ディスディスブログ

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リリコの嫉妬が可愛い。四郎は上海に行ってしまいそうな展開です - 朝ドラ『わろてんか』124話までの感想

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NHK連続テレビ小説『わろてんか』、2018年2月28日放送の124話は四郎の浮気発覚(?)回でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

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『わろてんか』第22週「夢を継ぐ者」

www.nhk.or.jp

 

2018年2月26日月曜日から朝ドラ『わろてんか』は第22週「夢を継ぐ者」の放送が始まっています。

『わろてんか』の時代設定は昭和10年(1935年)の秋です。

本作のヒロイン「北村てん(きたむら・てん、演:葵わかな)」は、17週に夫の「北村藤吉(きたむら・とうきち、演:松坂桃李)」を亡くし、以降「北村笑店(きたむら・しょうてん)」社長に就任しています。

籐吉との間にできた子ども「隼也(しゅんや)」は、アメリカのショービジネスに興味を持ち、通っていた大学を退学して渡米しました。アメリカでは「てん」の義理の母「北村啄子(きたむら・つえこ、演:鈴木京香)」のもとへ身を寄せていましたが帰国していて、北村笑店で働いています。

「てん」の従兄弟の「武井風太(たけい・ふうた、演:濱田岳)」が専務、「てん」の経理を手伝っていた「トキ(演:徳永えり)」は風太と結婚してからは子育て中心に移行していましたが、22週からは再び業務に戻っています。

「てん」のかつての見合い相手で、籐吉の親友でもあった「伊能栞(いのう・しおり、演:高橋一生)」は、トーキー映画を扱う映画会社から不動産、百貨店など手広く手掛ける「伊能商会」を経営しつつ、北村笑店の役員として「てん」を支えています。

「風鳥亭」の元席主「亀井庄助(かめい・しょうすけ、演:内場勝則)」は北村笑店の従業員のままのようです。

「万丈目吉蔵(まんじょうめ・きちぞう、演:藤井隆)」は、現在は芸人を辞めて北村笑店文芸部の部長として、漫才のネタを書く作家業に専念、吉蔵の妻「万丈目歌子(まんじょうめ・うたこ、演:枝元萌)」は芸人からカフェ「マンマン」の経営者の専業に戻っています。

かつては「てん」のライバルだった「杉田楓(すぎた・かえで、演:岡本玲)」は、北村笑店文芸部に入って主に「ミス・リリコ・アンド・シロー」のネタの台本を書いています。

藤吉の芸人時代からの仲間で、しゃべくり万歳でお笑い界のトップに立っていた「キース(演:大野拓朗)」と「アサリ(演:前野朋哉)」はコンビを解消、キースは東京で新しいコンビを組み活躍し、アサリはピンの漫談家として活動することになりました。

「岩さん(がん・さん、演:岡大介)」は芸人のまま?

「てん」のライバルとして籐吉のことを好きであり続けた「リリコ(演:広瀬アリス)」は映画俳優から女芸人に戻って、栞が連れてきた「川上四郎(かわかみ・しろう、演:松尾諭)」と「ミス・リリコ・アンド・シロー」として「しゃべらん漫才」のお笑いの新機軸を打ち立て、「北村笑店」の看板芸人になっています。

 

 

四郎の浮気が発覚?

実はミス・リリコ・アンド・シローの四郎が浮気をしているのではないかとリリコは疑っています。

123話で四郎が綺麗な女性と2人でどこぞへと消えていったところを、リリコは見てしまったのですね。

 

 

2人は21週の最終話、121話で恋人同士になっています。

付き合って幸せを感じていたのに……。

 

後日、風鳥亭の楽屋で、リリコが四郎に向かって「あの女、誰?」とストレートに問い出しました。

 

四郎 「お前が思ってるような関係とちゃうで!(汗)」

リリコ「ほな、どんな関係?(真顔)」

四郎「いやいやいや……せやからホンマに何もないんやって! よう考えてみいや、あんなべっぴんさんが僕のことを好きになる訳ないやろ!」

リリコ「何や、うちが不細工いうことかっ! そういうことやな!(怒)」

 

と言いながらリリコが四郎の両頬を引っ張っていました。

完全に嫉妬です、本当にありがとうございました。

 

 

新世紀藝能の引き抜き?

そんな夫婦喧嘩(?)に出くわした「てん」は、2人を落ち着かせてから事情を聞きます。

リリコは喧嘩の原因は「女」だと、四郎に女ができたと言いました。

当然ながら四郎はそれはリリコの誤解だと全力で否定します。

リリコは負けじと、何が誤解だ、昨日女と会っていたくせに、どの口が言うとんねん! とやり返します。

 

そのときの喧嘩はそれで終わっていました。

その後「てん」たちは亀井を使って四郎を尾行し、やはり女性と会っていたことを突き止めます。

「てん」たちは最近、東京の「新世紀藝能」なる北村のライバル会社が、北村笑店お抱えの芸人を引き抜こうとしている動きを気にしています。

四郎もその新世紀に引き抜かれそうになっているのではないかと疑っているのです。

備考を終えた亀井の報告によると、四郎は引き抜きではなく単に女と会っていただけで、それとわかった「てん」や風太は安堵します。

……が、間の悪いことに、亀井の報告をリリコが聞いてしまって、大きな問題に発展しました。

 

