2018年2月24日土曜日15:00より、Eテレにて『猫のしっぽ カエルの手 2018 〜冬 春 京都・大原 ベニシアの手づくり暮らし~』が放送されていました。
ショックな内容でした。
目次
Eテレ『猫のしっぽ カエルの手 京都・大原 ベニシアの手づくり暮らし』
Eテレで放送されている『猫のしっぽ カエルの手 京都・大原 ベニシアの手づくり暮らし』とはどのような番組でしょうか。
豊かな自然に囲まれた京都・大原で手作り暮らしを楽しむ、イギリス出身のベニシア・スタンリー・スミスさんの1年を追うシリーズ。今回は2017年春の暮らしを紹介する。
番組説明です。
今回はベニシアさんの、寒い冬の大原での暮らしぶりなどが紹介されていました。
薪ストーブ(まき・ストーブ)用の小枝を集めに近所を散策したり、ハーブティーを作ったり、引っ越してきた当時からあった家の鬼瓦について知るために瓦職人さんの工房を訪ねたり、昔なじみの友人を訪ねに奈良県へ行ったり、その方と奈良の森を散策したり、仏像を彫る仏師の肩に会ったり、大変充実した放送内容でした。
ベニシアさんが目の病気に?
ベニシアさんが20年来の友人を訪ねに奈良県へと赴いた際に、その友人との会話でショックを受ける告白がありました。
その方は、アイガー北壁を登攀(とうはん)したりした経験を持つ日本のトップクライマーの一人で、日本のアウトドア用品開発の先駆け的な存在でもあるそうです。
「辰野勇(たつの・いさむ)」さんと仰る方です。
告白は森のハイキングを終えた後に、辰野さんの家の庭でお茶をしているときにありました。
まず、ナレーションで「(辰野さんが)最近、ベニシアさんの目の調子が悪いことが気になっていた」と語られます。
辰野勇(以下:辰)「この間本当久しぶりに会ったでしょ? 大坂で。で、挨拶しようと思ったら最初キョトーンとした顔をして」
「何か目がね、見えにくいって言ったから、僕の顔もなかなかちょっと最初気が付かなかったみたいで、『え?!』と思ってちょっとドキッとした」
「で、お話を聞いたら何か病気になったって……」
ベニシア(以下:ベ)「まぁ、最初は目が悪いって(医者に?)聞いて知ってたんだけど、でも目だけじゃないんだってわかったんだよね」
「脳が昔(?聞き取れず)で、いつから始まったのかまだわからないので……で、どのくらいあるのかもわからない」
辰「具体的には記憶が少し……」
ベ「うん、記憶が」
辰「薄らいでいくとか」
ベ「うん。でもあるもの。疲れているときは戻ってくるときもあるし」
という会話がありました。
辰野さんには酷な役回りでしたね。
番組内で病気や症状のことを視聴者に説明するために、あえて辰野さんが聞き役を引き受けたかのように受け取れるシーンでした。
記憶障害も?
上記の会話の後、ナレーションで補足がなされていました。
ナレーションによれば、ベニシアさんの症状は「進行性の視覚障害や記憶障害」だそうです。
「最初はすごいショックでね。何でこうなった、って感じで」
「でも後で思ったのは、それはもう運命みたいなものですから、どうしたらいいかなと思った、自分で」
「落ち込んでもいい、というところもあったんだけど、でも何か負けたらあかんと思って」
「大丈夫って思ったら、心の中に大丈夫っていうか、どうせいつか死なないとあかんのだから(笑)」
ということをベニシアさんは仰っていました。
辰野さんも大腸がんを患った経験があり、病気だとわかったときにショックを受けたことを明かしています。
それを受けてベニシアさんは……
「私も最初同じだった。でもこれでこの気持ち、嫌だと思ったんだよね。これ、絶対逆さまにしないと何とか」
……と仰っていました。
聞き取れなかったり聞き間違えていたりする箇所があるかもしれません。
2人の会話はその後も少し続いていました。
ベニシアさんの、これからも日々を生きていこうとする決意表明のような言葉を話していたかと思います。
病名は何か?
ベニシアさんの病名についてはハッキリ語られていませんでした。
ベニシアさんから病名を言うつもりはなさそうでしたし、言う必要も義務もないでしょう。
ただ、進行性の記憶障害と聞いて思い浮かぶ病気はありますね。
元気がない
今回の放送で感じられたことは、ベニシアさんに元気がなかったことです。
普段からどちらかというと静かな印象の方ですけど、いつもより活力がないように見えました。
視力と記憶障害のことを聞いた後だから、余計にそのように見えることもあるとは思いますが、心配です。
おわりに
ということで、ベニシアさんの健康状態が心配になる『猫のしっぽ カエルの手 2018 〜冬 春 京都・大原 ベニシアの手づくり暮らし~』の放送でした。
以前より痩せて小さくなったようにも見えますし、心配だ。