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ココロと赤ちゃん、世界が都市を捨てた理由、夏に見えるオリオン座。ダリフラ世界には恐ろしい過去が隠されていそうです - アニメ『ダーリンインザフランキス』7話の感想

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毎週土曜日23:30より、TOKYO MXにてアニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』が放送されています。

2018年2月24日の放送は第7話「流星モラトリアム」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

目次

 

 

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アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』

TVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」公式サイト

 

2018年2月24日の放送は第7話 「流星モラトリアム」でした。

 

 

登場人物のおさらい

アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』の主な登場人物のおさらいです。備忘録。

オトナとコドモという名称が登場しますが、これは進化した人類のことを指す言葉だそう。

コドモは全てコードナンバーで呼ばれています。

 

 

主人公・ヒロイン

本作の主人公は「ヒロ」、コードNo.016。

ヒロインは「ゼロツー」、コードNo.002。

ヒロとゼロツーのペアが操る「フランクス(ガンダムでいうところのモビルスーツのこと)」の名前は「ストレリチア」です。

 

  • ゼロツーは謎の巨大生命体「叫竜(きょりゅう)」の血を引いている存在らしい。
  • ゼロツーのパートナーになった人間は3度以上一緒に乗れていないらしい。

 

上記2点がゼロツーの鍵を解くキーポイントになっているはずです。

  

他のコドモたち

ヒロたち13部隊のコドモたちの名前は全て、ヒロがコードナンバーから語呂合わせで名付けたものです。

 

「イチゴ」、コードNo.015。ヒロの幼馴染み。

イチゴのパートナーが「ゴロー」、コードNo.056、ヒロのルームメイト。

イチゴとゴローのフランクスは「デルフィニウム」です。 

 

「ミク」、コードNo.390。

ミクのパートナーが「ゾロメ」、コードNo.666。

ミクとゾロメのフランクスは「アルジェンティア」です。

 

「ココロ」、コードNo.556。

ココロのパートナーが「フトシ」、コードNo.214。

ココロとフトシのフランクスは「ジェニスタ」です。 

 

「イクノ」、コードNo.196。

イクノのパートナーが「ミツル」、コードNo.326。

イクノとミツルのフランクスは「クロロフィッツ」です。

 

APE作戦本部関係

人類を統治している機関「APE」の人たちです。

APE作戦本部パラサイト管理官の「ナナ(7?)」とAPE作戦本部都市防衛作戦司令官「ハチ(8?)」、「フランクス博士」などがいます。

フランクスのクスは「X」だとすればギリシャ数字の「10」になりそうです。

 

パラサイトのこと

「パラサイト」とはフランクスに搭乗・操縦する者たちの総称で、パラサイトのうち女性を「ピスティル」、男性を「ステイメン」を呼ぶとのことです。

 

 

第7話「流星モラトリアム」

7話は水着回でした。

前回6話での叫竜との戦いが終わり、休暇をもらった13部隊のコドモたちが海へ遊びに行っています。

ヒロたち13部隊のコドモたちは、移動要塞都市「プランテーション」の「13都市」、その中にあるパイロット居住施設「ミストルティン」でヒロたちが生活をしています。

13都市がリアル海の近くへ移動し、そこからヒロたちが歩いて浜辺へと向かったようでした。

コドモたちだけで、です。

 

 

ヒロが13部隊のパイロットへ

6話における叫竜との戦いに勝利し、その勝利に大きく貢献したヒロは晴れて13部隊のパイロットに正式に認められました。

ゼロツーもヒロと一緒に13部隊に配属されていて、それは2人がパートナーとしてオトナたちに認められたことをも意味します。

当然のことながら、彼らのフランクス「ストレリチア」も13部隊の管轄下に置かれます。

前回からフランクス博士が13都市を訪れていて、7話でヒロが初めてフランクス博士と面会していました。

そこでフランクス博士から……

「己の感情までは喰われるな。今後もずっとパートナーを続けていきたいならな」

「後にお前自身が苦しむことになる」

……と言われていました。

その意味はまだわかっていませんけど、心に留めておいた方が良さそうなセリフです。

 

 

「現代」の都市

浜辺で夏を満喫しているコドモたち、その中のミツルが浜辺から少し離れた場所に「現代」の都市の跡を見つけました。

「現代」の都市とは、あくまで当ブログの便宜上の呼び名です。

2018年現在のリアル私たちが暮らしているような町並みがそのまま残されていたのです。

 

しかし、町には人間は一人もおらず、人間どころか猫や鳥などの動物もいない様子で、そのせいで草木が伸び放題、荒れ放題です。

町は以前、そこに市井の人々の生活があったであろうことを匂わせるだけで、今は生活の痕だけが取り残されている抜け殻のようでした。

といっても何十年も放置された感じではなく、数年から長くてもせいぜい5,6年ほどのように私には感じられました。

 

ヒロたち13部隊のコドモたちはその町のことを全く知らないようで、好奇心から町を散策というか探索しています。

町を見渡せるような小高い丘の上に建てられた洋館(?)があり、その内部の様子は自分たちが暮らしている13都市のミストルティンに似ている、と彼らは感じています。

まるでこの町がモデルに私たちの寄宿舎が作られているみたい、と。

 