 

四郎の浮気の真相

「てん」と風太と亀井の立ち会いのもと、リリコと四郎は話し合いの場を持つことになりました。

そこで四郎は、その女性は昔の楽師仲間で現在上海でオーケストラを結成する話が持ち上がっているため、昔なじみの四郎を誘いに来たのだと白状しました。

昔の仲間だったから無碍に断れず話を聞いただけで、四郎としては芸人を辞めるつもりは毛頭ない、もちろん浮気でもないと主張します。

リリコが浮気だと疑うものだから大事になってしまい、真相を打ち明けられづらくなったということでした。

 

事情を知った「てん」たちは何だ〜と安堵するのでしたが、当のリリコと四郎の表情は冴えません。

 

おそらくリリコは四郎の話の内容や表情を見て、彼は本当は上海に行きたいのだとわかったのではないかと思います。

四郎の真意がわかったリリコがどういう行動を取るかは、彼女の一途な性格を考えればもう一つしかないです。

それは「ミス・リリコ・アンド・シローを解散して芸人も辞めて四郎を上海に行かせてやること」です。

そして自分も四郎に付いて行く、と言うのではないでしょうか。

これはあくまで私の予想であって正解かどうかはわかりません。

 

美女が冴えない男(失礼)に嫉妬をする様は何でしょう、夢があって好きです。

 

 

隼也とつばき

21週まで盛大に引っ張っていた、アメリカのみならず世界中でヒットしているレヴュー「マーチン・ショウ」は、無事に日本公演が開催されたみたいです。

しかし残念ながら、ショウの映像はドラマでは全く見られませんでした。

あれだけ引っ張っておいて……と全国の視聴者から総ツッコミが入ったことでしょう。

 

日本公演のそもそもの立案者は隼也でした。

ところが功を焦ってしまい詐欺に引っかかり多額のお金を奪われたことで、以降、直接企画に参画することはできなくなっています。

 

詐欺代理人の通訳をしていた「加納つばき(かのう・つばき、演:水上京香)」は帰国子女で、彼女もまたマーチン・ショウに興味をいだいている一人で、意気投合して仲良くなった隼也を手伝っていました。

ところが、ある日、「つばき」は自らが「中之島銀行」の頭取の娘であること、許嫁がいて結婚の日取りが決まったことを隼也に告白して、彼の前から姿を消しています。

お互い既に好き合っている状態だったはずで、それ以上は踏み込めないと判断してのものだったようです。

中之島銀行は、「てん」たち北村笑店のメインバンクで、許嫁がいる娘と恋仲になったと知られたら大事です。

特に風太は隼也を「つばき」から引き離そうとしていて、隼也も一旦は彼女への想いを封印していました。

 

124話では、「つばき」のことを振り払おうと北村笑店で懸命に働いている隼也に、ある老婆が訪ねてきました。

老婆は「つばき」の世話をしている婆やで、「つばき」お嬢様は未だ隼也のことを想っているから、お嬢様に踏ん切りをつけてやってくれないかと言うのです。

実は、隼也は「つばき」が近々結婚することを新聞の報道で知っていました。

婆やの願いを聞き届けたのか、「つばき」に手紙をしたためて送ります。

手紙の内容は、「つばき」の結婚を祝い、自分も結婚が決まった、お互い家を継いで頑張りましょう、お互い良い家庭を築きましょう、というものでした。

もちろん隼也には結婚相手などいません。

婆やの願いを聞いて、「つばき」に諦めさせよう(自分も諦めよう)と嘘をついたのです。

「つばき」は隼也の手紙を読んでどのような行動に出るのか……は次回以降です。

 

 

おわりに

先週末の次週予告を観る限り、好きな相手が結婚すると知った「つばき」は、自分の結婚を受け入れようとはしないと思います。

隼也が「てん」に謝る様子がありましたから、隼也と「つばき」は駆け落ちをするのでしょうね。

 

リリコと四郎は上海に行ったとしても、その先のことを考えると憂鬱になりますね。

もう少しで日中戦争が始まるから。

124話時点で昭和10年、日中戦争が昭和12年から始まったと思いますから、猶予は2年しかないのです。

 

そういえば、先週土曜日の放送で、四郎がリリコに告白をしていたシーンがありましたが、あの告白シーンは『めぞん一刻』の五代のプロポーズを想起させますよね。

確か「僕のためにみそしれる」でしたっけ?

「僕のために味噌汁を作って欲しい」がプロポーズの言葉だと気が付かなかった管理人さんは、自分の夕飯のために作った余りものの味噌汁を五代に出してしまうのですね。

犬の惣一郎さんのために使うつもりだったはず。

五代は管理人さんには遠回しのプロポーズは通用しないと反省し、管理人さんも味噌汁なんて食べていないでさっさとプロポーズをしてくれればいいのにと不満を覚える、そういうシーンでした。

『わろてんか』の四郎の告白が『めぞん一刻』をパクっているとかそういうことではなく、私はあのシーンで『めぞん一刻』を思い出したというだけです。

 

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