッサリ切りました。

色々な意味での心機一転です。

オシャレで大人っぽいボブカットにするつもりでしたが、どう見てもコケシです、あるいはワカメです、本当にありがとうございます。

 

「失敗した……もう外には出ない……」

 

そう落ち込む「ひなた」でしたが、零だけは違いました。

入学式の日でしたか、朝、川本家まで迎えに来た零、嫌々ながら玄関先まで「ひなた」の髪を初めて見て……

 

「うん! イイ!!」

 

気を遣える零ですけど、そのときは心からそう思ったようで、一点の曇りもなくそう言っていました。

好みの髪型だったのですね。

私も髪が短い方が良いと思います。

 

 

おわりに

2期が終わりました。

イジメ問題が大きすぎてもう観ているこちらの心にグサグサくるアニメでした。

今後は……どうしましょうか。

原作がどこまで進んでいるかしらないのであれですけど、おそらく秋には3期が始まるのでしょう。

この先は川本家のあの人物が登場して再び乱れるはずで……それはもう観なくて良いような気もしています。

 

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