13部隊で唯一人、ゼロツーだけが都市が残されている理由を理解しているようで……

 

「捨てたんだよ。かつて人間たちが地上で生活し、そして捨てた。世界中にはいっぱいあるよ。こんな所……」

 

……と皆に教えています。

 

 

ココロとはじめての出産

フトシのパートナー、ココロが一人、洋館の内部でうろうろとしていると、ある部屋の床に何か落ちているのを見つけました。

ココロがうろついていた部屋は、受付や投薬と書かれた戸があり、洋館がが病院であったことを示しているようです。

ココロが拾ったものは小さな冊子で、表紙に付着した塵や埃を手で取り払うと、表紙には「はじめての出産 〜産まれてくる赤ちゃんのために〜」と書かれていました。

ココロには言葉の意味がわかっていません。

 

実は、ヒロたちコドモは、キスの言葉も知らないし、言葉の意味もわかっていないのです。

キスも知らないのですからその先のことも知らないのです。

何故知らないのか?

オトナたちが教えていないから。

何故教えていないのか?

その理由を知ることは、前述した「現代」の都市と共に、この『ダーリン・イン・ザ・フランキス』世界の謎を知ることに繋がるはずです。

 

ココロは冊子を持ち帰るでしょうし、その内容を読んで妊娠・出産・育児のことを知ることでしょう。

今回のこのエピソードにより、ココロが誰か、おそらくパートナーのフトシ(あるいはミツル?)とその行為をして、妊娠までするフラグが立ったことを示していると感じられます。

コドモに子供ができた場合どうなるのか……知ったオトナたちはコドモと子供をどうするのか……非常に恐ろしいことが待っていそうです。

 

 

人間は何故地上を捨てたのか?

町の探索を終えビーチに戻ると、いつの間にかバーベキューの用意ができていました。

食べたあと、焚き火を囲んで皆で「現代」の都市のこと、ゼロツーの言葉のことを話しています。

 

「人間は何で地上を捨てたのだろう?」

「何でって住めなくなった事情があったからだろ?」

「でもこんなに広くて綺麗な景色もあって、こんな世界があるんだって驚いた」

「それはミストルティンにだってあるし」「外には叫竜がいる」

「もし、人間がマグマ燃料を掘り起こさなかったら、叫竜たちは現れなかったのかな?」

「パパたちを疑うんですか?人間を叫竜から守るため今のプランテーションに移り住むことを選んだ、素晴らしいことじゃないですか」

 

……こういう会話がありました。

ここからは私の考えですけど、外の世界を捨てた=人間には住めない環境になった、だと思います。

『風の谷のナウシカ』のようなことです。腐海。

コドモたちはパパたちオトナに「造られた」、それも人間には住めない「現代」の都市でも普通に生きていけるように造られたのではないでしょうか。

ヒロたちコドモはナウシカのような存在かもしれない。

過去に、ナウシカでいう「火の7日間」のような戦争や、あるいはエヴァでいう「セカンド・インパクト」のような、何か大きな出来事が起こって、それ以来、地表は私たちのような「人間」には住むことができない環境になってしまっている。

そういう可能性があるかなと感じられます。

 

 

夏のオリオン座

夜、ヒロとイチゴが2人で夜の浜辺を散歩することにしました。

そこでイチゴがオリオン座を指します。

それを見て、ヒロは「昔、オリオン座は冬の星座代表って言われていたらしいよ」と言いました。

そう、ヒロたちは水着で海を泳いでいましたから、夏のはず……でも夜空にはオリオン座が見られます。

これもおそらく過去に起こった「火の7日間」や「セカンド・インパクト」のような出来事が原因でしょう。

それにより地軸が大きくズレた可能性がありそうです。

 

 

オリオン座の15番星はイチゴの星

オリオン座の15番星はイチゴの星だそう。イチゴの由来はコードNo.015ですからね。

そのイチゴの星は暗い星で肉眼で見ることが難しいのです。

いつか施設を出たら一緒に見ようと約束していた、そのことをヒロは覚えていました。

イチゴはヒロのことを好きですから、ヒロが言ったことは覚えていて、もちろんイチゴの星のことも本人は覚えていました。

イチゴは、ヒロは覚えていないだろうと思っていたみたいですけど、ヒロはそのことをしっかり覚えてくれていて、それがわかって嬉しかったようです。

「な、何だ、覚えてんじゃん」

とヒロには言っていました(ツンデレ)

イチゴは実はこのとき告白のチャンスでしたが、良いタイミング(悪いタイミング)でヒロに遮られてしまいました。

今回フラグを折ったのは、ゼロツーではなく流れ星です。

流れ星が一斉に流れたことで、ヒロがそちらに気を取られてしまったのですね。

 

 

おわりに

新ED。

今回は戦闘が一切ない日常回です。

また水着回ということで、そちらに注目が集まりがちな回でもありました。

しかし、この7話はダリフラ世界の謎に少し足を踏み入れた回であって、そういう意味で非常に重要な示唆が幾つか忍び込んでいたように思います。

ココロと赤ちゃん、世界が「現代」の都市を捨てた理由、夏に見えるオリオン座。

 

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