ディスディスブログ

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「わろてんか隊」が上海で慰問。ミスリリコアンドシローもキースとアサリも万丈目の夫妻漫才もコンビ結成です - 朝ドラ『わろてんか』128話、129話、130話の感想

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NHK連続テレビ小説『わろてんか』、2018年3月7日放送の130話ではリリコと四郎が再び登場していました。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

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『わろてんか』第23週「わろてんか隊がゆく」

www.nhk.or.jp

 

2018年3月5日月曜日から朝ドラ『わろてんか』は第23週「わろてんか隊がゆく」の放送が始まっています。

『わろてんか』の時代設定は、22週の昭和10年(1935年)の秋から3年ほど経った昭和14年(1939年)です。

本作のヒロイン「北村てん(きたむら・てん、演:葵わかな)」は、17週に夫の「北村藤吉(きたむら・とうきち、演:松坂桃李)」を亡くし、以降「北村笑店(きたむら・しょうてん)」社長に就任しています。

籐吉との間にできた子ども「隼也(しゅんや)」は、アメリカのショービジネスに興味を持ち、通っていた大学を退学して渡米しました。帰国後は北村笑店で下働きをしていましたが第23週現在は大阪に居ません。詳しくは後述。

「てん」の従兄弟の「武井風太(たけい・ふうた、演:濱田岳)」が専務、「てん」の経理を手伝っていた「トキ(演:徳永えり)」は風太と結婚してからは子育て中心に移行していましたが、23週現在は再び業務に戻っています。

「てん」のかつての見合い相手で、籐吉の親友でもあった「伊能栞(いのう・しおり、演:高橋一生)」は、トーキー映画を扱う映画会社から不動産、百貨店など手広く手掛ける「伊能商会」を経営しつつ、北村笑店の役員として「てん」を支えています。

「風鳥亭」の元席主「亀井庄助(かめい・しょうすけ、演:内場勝則)」は北村笑店の従業員のままのようです。

「万丈目吉蔵(まんじょうめ・きちぞう、演:藤井隆)」は、現在は芸人を辞めて北村笑店文芸部の部長として、漫才のネタを書く作家業に専念、吉蔵の妻「万丈目歌子(まんじょうめ・うたこ、演:枝元萌)」は芸人からカフェ「マンマン」の経営者の専業に戻っています。

かつては「てん」のライバルだった「杉田楓(すぎた・かえで、演:岡本玲)」は、北村笑店文芸部に入って主に「ミス・リリコ・アンド・シロー」のネタの台本を書いています。

藤吉の芸人時代からの仲間で、しゃべくり万歳でお笑い界のトップに立っていた「キース(演:大野拓朗)」と「アサリ(演:前野朋哉)」はコンビを解消、キースは東京で新しいコンビを組み活躍し、アサリはピンの漫談家として活動することになりました。

「岩さん(がん・さん、演:岡大介)」は芸人のまま?

「てん」のライバルとして籐吉のことを好きであり続けた「リリコ(演:広瀬アリス)」は映画俳優から女芸人に戻って、栞が連れてきた「川上四郎(かわかみ・しろう、演:松尾諭)」と「ミス・リリコ・アンド・シロー」として「しゃべらん漫才」のお笑いの新機軸を打ち立て、「北村笑店」の看板芸人になっていました。

しかし、22週で四郎が中国は上海の楽団に誘われ、四郎の夢を叶えるためにリリコは四郎と結婚し、一緒に日本を離れて中国へと旅立つことにしました。

「てん」たちもリリコたちを応援し、北村笑店の籍は外さずに、中国での活動を応援することにしています。

 

 

隼也とつばきのその後

隼也は、世界的に大成功を収めているマーチン・ショウの、偽代理人から詐欺に遭ったときに知り合った「加納つばき(かのう・つばき、演:水上京香)」と恋に落ちました。

ところが「つばき」は「中之島銀行」の頭取の娘で、跡取りであることが発覚、しかも許嫁までいて、結婚の日取りも決まっていました。

中之島銀行は「てん」たち北村笑店のメインバンクで、許嫁がいる娘と恋仲だとわかれば、取引を破棄されるかもしれない。

隼也は北村の跡取りで「つばき」は中之島の跡取り、この2人の恋は許されないものでした。

2人が選んだ道は駆け落ちで、お互いがお互いの家から勘当された……というのが22週までだったと思います。

23週では、風太の家に名前が書かれていない手紙が、定期的に届いています。

明らかにそれは隼也からなのですが、誰からだろうなと風太とトキは白々しい演技をし、「てん」の前で読み上げることで、近況報告を母親に伝えてあげています。

「てん」も知らんぷりをしていますが気になるようで、報告をしてくれている間、席を離れることはしません。

手紙によると、隼也は工場で働いていて、「つばき」との間に「藤一郎」という名の男の子も産まれています。藤一郎はハイハイをするくらいだそう。

手紙を読み終えると、風太は藤吉の仏壇にお供えをして仕事に出かけていきます。

風太たち一家は毎朝、「てん」の家に来ては藤吉の仏壇に手を合わせることが日課となっていますから、その流れで隼也の近況報告をしています。

「てん」は風太たちが家を出ていってから、その手紙の内容について藤吉(の仏壇)と話しているようでした。

 

 

わろてんか隊

1939年というと「日中戦争」が始まっていて、戦火は拡大の一途をたどっています。

日本においてもその影響は色濃く出てきていて、北村笑店や伊能の映画会社では、軍から国策に沿う内容の演芸と映画を製作するように要請を受けていました。

簡単にいえばプロパガンダの肩入れをしろということでしょうか。違っていたら申し訳ありません。

「てん」は楓が以前勤めていた新聞社から、中国の戦地にお笑いの慰問団を派遣して欲しいという話を持ちかけられます。

「てん」は当初、戦地に芸人を派遣することを反対していましたが、お国のために貢献することが北村にとって一番大事だと説得され、「わろてんか隊」を結成することになります。

「わろてんか隊」は中国は上海へと派遣することになりました。

「わろてんか隊」のメンバーは志望者を募り、結果、隊を率いるのは風太、隊員は東京から戻ってきたキースとアサリでのコンビ再結成、吉蔵と歌子の夫婦漫才もコンビ再結成をして、計5名で向かうことになりました。

そして上海では、風太がリリコと再会し、夫の四郎も加わり「ミス・リリコ・アンド・シロー」も再結成をしていました。

リリコも四郎も北村笑店の籍を抜いていなかったことで、陸軍から慰問団の一員に追加で加わることが許可されています。

 

 

リリコと四郎の上海での生活

どうやら、四郎が加わった上海のオーケストラ楽団は解散してしまっていたようです。

リリコが言うには、「外国人ぎょうさん詰めてたさかい、世の中が何や怪しくなっきて解散してしもうたんや」ということでした。

四郎は130話現在バーでピアノを弾いて生計を立てていて、それだけではお金が足りないからリリコは近所の食堂で働いていると。

自分で決めた道だから、苦労でもないし惨めでもないと気丈に振る舞ってはいたものも、リリコが風太の元を面会に訪れたときは、日本に居たときのような派手な化粧や服装はしておらず、質素な出で立ちでした。

 

 

おわりに

リリコと四郎の再登場とミス・リリコ・アンド・シロー再結成については、作中では3年ほどの月日が経過しているので、風太たちにとっては久しぶりなのでしょう。

しかし視聴者の私としては、リリコと四郎は先週大阪から上海に旅立ったばかりなので、彼らが再登場をしても久しぶりという感慨は全く起こりませんでした。

ドラマに置いてけぼりを食った感。

3月末で『わろてんか』も終わりですから、とすると残りはもう3週間くらいですよね。

そういう時間的な制約があって急ぎ足になる気持ちはわからなくはないですけど、このドラマの初期から続いているダイジェストを見せられている感覚は最近より一層強まっています。

 

131話以降はどういう展開になるのでしょう?

リリコに手紙を渡した兵士はおそらく戦死してしまうでしょうし、リリコは芸人に戻ることを選ぶ展開は予想できますけど……。

予想がつかないですね。栞が映画製作で苦労するだろうなくらいで。 

 

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